HARD BLOW !

健保金記事二題

先日ご紹介した週刊朝日の記事、ネットで読めるようになっておりました。朝日新聞社が運営するニュースポータルdotさんで読めます。

「恥を知るべき」 ボクシング「健保金」“不正流用”疑惑に金平副会長が怒り

現代ビジネスの一連の記事をまとめたような内容ですが、記事中の浦谷統括本部長(笑)のコメントが大変衝撃でありました。

以下に引用いたします。

 一方、JBCの見解を問うと、浦谷統括本部長は次のように語った。

「健保金を一般会計に入れた時点で、『基金』という概念はなくなり、健保金の『相当額』と呼んでいます。専用口座も存在しません。協会の一部の方が確認した口座の残高がたまたま2242万円になっていただけで、健保金の相当額は、会計上は4千万円以上あることを説明しました。(『善処します』と言ったかは)記憶にありません」
(引用以上)

この残高2242万円の口座とは、健保金の制度変更の際に協会の要望を受けて、2013年に開設された健保金用の口座であります。

6月20日にJPBAの渡辺会長、松尾会長、金平会長がJBCに乗り込んで「健保金の残額をはっきりさせんかいな」と迫ったところ押し問答となり二時間余り折衝した結果JBCが開示した金額が2242万円であります。浦谷氏はなんでまたこのような経緯を無視して

協会の一部の方が確認した口座の残高がたまたま2242万円になっていただけで

などといけしゃあしゃあと仰るのでありましょうか?もし浦谷氏の説明が正しいなら、なにゆえ「たまたま」そういう金額になってる口座を、意味も無く協会側に開示したのでしょうか?なぜの嵐であります。

しかしこの程度の発言で驚いていては、『浦谷ワールド』の真価は味わえません。

昨年来健保金問題を追及してきた『本家』である現代ビジネス掲載の、藤岡雅記者の筆による新記事で描かれる浦谷氏の実像は、更にキツ~いものでありました。

記事への、リンク
   ↓
日本ボクシング界最大の危機!? ジムと運営組織が「全面戦争」へ

記事中、先日のJBC緊急理事会において、理事として出席した東京ドーム会長の久代信次氏と東京ドームホテルの元社長の土屋誠次氏が、協会側の提案を悉く否決した経緯が詳述されております。労働事件や名誉毀損事件で敗訴を連発する問題職員だらけのJBCを、全国的に有名な上場企業の幹部社員が全力で援護射撃する姿は、コンプライアンス全盛の空気の中で一際異彩を放っております。

株式会社東京ドームはホームページに置いて

「コンプライアンス行動規範」において、法令遵守はもとより、人権を尊重し、差別やハラスメントを行わない旨を定め遵守しています。

と高らかに宣言されていますが、会長である久代氏はそのような行動規範からは除外されているのでしょうか?久代氏の前任者としてJBCのコミッショナーも務めた林有厚氏が社長だった2002年に起こった、暴力団への利益供与事件の教訓は、株式会社東京ドームでは生かされていないのでありましょうか?大変心配でございます。

こちらの記事中でも、浦谷統括本部長のありがたい肉声に触れることができます。以下に引用いたします。

筆者は先月、浦谷統括本部長に1時間半に渡るインタビューを行った。こうした疑問点を尋ねると、浦谷氏はこんな説明をするのである。

Q:15年7月17日にJBCが協会に送付した秋山弘志理事長名義の文書には「健康管理見舞金の基金が問題なく維持されている……」という文言がある。秋山さんは基金だと言っているが、なぜ今、「基金じゃない」というのか。

浦谷氏:「(健保金については)僕らだって分からなかったんです。秋山さんも分からないから」

Q:この文書は誰が作ったのか?
浦谷氏:「だいたいはウチの顧問弁護士が作っています」

Q:だったら弁護士も分かっていなかったということですか?
浦谷氏:「それも、そうです……」
(引用以上)

健保金は分からない!この人一体何を『統括』しているのでありましょうか?JBCのガバナンスの崩壊状況は、このコメントからも明らかでありましょう。

名レフェリーと言われた浦谷氏でありますが、レフェリーに求められる素養とスポーツの統括団体の長に求められる素養は全く違うということが、この一連のコメントでクッキリと浮かび上がって来たのでありました。

三連休は雑事に追われる(旧徳山と長谷川が好きです)

Comment

幻 says... ""
現代ビジネスの最初の文を読んで、JBC関係者ってバカの集まりなんかと思いましたが、1秒後に前から当たり前に分かってたことだと再度理解しました(笑)というよりも、なんでこんなにバカなのかが逆に理解出来ません。ぶっちゃけ給料いくら貰ってるんですかね?こんな体たらくで。
2016.09.18 15:50 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
まあもはや分かりきってることではあるのですが、やはり脱力しますね。

浦谷氏については、世間のイメージと実像に、か~なり差があるなと言うのが私の感想でございます。
2016.09.18 17:50 | URL | #- [edit]
B.B says... "メディアの追及は止まらない。"
記事お疲れ様です!

現代に続いて朝日だけでなく他誌も追及の準備をしているようです。
JBC問題の当事者とも言えるボクシングマガジンさえも健保金問題等を書かざるを得なくなった状況を考えますと、完全に潮目が変わったと感じます。
JBC不正問題はいよいよ社会問題になります。

さて、現代ビジネス記事を改めて読みますと、秋山浦谷両氏の無能ぶりには、あまりに情けなく涙が出ます。
健保金維持の重要性も理解できない、コミッションの役目も理解できない、スポーツコミッション中枢という社会的にも重大な責任を負っている事にも気づかない、ただ、保身の為に選手から預かった金を無駄に浪費する。
これだけメディアの厳しい追及を受けてもなお、組織にしがみつこうとしている。
こういう人達には再び司法の手を借りてでも退場して頂くしか方法は無いと思います。

また、この記事の浦谷氏の発言で明らかになった顧問弁護士の存在。
裏で絵を画いたこの人らも、到底許されない。
地位と権力を持った人の罪は更に大きい事を身を持って知るべきです。
2016.09.18 18:07 | URL | #bH1htKmU [edit]
幻 says... ""
普通ならゴシップ系のインチキ記事だと思いますよ。常識的におかしい事だらけですもん。フィクションだと思っちゃいますよ。本当に。
ただ、現実に職員が亀田兄弟を虚偽告訴で完全敗訴しても、その職員がなんのお咎めもないままに業務を行っているという狂った事実がそれらの記事に真実性を与えてくれますからね。
いや、私はその敗訴職員の事実すらも実はフィクションじゃないかと微妙に疑いかけてます(笑)普通ならありえなさ過ぎる事ですからね。
2016.09.18 18:15 | URL | #- [edit]
B・B says... ""
幻さん、僕らずっとそれを訴えて来た訳なんですが、裁判資料とかを元に提示あるいは説明して、やっと理解を得るという状態でした。
普通に考えてあり得んだろう?って皆言います。
2016.09.18 18:39 | URL | #bH1htKmU [edit]
幻 says... ""
後なんですが、現代ビジネスの記事に亀田の裁判は今秋に大詰めを迎えるとありましたが、判決だとちょっと早すぎるから亀田復帰等で和解とかなんですかね?
2016.09.19 22:05 | URL | #- [edit]
B.B says... ""
流れで言うと最後の証人尋問が近いという事でしょうかね。
被告側は複数ですから、もう少し時間は掛かると思いましたが。
仰る通り個々の和解もあり得ますし。
そうなるとJBCは更に追い込まれる事になる。
傍聴したらお伝えします。
2016.09.20 00:03 | URL | #bH1htKmU [edit]

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