HARD BLOW !

読者投稿 ある関係者が見た最高裁判決、健保金問題とJBCのこれから

判決確定後も、遅々として進まないJBCの正常化でありますが、「なんでこうなの?」という当方の疑問に対するアンサーと、「で実際のところこれからどうなる」と言う観測が読者の方より寄せられました。さすが『中の人』と言う感じの、大変明快な分析であります。勉強になりました。

匿名での投稿と言う形になりますが、割とドップリ(笑)と業界にいる方でございます。

読者の皆様に於かれましては、「これ書いてるのあいつじゃね~の?」なんて想像しながら読んでいただけたら...。

というわけで以下に、一切手を入れず原文のまま掲載いたします。

面白いので、今後も記名、匿名問わず「俺にも言わせろ!」と言う、関係者の方の投稿をお待ちしております。

サイドバーのメールフォームより、どしどしコンタクト下さい。

旧徳山と長谷川が好きです

****************ここより本文************************

 私は一ジム関係者だが、本職は中小企業で経理や労務管理などを行っている一会社員でもある。その視点で、JBC問題の論点を、できるだけ客観的に整理したい。また、どうしてここまで事態がこじれたのか、その背景となるボクシング界内部の空気というものもお伝えしたい。

1.安河内氏の裁判について

 最高裁の決定は「JBCによる上告の棄却」であり、つまり昨年6月17日の高裁判決を確定させる、というものである。地裁、高裁とも安河内氏の「降格無効」の判断を下しており、その意味では昨年6月時点にさかのぼった上で、事務局長復職を命じている、と解釈すべきだと思われる。
 すなわち、当時は統括本部長なる役職は存在しておらず、高裁の降格無効判断は安河内氏を権限のある現場トップに戻すべき、という意味を内包している、ということである。
 高裁判決後にJBCが定款を変更し、事務局長の権限を大幅に縮小した上、その上位に新しい役職を新設したのは、やはり乱暴なやり方であったと見られても仕方ない。
 現在の「事務局長」という名前の位置に安河内氏が戻るとなると、実質の降格処分となるので、裁判所の決定に反することになってしまうからだ。
司法判断を素直に受け取るなら、安河内氏は少なくとも統括本部長に就任すべきであろう。
しかしJBC秋山理事長が、司法判断を受け入れることに抵抗しており、膠着状態に陥っているのが現状だ。

普通の社会であれば、4名もの職員を一斉に不当解雇し、その労務裁判で相次いで敗訴(もしくは敗訴に近い和解)という結果になれば、ブラック企業というレッテルを張られることになろう。経営陣に対して何らかの責任を問う声が出てもおかしくない。その点でいうと、ボクシング界の意識は社会から乖離していると言わざるを得ない。
ボクシングジム自体もその大半は超零細企業であり、経営の悪化を理由に、または人間関係のこじれから、トレーナーがあっさり首を切られることも、はっきり言うと日常茶飯事のようにある社会である。ジムの会長たちに、労務管理の重要性を理解させるのは、そもそも不可能に近い。
さらにボクシング界は争い事が絶えない業界ではあるが、このムラ社会の掟として、ご法度なのは「裁判沙汰」「マスコミ沙汰」である。ボクシング人はこの二つだけは、どうしても本能的に避ける行動原理を持っている。これはボクシングの人気が揺らぐ中で、紛争が表に出ることでさらにボクシングの威信が傷つくことを恐れている、という理由もあろう。後述するJBC財政の悪化についても、なぜここに至るまで表面化しなかったのかといえば、一部の関係者が声をあげてはいたものの、それを封じ込める空気が業界全体に存在するからである。
このムラの掟を突き詰めると、裁判沙汰は「起こす方が悪い」という論理につながる。「現代ビジネス」のような記事が出ると、「リークする奴が悪い」ということにもなる。JBCは、安河内裁判においても亀田裁判においても「訴えられたのだから訴訟費用がかかるのは仕方がない」と、大幅な支出増の原因を訴えた側に責任を転嫁する主張をしているようだが、一般の社会からすると論外ともいえるこの主張も、ボクシング界においては違和感なく受け止められる土壌がある。だから、安河内裁判が長期化した上で完敗しても、JBCに結果責任を問う声が大きくならない。心の中では多くの人がいまだに「安河内は裁判まで起こしてボクシング界に迷惑をかけやがって」という気持ちを、ぼんやりと持っているからである。

2.健保金問題(JBC財政問題)について

 私は、これについてはすでに健保金問題ではなく、財政問題と呼ぶべきものになっていると思っている。JBC全体の財政が危機的状況になっており、健保金の保全はすでに不可能、健保金を流用したとしても下手すると2年から3年で組織自体が破たんすると試算されるからである。

 ここ数年のJBC財務諸表をチェックすると、管理費の中の委託費という支出科目が安河内氏失脚翌年から、異様な伸びを見せている。2011年まで200万前後だったものが、2012年1500万、2013年1200万、2014年1500万と、毎年1000万円以上が余計に出ているのが分かる。
 つまりこれが弁護士費用と推測される。
 さらに計4名の職員の不当解雇での敗訴、和解にかかる費用も、雑損失科目や人件費科目の伸びを見れば5千万はすでに支出されていると思われる。
 こうして1億近くもの金が消えたわけであるが、そもそもJBCは規模からいうと1億5千万ほどの正味財産しか持たなかった組織である。その三分の二を訴訟沙汰で失ったのであるから、これを財政危機と言わずして何というのか。現代ビジネスへの回答でJBCは「恒常的に著しい財務の悪化は認められません」と述べているが、恒常的なことなど誰も聞いていない、この数年の急激な悪化を危惧しているのである。
 亀田との係争を続けていく中で、このペースで弁護士費用が支出されれば、JBCはもちろん破産への道を突き進むことになる。ここについての明確な回答がないから、現代ビジネスにも「危機感が希薄」と切り捨てられるのだ。
 2015年末の実質上の正味財産は6300万円となっているが、このうち約5000万円は健保金で、治療費以外の使途は認められないと協会は主張している。それに対してJBCは「健康管理収入は一般収入であり、JBCが何に使っても問題ない」という見解を示している。
 この論争はどちらが正しいのであろうか。
 まず言えるのは、JBCの主張を正当と見なすには、全体の財産を減らさずに運営している、という前提があってのことだろう。例えば保険会社でも、顧客から預かった金は確かに収入として処理し、会社の運営に使える。しかし、全体の資産をわずか数年で3分の一にまで減らすような経営危機が表面化したら、顧客から「我々の預けた金を保全せよ」と突き上げられても文句は言えまい。
 健保金という名目でボクサーから強制的に徴収してきたのだから、「その使途は制限されない」という理屈を持ち出すなら、そもそも全体の財産を大きく減らすような経営をすべきではない。
 さらに言えば、JBCは2014年1月に健康管理見舞金専用口座を新設、そこに約6000万円弱を入金し、以後はこの口座で見舞金の収支を管理する、と協会に約束しているのである。
 経緯を振り返るとこうだ。2013年6月に、それまでの健保金制度を見舞金制度(治療費補助の上限を10万以内に収める制度)に変更する旨をJBCが各ジムに通達。しかし、一部のジムがその通達に対し、疑問を投げかけた。
 曰く「制度を変更するのなら、これまでの制度でいくら積みあがったのか、それをこれからどう使うのか、説明をすべきである」と。また「見舞金制度になることによって、健康管理というコミッションの重要な存在意義をなくすことにならないか」という質問もあった。
 それに対するJBCの回答は「JBCの財務状況はホームページに掲載されているから、それを見ろ」「健康管理は一次的にはジムの責任である」という、とんでもないものだった。
 これに怒ったのが、松尾会長を始めとする地方の協会員たちである。財務諸表を検証して独自に計算したところ1億700万円が健保金の残高であると判明し、この金額を保全するよう要請したのである。
 JBCはそれに対して残高は6000万円しかないと説明した上で、それを別口座に移し、以後はこの口座の資金は治療費以外で使わないと約束した。
 その口座を確定させた時、当時の森田事務局長名義で、「健康管理見舞金口座」と自ら呼称している文書を協会に出しており、これは協会の議事録にはっきりと記載されている。
 つまりこの時点でJBCは、健保金は会計上においては一般収入であっても、実態は基金的性格を持つ、と認めていることになる。
 現代ビジネスの報道によると、結局、この口座から訴訟費用が使われていることが判明し、残額はなんと2200万まで落ち込んでいるという。これは重大な約束違反であり、協会員が怒るのも無理はない。
 松尾会長は浦谷氏らへの刑事告訴を視野に入れているという。これが事件化されるかのポイントは、JBC執行部の特別背任を立証できるかであろう。
 特別背任罪は「組織運営に重要な役割を果たしている者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は組織に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該組織に財産上の損害を加えたときに成立する」と規定されている。
 健保金の訴訟費用への流用が、組織の存続のためにやむを得ぬ処置だったのか、それとも浦谷氏らが自らの保身のために裁判を長引かせ組織に損害を与えたのか、というところが争点になってくるのではないか。
 法律の専門家ではない私には、安易な結論は出しかねるが、気になるのは安河内氏裁判の判決において、浦谷氏が「クーデターの首謀者」と名指しされた上に、JBCの人事は違法だと認定されていることだ。これが特別背任の一つの根拠になり得ないか。
 さらにJBCにとって大問題なのは、JBCは公益認定を諦めたため、現在、特例民法法人から一般法人へと移行する段階にあり、移行法人と呼ばれる今のJBCは、それまでの資産の大半を公益目的の事業で放出することが義務付けられている、ということだ。訴訟関連の費用は明らかに公益目的とは認められないであろうから、裁判によって資産の三分の二を溶かしてしまった現在の状況では、万が一、認可行政庁の厳格な調査が入った場合、、間違いなくJBCに対し強烈な是正命令が発せられるだろう。
 いずれの視点から見ても、健保金問題でJBCの言い分を是とする根拠は、薄弱だと思わざるを得ない。
現代ビジネスやデイリースポーツの記事を見ても分かる通り、この問題に社会の関心も非常な高まりを見せている。ボクサーが命をかけて戦っている真横で、そのボクサーから徴収した資金を使って裁判遊びをしている(とみられる)姿勢は、到底理解を得られないだろう。
健康管理は、ボクシングをスポーツとして存続させるための根幹であり、コミッション制度の核ともなる事業のはずである。JBCには、そのことに真摯に思いを馳せてほしいと願う。

Comment

ウチ猫 says... ""
大変興味深く読ませて頂きましたが、ムラ社会の心理として「ボクシングの威信を傷つけることを恐れ…」のくだりは、正直ちょっと眉唾な感じです。
安河内氏の裁判にしろ健保金の問題にしろ、本当にボクシングの威信を大切にするなら、真っ先に解決すべき問題でしょう。

「いや、あんな些細なことで騒ぐ方が悪い」と"心の底から"思ってるような人は、申し訳ないですが「本物のバカ」か「何らかの意思(悪意)を持ってる人」なのでほっとくとして、大半の人は「あれはまぁJBCが悪いよなぁ」とわかっていながらも「面倒だから何もしないし、真剣に考えもしない」或いは「目の前のことで精一杯で余裕がない」といったあたりが現状じゃないでしょうか。

私も少しだけ経験がありますので、自営業者の辛さはわかりますが、この期に及んでは「未来の若者の為に」とかいう崇高な精神のレベルでなく、「極めて直近の自分の損得」というレベルで考えても、ここで行動を起こさなくてどうする、という段階だと思いますよ。

本当に真剣に考えて頂きたいですね。
2016.07.16 00:15 | URL | #gnBYJsCU [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
財政破綻は目の前なのになんで放置するのかただただ不思議です。
2016.07.16 00:34 | URL | #- [edit]
B.B says... ""
先ず、ご投稿下さいました関係者の方には心より感謝申し上げます。

僕ら外部の人間が考え主張して来た部分と相当に合致する部分と、やはりムラ社会と申しますか、内側の論理が良く理解出来るものです。
ファンとしても考え判断する材料は多ければ多いほど良いに決まっている訳で。
僕らもそれに努め情報をコレクトし読者に提供して来たわけですが、この寄稿は主義主張、意見の差異とは別に大きな説得力として迫って来るものです。
その意味では僕らには越えられないものとも思います。

良く読み返して、一つ一つを考えながら、より良い議論の題材とさせて頂きます。
有難うございました。
2016.07.16 00:46 | URL | #bH1htKmU [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
大変興味深く拝見しました。ありがとうございます。

>ご法度なのは「裁判沙汰」「マスコミ沙汰」

1968年3月にボクシング界初の裁判沙汰が起きてますね。ボクシング・マガジン編集部編『日本プロボクシング史』には、小林 vs. バリエントスの興行権争いから試合を認めるかどうかで「コミッション、東京地裁の見解が分かれた」とあります。結局これは和解に終わりますが、「見解が分かれた」というあたり、マガジン編集部は司法判断とコミッション判断が同等と認識しているのではないでしょうか?

そういうメディアの下で独自に「発展」してきた業界だから、「安河内裁判が長期化した上で完敗しても、JBCに結果責任を問う声が大きくならない」のだと思います。

>「健康管理は一次的にはジムの責任である」

JBCのその見解についてはこちらにオフィシャルの文書が掲載されていますね。
http://boxing2012.blog.fc2.com/blog-entry-255.html

(前の記事のコメント欄でB.Bさんが書かれていた「選手を守る事を第一義に。」というところにコメントを返そうと思っていたら、こちらの記事がアップされたので、まとめてこちらに書きます。すみません。とても遅筆なもので。)

以前、「本邦初!WBFタイトルマッチリポート 山口賢一VS小林健太郎」へのコメントでも触れましたが、自動車レースについての平成15年の東京地裁判決を読み替えるならば、ボクシングの試合ではボクサーの生命、身体に対する危険を伴うことは自明の事柄ですから、ボクサーはそういう危険自体は承知しているものと考えられます。しかしボクサーは関係者らに対する信頼を前提に、関係者らの無過失・不可抗力による事故の発生について自己責任を認識しているにすぎず、これを超えて競技関係者の故意・過失に基づいて発生した事故についてまで自己責任を負うわけではありません。

また、自動車レースとボクシングの試合の大きな違いとして、前者では競技者がレース中に競技を放棄する意思を明らかにするまで競技が続けられるのに対し、ボクシングはタオル投入やセコンドのリング立ち入り、レフェリー自身の判断で試合が止められるスポーツです。当然、JBCのレフェリーはセコンドと同等以上に選手の安全に配慮する義務があります。

コミッションは有史以来、良くも悪くも業界(協会側)の因習と融和しながら存在してきたのであって、これほど一方的な宣言で責任を放棄する時代は初めてではないでしょうか。

>実態は基金的性格を持つ、と認めていることになる。

「20160712 動画 東日本ボクシング協会理事会記者会見」の記事に掲載されていた動画によれば、JBCは基金の有無について業界内外で別の説明をしていますね。信頼回復のための努力さえ放棄しているように感じます。

>健保金問題でJBCの言い分を是とする根拠は、薄弱だと思わざるを得ない。

最近のJBCの言い分は、毎度ながら、そこそこ饒舌な割に中身はゼロですね。
清水智信元選手が休養王者となった際の金子ジムの質問状に対する説明が、このグダグダ感の始まりだったと感じています。
そして、現代ビジネスの藤岡記者への秋山氏・浦谷氏の回答。
さらに今回の健保金についての説明で、業界内外に対して別のことを言っているのが事実なら、少なくとも片方(業界外部の一般社会)に対しては虚偽を述べていることになります。一事が万事、全く信用に値しません。
2016.07.16 01:54 | URL | #7SPhLgiM [edit]
B.B says... ""
>しかしJBC秋山理事長が、司法判断を受け入れることに抵抗しており

さて、初めに気になるのがここです。
業界内でもこれほどに秋山、浦谷両氏への不信感が渦巻き、対して安河内氏の復帰を望む声が高まっている中で、最高裁確定した司法判断に従わないとはどういう事なのか?JBC側の抵抗のその本当の理由が知りたい。

>経営陣に対して何らかの責任を問う声が出てもおかしくない。その点でいうと、ボクシング界の意識は社会から乖離していると言わざるを得ない。
>なぜここに至るまで表面化しなかったのかといえば、一部の関係者が声をあげてはいたものの、それを封じ込める空気が業界全体に存在するからである。

つまりはボクシング界は自浄作用を封殺し、さらに重大な問題は隠ぺいする体質と。
ある程度想像はしてましたが、ここまで明確に述べて頂くとむしろスッキリとします。
やはり、外部の力を借りてでも出す膿は出し切らないと駄目だと改めて感じました。
封じ込める空気の存在とは・・
>ボクシングの人気が揺らぐ中で、紛争が表に出ることでさらにボクシングの威信が傷つくことを恐れている
それは平時においての小さないざこざ程度ならまだ分かりますが、ここまでコミッションが滅茶苦茶な事をやって挙句に破綻しようかというこのボクシング界の一大事に、まだそんな空気があるのか?信じられませんが、いまだに言うとしたらアノ人しかいませんよね?
亀田問題やIBFタイトル問題、4年前の安河内氏の処遇問題などなどご自分の考えをよせばいいのにマスコミに話してる。
それを記者らも慎重に表に出ないように充満させ、そして、ほぼその通り事が進んだ結果が現象として出ている。
この空気の存在こそが、今の混乱の元凶の一つではないかと自分は思います。
業界内の亀田問題は亀田裁判に発展し、タイトル問題はJBCの機能不全を露呈して更に損害賠償事件に。安河内氏排除はJBCの迷走から暴走、そして破綻への道と繋がった。
今のボクシング関係の記者は昔と違って入れ替わりが早いから洩れるんですよ。

>JBC執行部の特別背任を立証できるかであろう。
>「組織運営に重要な役割を果たしている者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は組織に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該組織に財産上の損害を加えたときに成立する」と規定されている。

自分も法律に詳しい訳ではないので今は断定はしませんが、
秋山、浦谷両氏が重要な役割を果たしている事は容易に証明出来るでしょう。
また、組織に損害を与えた事は紛れもない事実であり、一審判決確定後に上告した上で重大な証拠をも提示できずに完全敗訴。
さらに必要以上に裁判を引き延ばした挙句に最高裁で棄却という、これは恐ろしいまでの危機管理能力の無さと言うよりも、保身に狂った末の所業としか考えられない。
ましてやご指摘の通り、二審上告途中にその判決を無視して上位役職を設け実権を握りそこに居座るとは、まさにコミッションの私物化であり、ここでも保身以外には考えられないと思います。
とすると理由は満たされるのではないでしょうか。
ただ自分は告訴が受理されただけでも、コミッションだけでなく協会も相当の痛手を被ると思います。
この事だけでも大手週刊誌は動くでしょうし、都知事があっという間にぶっ飛ぶご時世です。ありとあらゆる所から様々なリークは始まるでしょう。
業界内にもその周辺にも「これはおかしい」と考える人は多い。
こうした事を想像すれば、もう隠ぺいや引延し工作を考えている場合ではない。
ただちに協会の要請を受け入れ、内部調査を始めて責任の所在と問題の原因を究明し社会に対して自浄作用が働く組織であり業界である事を証明する事です。
これが最善の防衛手段と思います。
そして財政も含めた異常事態の修復には安河内氏の再登板。これしかないです。

自分は虚偽と策謀で人を陥れるような人物は許せないが、首謀者である浦谷氏らが安河内氏より能力に優れ、組織改革と健全運営を行いそれまで以上の実績をおさめているならば、あのクーデターにも意味があったとして、ここまで言わないです。
しかし、この4年間を見て下さい。浦谷氏ではもう無理です。
2016.07.17 08:52 | URL | #bH1htKmU [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
対応を放置すると言う方針であればコミッション不要論がより広汎になるだけですね。

というか不要も何も金庫が空になりゃ活動できませんが...
2016.07.17 19:12 | URL | #- [edit]
超変革 says... "1国1コミッション"
JBCライセンスに関してJBC側が亀田との裁判上で興味深い主張をしています。
亀田側がJBCライセンスの発給されないことで損害が発生した事への反論です。

JBC側準備書面 H27.3.16
P.4 市民法秩序と本件「ライセンス」の権利性

被告(注:JBC)のライセンスは、自動車運転免許の如きものではない。自動車運転免許はそれがないと自動車の運転ができないがボクシングライセンスはそうではなく、それがないからといって試合ができないわけではない。即ち全てのボクサーが被告のライセンスなしに日本でボクシングできないわけではないし、被告への加入が強制されるものではない。

 興味のある方は公判資料閲覧をお勧めします。
2016.07.18 18:13 | URL | #- [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
>全てのボクサーが被告のライセンスなしに日本でボクシングできないわけではないし、被告への加入が強制されるものではない。

JBCライセンスなしにリングに上がっていたら、日本人の歴代世界チャンピオンからも除外されていたかもしれませんよね。亀田さんたちじゃなくても協会からは永久追放されていたでしょうし、JBC管轄下の選手とは対戦できないばかりか、JBC管轄下で試合運営に関わった人も処分されたりしたでしょうね。心身の負担も覚悟しなければならないうえに、試合のたびに追い打ちをかけるようにJBC職員が「安全面がどうのこうの」苦言を呈したとかってニュースが配信されてたことでしょう。
山口賢一選手に証言してほしいですね。あ、証言したことで永久追放されちゃいますかね?
2016.07.18 22:09 | URL | #7SPhLgiM [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
>高裁の降格無効判断は安河内氏を権限のある現場トップに戻すべき、という意味を内包している、ということである。

高裁判決は、本部事務局長がJBCにおいて「枢要な役割を果たすことが予定されている極めて特殊な職位」とした上で、安河内さんがJBCの本部事務局長であることを認めています。ですから、司法判断に従うというなら、名称如何を問わず安河内さんを「枢要な役割を果たすことが予定されている極めて特殊な職位」に復帰させるのが筋ですね。

>しかしJBC秋山理事長が、司法判断を受け入れることに抵抗しており

亀田選手関連の裁判が進めば、彼の実像もはっきりするかもしれません。

>一部の関係者が声をあげてはいたものの、それを封じ込める空気が業界全体に存在するからである。

ムラの中での貸し借りにとらわれて半ば自主的に口をつぐんでいる人も相当数いると思います。安河内さんはそういう貸し借りをしなくても、困った状態を改善する方法を模索してこられたのではないでしょうか。急激に水を清くしようと思えばそれもできたかもしれませんが、どんなに時間をかけても反発する人もいたでしょう。
協会側には(貸すほうも借りるほうも)互助組織から先の近代化を拒んできた面があったのだと思います。しかし大半は御恩なき奉公にいそしんでおられるのではないですか(封建制以下)。誰の世話にもならないことは難しいですし、望ましいことでもないでしょうが、誰かの世話に代わるシステムの構築があってこそ、公正な試合運営が可能になるのだと思います。

>「安河内は裁判まで起こしてボクシング界に迷惑をかけやがって」

安河内さんは4年間という時間をかけて「得べかりし利益」(給与)を取り戻しただけですね。慰謝料は30万円です。訴訟費用は4/5はJBCが払うことになりましたが、1/5は個人である安河内さんが負担しています(訴訟代理人弁護士はJBC側が4人、安河内さん側が2人)。
解雇されていなければ、給与が支払われている間に、安河内さん(あるいは過去の事務局長)なら、自らのキャリアにいくつかの功績を加えていたことでしょう。
逆にこの数年、いわば「得べからざりし利益」を手にした人たちは、給与が支払われている間にボクシング界にとってどんな有用なことをしていたのか、自らのキャリアにおいてどんな功績を残したのか、まったく伝わってきません。

>財務諸表を検証して独自に計算したところ1億700万円が健保金の残高であると判明し、この金額を保全するよう要請したのである。
JBCはそれに対して残高は6000万円しかないと説明した上で、それを別口座に移し、以後はこの口座の資金は治療費以外で使わないと約束した。

本来はこの6000万円が1億700万円に近づくよう、JBCは努力をしなくてはならなかったのに、2200万円まで減らしてしまうなんて考えられませんね。私が当事者なら到底納得できません。互助組織でなんとかなったとして、その場合は、公正や公平を求めるのは今以上に難しくなるのではないでしょうか。

>これが事件化されるかのポイントは、JBC執行部の特別背任を立証できるかであろう。

思うことは多々あるのですが、初めの一歩はそこではないかもしれませんよ。
まずは説明責任を果たしてもらったところで材料が揃ってから考えようかなと思いますが。
2016.07.18 22:19 | URL | #7SPhLgiM [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
>被告(注:JBC)のライセンスは、自動車運転免許の如きものではない。自動車運転免許はそれがないと自動車の運転ができないがボクシングライセンスはそうではなく、それがないからといって試合ができないわけではない。即ち全てのボクサーが被告のライセンスなしに日本でボクシングできないわけではないし、被告への加入が強制されるものではない。

浦谷JBCの主張の変遷がひでーですね。直近の裁判と真逆の主張して勝てると思ってるのでしょうか?

安河内が辞めないなら新コミッション作るぞ!
  ↓
新コミッションを画策して一国一コミッションを揺るがせたから解雇だ!
  ↓
JBC以外でプロボクシングやるのは自由ですよ

短期間でここまで変節する人も珍しい。私ならこういう人は一切信用しないけどね。
2016.07.18 22:43 | URL | #- [edit]
B.B says... ""
>「安河内は裁判まで起こしてボクシング界に迷惑をかけやがって」

声を出して言う人は一部にしても、もうこれは野蛮人の言い分ですよね。
ムラ社会と言っても多少の自浄力はあるはずで、しかし、ここまで来ると未開の地に住む人たちのようにも思えて来た。
虚偽と策謀をもって仕事と地位を奪った人間が居るのに、被害を受けた側に黙って泣き寝入りしろと言ってるのと同じじゃないですか。
訴えを起こすその正当性には触れようともしないんでしょうかね。
良心が働くとか、息苦しいとか、いや生き苦しいとか感じないでしょうか?
しかも被害は不当解雇、懲戒解雇という社会的抹殺行為だったにも関わらずです。
その人らはご自分が当事者となった時に同じことを思うんでしょうか。
まるで独裁政権下の住人のようですね。

「訴えた方が悪い」訴えたら悪者になる?
不当な訴えならまだしも、正当な理由で起こされた裁判である事は、今や明白ではありませんか。
「ボクシング界に迷惑をかけやがって」の声に従う人は、裏を返せば自分はそう言われたくない絵本の中の羊のような人たち。
しかし、時代は世間はもう変わったんです。
いつまでもそんな事を言っていたら、社会正義という概念すら無いという事になってしまいますし、言い換えれば「社会悪の人」という事を自ら宣言しているのと同じ事です。
悪い物は悪いとちゃんと言える人、そうした人が増えないと、いつかボクシングそのものが社会悪になってしまうと思います。
Hard Blowのような小さなブログにこうして関係者が寄稿するという事は、業界の中にも変な空気の充満で、息苦しさ、生き苦しさ、を感じている人が多くなったという事。

みな、頭では解ってるはずなんです。
2016.07.19 06:06 | URL | #bH1htKmU [edit]
B.B says... "社会正義とは?"
簡単に解り易く説明してるサイトがありました。
これが文明社会での社会規範であり、ボクシング界も「ムラ社会の掟」を棄て、それに順じて行かなければ生きて行けなくなります。
http://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g002308
引用です。
>人は自分が公平に扱われないと不満を持ちます。社会で暮らしている人たちを、どうしたら公平に扱うことができるのか、ということの基準となるのが「正義」です。

二審判決後の記者会見で安河内氏はこう語りました。
「個人として(組織相手に)戦い抜くという事は非常な困難がある訳ですが、(社会には)応じなくともよい和解に応じたり泣き寝入り(せざるを得ない)する人もいますが、戦っているそうした人たちへの一助になれれば良かったと思います」
一審係争中にも「僕がやっている事は社会正義だと信じます」と言われていました。
そして、実際の裁判でも「ボクシングとは」「コミッションの役目とは」の理念を一貫して主張されていた。
おそらくご本人もボクシング界を紛糾させ、一部から批判されるであろう事は自覚されていた事でしょう。
しかし、それよりも窓を大きく開けてボクシング界が生まれ変わる事を望んだ。
それほどボクシング界が危機にある事を痛感されていたからです。
「正直、僕がどうなろうと良いんです。ボクシングが良くなればそれでいいんです」
何度も同じことを言われていた。
社会正義に基づく勇気ある行動であったと思います。

>。「自分だけおいしいものを食べさせてほしい、ほかの人は食べなくてよい」というのは利己的な要求ですから、ほかの人は納得しません。自分がおいしいものを食べるのを、全員がおいしいものを食べられるという状況で実現していきましょう、というのが正義です。

健保金は選手の万一の為に少しづつ積み立てて、選手みんなの為に使いましょうという事で始まったもので、これは社会正義です。
ところがコミッション現執行部は、選手から預かった大事なお金を約束の目的以外に使ってしまいました。
これは正義に対する真逆の行為で、悪といえます。
これに対して松尾会長は何度も異議を申し立て、行動を起こされた事は同じく社会正義に基づいたものです。
これらを否定する者は既に社会悪に加担していると考えて下さい。
2016.07.19 07:14 | URL | #bH1htKmU [edit]

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