HARD BLOW !

村田、金メダル!!  -ロンドン五輪ボクシング-

観戦記20120812 by いやまじで

ついに迎えたロンドン五輪ボクシング競技ミドル級決勝。日本の村田選手とブラジルのファルカン選手の対戦。

ファルカンは決戦の舞台に向けて集中を高めながら入場。村田はいつも通りの笑顔。なんで?というぐらい明るいですね。弾むような足取りです。

1R 準決で足を使っていたファルカンは頭を付けて前に出る戦い。村田は準決までとやや異なるリズム。ボディ・ボディ・顔面ではなく顔面・顔面・ボディ、ボディ・顔面・顔面。ボディ警戒の相手の裏をかく形で5-3とリード。

2R ファルカンが足を使う戦いに変更。巧みに距離をとって盛り返し、このR5-4、トータル8-9の1ポイン差に追い上げる。

3R ファルカンはボディがきいたかホールディングの反則で減点2。村田はファルカンの激しい動きと速いコンビネーションで受け身になるも、持ちこたえ、最終盤に決定的な右を顔面に決める。終了のベルが鳴った瞬間、村田は勝利を確信したガッツポーズ。

判定は1ポイント差ながら村田の勝利をコール!! およそ半世紀ぶり、五輪ボクシング史上2人目の日本人ゴールドメダリスト誕生の瞬間を、村田はホッとしたような表情で迎えました。

昨年の世界選手権1回戦で村田がファルカンを破った試合を見ると、体の強さで村田が圧倒していました。しかし今大会のファルカンは重心が低く、パンチに体重がのり、動きもシャープになっていました。一方、村田もパワーアップとフットワーク向上が見られ、双方が実力を伸ばしてきている。私の予想では村田の勝機大というものでありました。

昨年の世界選手権2位の村田選手、プレッシャーはあったようですが、コメントを伝え聞く限りこの五輪は金メダルを狙って獲りにいったようです。この精神力は素晴らしい。

しかし何といってもミドルという階級での勝利が評価されます。日本国内では練習相手もままならない状況。にもかかわらずフィジカルで常に相手を上回り、ガード中心ですがディフェンス技術にも優れ、勝負所では強いパンチを正確に決めた。修練の賜物という他ありません。

終盤にさしかかった五輪、日本に明るい輝きをもたらした村田選手の金メダル。

私にとってはアマチュアボクシングの面白さを教えられた2012ロンドン五輪でありました。

PS せりしゅんやさんのブログも大変参考になりました。

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