HARD BLOW !

TBSラジオ 『荻上チキ・Session-22』でモハメド・アリ特集

昨夜TBSラジオの番組でモハメド・アリの特集がありましたが、大変興味深い内容でした。ポッドキャストにより公開されています。

再生はこちらから
  ↓
【Podcast】追悼・モハメド・アリ。史上最も偉大なチャンピオンは、何と闘ってきたのか?▼林壮一&粂川麻里生&高橋和夫▼6月9日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」)

『マイノリティの拳』の林壮一さんによる解説はちょっとユルい部分もありましたが、粂川麻里生さんが学生時代にアリの宿泊してるホテルに突撃して本人に会えたときのエピソードが最高でした。イスラムセンターのパンフレットにサインしてもらうなんてねえ~。

粂川先生と言えば

富樫リングアナは、大きな業績のある方ですが、ますます英語直訳の変な日本語で、あえて正直申し上げますが、もう聴くに堪えません。ちっとも興奮を盛り上げないどころか、観客も、選手も、迷惑がっている人は少なくないのではないでしょうか。考え直していただきたいと思います

と言う意見を『2015年のボクシング界に望むこと』として挙げておられましたが、先生の願いが通じたのか最近は余り富樫リングアナはお見受けしませんね。不思議ですねえ。

イスラムの専門家の放送大学の高橋和夫教授によるアリのイスラム信仰についての解説も大変勉強になりました。

音声は一週間で削除されるようなので、お早めにダウンロードして下さい。

TBSラジオのポッドキャスト撤退に驚いた(旧徳山と長谷川が好きです)

Comment

B・B says... ""
紹介ありがとうございます。

粂川さんの回想面白かったですね。
見せたマジックはおそらく稚拙なものだったのでしょうが、そんなお茶目な一面にも思わずほっこりとしてしまいました。
アリの人間的魅力がダイレクトに伝わって来るようなエピソードでした。
林壮一さんは、アリに勝ちながら、それが故に社会的名声を得られなかったラリー・ホームズのリポートをされてるんですね。
自分が最強なんだ!と叫びたいホームズはそれを内面に抑え込むしか無かった。
ボクサーとしての評価と名声とはイコールで結ばれない。
何が分けたのだろうと考えさせられます。

それと興味が引かれるのは、アリとマルコムXとの関係ですね。
黒人差別主義と生涯戦わなければならない宿命にあったマルコム。
賛同しながらも、戦うのは黒人のためだけではないと気付いてしまったアリ。
だからこそ時代がアリを今日まで生かしたのではなかったかと。
2016.06.10 21:40 | URL | #bH1htKmU [edit]
幻 says... ""
某ブログ見ましたら、最近見なくなった敗訴リングアナはまだJBCにいるらしくて、リングインスペクターをやってたそうですよ。

なんでまだJBCにいるんですかね。
JBCはなんで雇用し続けているんでしょうか。
理解不能です。
理解できることのほうが少ないですが(笑)
2016.06.10 22:30 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
粂川さんの話を聞いた時に、自分が思い出したのは淀川長治さんがチャップリンに遭った時の体験談でした。「あいつに変えられた」と言ってる感染する側にこそ狂気があるんじゃないの?と思いました。

マルコムXもアリもアメリカの現実から駆け込み寺的に「ネイション・オブ・イスラム」に加入して、その後主流のイスラム教に合流してますが、マルコムXも暗殺されずに生きていればきっと思想的に変遷していたと思います。

『マルコムX自伝』と『ルーツ』を書いたアレックス・ヘイリーもまた再評価が必要な人だと思います。

2016.06.10 23:30 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
>幻様

>なんでまだJBCにいるんですかね。

違法行為をしても在籍出来る組織ってブラック企業かヤクザくらいじゃないですかね?
2016.06.10 23:33 | URL | #- [edit]
B.B says... ""
>感染する側にこそ狂気があるんじゃないの?と

脳髄に突き刺さるかのような陶酔とある種の倒錯ですね。
粂川さんがアリの言う通りにイスラム会館を訪ねたというくだりは、なるほど淀川長治さんとチャップリンの出会いに似ている。
偉大と出会った時、その影を自分自身にも思わずトレースしたくなる。
その瞬間に自分も同一になる(語りべとしての)感覚とでも申しましょうか。
ただ、それに出会えただけでも幸福な人生だと思いますね。

「ルーツ」はテレビで観ていました。
主人公クンタ・キンテの抗えば抗うほどに深まる悲惨な現実に、どうしても感情移入出来なくて、逆に想像すら出来ないくらいの恐怖をイメージとしての黒人に感じました。
差別に関する教育をそれまでほとんど受けていませんでしたので「黒く生まれなくて良かった」と正直思いましたし、それ以上の想像が出来ませんでしたね。
考えてみるとヘイリーとも時代が重なってアリも影響を受けていたかも知れない。
ぼんくらな自分を自己弁護する訳ではありませんが、遠い島国の平和な子供がたまたまテレビで目にしただけで当事者意識を持てるほど日本の教育は進んでいなかった(現在も)のかなと。
2016.06.11 03:26 | URL | #bH1htKmU [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
ルーツは怖かったですね~。子供にはホラーでした。

KKKが凄いんですよね。
2016.06.11 09:49 | URL | #- [edit]
B・B says... ""
怖かったですよ、白人も、生きるために手先になる黒人も。
今の対北朝鮮どころの話ではありませんでした。

2016.06.11 17:56 | URL | #bH1htKmU [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
聴きました。自力でこの音源に巡り合うことはなかったでしょう。ご紹介ありがとうございます!
人選の渋さにまず痺れました。すごく短い、いわば「耳福」の1時間で、何より3氏の語り口調から想像されるお人柄を存分に楽しみました。粂川先生のエピソード、貴重ですねえ。あの語り口調にしてあの行動力!(意外な感じです。)
このときのお写真のうちの1枚は過去のウェブ記事にも掲載されていました。↓
http://www.boxing.jp/column/kumekawa/kumekawa07.htm

ちなみに粂川先生のブレない立ち位置はこの記事からも読み取ることができると思います。
http://www.47news.jp/EN/201009/EN2010092801000615.html

林氏の解説も私には全然ゆるくはなかったのです。そしてすごく聴きやすかった。旧徳さんは本当に読書家で手広くいろいろ読まれていますが、私は実は社会人になって以降、読書の仕方がスポイルされてしまいました。体系立ったものをじっくり読んだりする時間を惜しんで、とにかく今日世界や日本で何が起きているか知らなくてはいけない、とそれを理解するために最低限必要な情報だけを歴史から抽出してはその都度(自分のその時々の仕事領域との)水際で処理してきたのですが、そういう習慣の中で大股で跨いできてしまっていた様々なものをこれからは振り返って見つめ直し、自分を補強していかないといけないなあと感じました。
安河内さんの裁判を理解するには日本ボクシングの仕組みを過去から現在に至るまで細大漏らさず知らないといけないのと同じですね。

法的なことを聞かれれば今は人より簡単に答えられる環境にはいますが、ボクシング関連でそういうことをするのであれば、皆さんに直接的間接的に教えていただいた(そうでなければ知り得なかった)ことも踏まえた上でやりたい(やらなくては時間の浪費に繋がる)、そのために私はここにいるし、それが皆さんのここでの存在意義でもある(もちろん別の場では別の立場や社会的役割での存在意義があるでしょう)と思います。
お疲れのことと思いますが、高裁判決確定を受けてJBCがどういう決断をするのかしないのか、それ次第では黒人の闘い同様、皆さんが「役割を終えた」と言えるまでにはまだ少し時間がかかるでしょう。

別記事で引用させていただいたビートの粂川先生の言葉を斟酌してみると、黒人の側はやることはやった、後は国家、社会全体の側が意識をどう変えるかだ、ということかもしれませんね。
そういう意味では、安河内さんも今回の裁判でやるべきことはやり尽くされましたが、状況に変化が見られないなら別の訴因設定も必要になってくるでしょうね。
2016.06.12 08:35 | URL | #7SPhLgiM [edit]
いやまじで says... "RIP アリ"
プログラム紹介ありがとうございました。
ボクシングをやっていたことによって洗脳から免れたという件が印象深かったです。

ボクサーとして成功して黒人の地位を上げるんだという彼の初心がポイントだったんですね。

アリについてボクサーとしての彼と活動家としての彼を区別することに困難を感じます。

今の時代、スポーツに政治を介入させてはいけないと言われる。でもそれを実現させてしまったのがアリなのではないか。それも彼の美しいボクシングによってだとしたら…。ちょっと考えてしまいますね。

彼は世界の様々な意味を変革しました。その中にボクシングとスポーツの価値の向上もあるのではないかと思います。

ボクサーとしてはいまだに彼を超えるものはいないのではないかと思われる軽やかな足、リストンⅡとフォアマン戦の芯を貫くような一瞬の一撃…。

語りつくせないですね。
2016.06.12 15:35 | URL | #Twj7/TDM [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
金メダルとってもレストランに入れなかった時に「こりゃ~白人の側の意識を変えないと絶対正当に評価されないな」と気付いたんでしょうね。

『群盲巨象をなでる』なんて申しますが、アリの存在は巨大すぎて全体像を語るのは至難であると思います。

アリの言動が1960年代後半にはいかに過激であったかということは、いまの若者には説明がいると思います。

林さんの解説で面白かったのは、「ボクシング映画の主人公は未だに白人が多い」という部分。アメリカ在住暦が長く、黒人ボクサーと長く付き合ってきた林さんならではの重要な指摘であったと思います。
2016.06.12 16:18 | URL | #- [edit]

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