HARD BLOW !

ファンが盾となった日・・  それでもボク愛

ファンの会第1回目の会合を終えた直後、K記者にごく近い人(女性)から1本の電話がありました。

「実はお願いがあるのです。Kが7月1日の後楽園ホール(芹江対瀬藤戦)に行くのですが、襲撃予告メールが来ました。2ちゃんねるにも襲撃を予告する内容の書き込みがありました・・」

この方から私に直接連絡がある事は滅多にありませんでしたので、よほど切羽詰まっているのだろうと思われました。当然この電話の意図は「Kに対し、当日会場に行かないように説得してください」ということであろうと思った私は、色々考えを巡らせた上でこう答えました。
「Kさんも覚悟の上でホールに行くのでしょう。おそらくはジャーナリストとして如何なる脅迫にも屈しない態度を見せたいのだと思います。Kさんを止める事は僕にも、いや誰にも出来ませんよ」

ところが彼女が繋げた言葉は意外でした。

「いえ、そうではなくて・・Sさん(4時起き氏)も一緒なので一人でも多い方が安全かと思いまして、貴方にもホールに行って貰いたいのです。お忙しいところ大変に申し訳ないのですが・・」

たしかにK記者とは友人ですし私は彼のファンを自認し公言もしています。
友人の為なら盾ともなりましょう。
しかし、彼女の女性としてのこの感覚がどうにも腑に落ちない。
何故なら、これまでの私たちの交流から、私にはまだ幼い子供がいる事を含め、家族や仕事のことなども彼女は知っているはずだからです。

分別のある大人の女性(ひと)がこんな事を他人に頼むだろうか?

私は「本人から連絡するように言われたのだな」と直感しましたので、解りましたと即答しました。

K記者は大柄な元格闘技経験者で、私も僅かながらのボクシング経験と身を守る術を習っていましたので「まぁ、何とかなるだろう」と考えていました。

ところがです。

翌日には例のファンの会サイトに4時起き氏による「Kさんに襲撃予告メールが来ています。当日来れる人はホールに来て下さい」という旨の書き込みがありしました。

正直、驚き、そして戸惑いました。

「この人たちはどういう感覚の持ち主なんだろう・・ファンの会のメンバーにもしもの事があったならどうするのか・・いや、それよりもファンを巻き込んで何がしたいんだろう?」

初めて私が不信感を抱いた瞬間です。

しかし私には4時起き氏を代表にする意向がありましたので、言わば守る立場であります。
複雑な思いはありましたが、こうなったら全員を守らなければと飲み込みました。

私はそのサイトに次の内容の書き込みを直ちにしました。
動線(K記者が当日歩くであろう順路)と身の安全の確保は私がやります。身辺の警護は私だけで充分なので当日はKさんには近づかず遠巻きにして観察して下さい。万が一の事があった場合は(経緯も含めて)全員が証人となれるように一部始終を見ていて下さい。ビデオ撮影が出来る方はお願いします」

前日には電車で来場するというK記者の安全な順路を確認するため、水道橋駅からホールまでの間を往復し危険箇所がどこにいくつあるかチェックしました。
犯行があるとすれば会場内ではまず有り得ないだろう。往路とエレベーター内。復路はホール階段の雑踏。前方よりも後方を重点として・・
さらには彼女に連絡をさせた?彼(K記者)の男としてのプライドも守らなければならないと考え、往路は彼にも気付かれないように配慮しました。

身辺警護としては万全ではありませんが、私は私の出来る限りの準備をして当日を迎えました。
自身の身の回りの整理や家族の為のその後の準備は言うまでもありません。

当日は午後6時に水道橋駅近くのルノワールでK記者と4時起き氏が合流となっていましたので、1時間前に行きもう一度下見をして彼らの到着を待ちました。
しかし、予定時刻を過ぎても彼らの姿が見えないため二人の携帯に連絡を入れましたが電源OFFになっていたのでしょうか、「電波が届かない場所か・・」とのアナウンス。
時間と場所が変更になったのかと不安になり、初めにこの件を連絡して来た方に電話してみました。

「私は仕事で行けないのですが・・。それより携帯はまた妨害されているかも知れません」

この女性に罪は無いかも知れません。しかし・・お話しになりません。

私はこの時うすうす「これは彼の狂言ではないか」と感じましたが、しかし万一にもと思い直し、受けたからには今日一日は最後まで責任を遂行しようと決めました。

無事に会場入りするとファンの会からはウチ猫さんといやまじで(HN)さんが緊張の面持ちで来場されていました。途中みるみる(HN)さんらと歓談していらっしゃいましたが、私はあえてご挨拶はしませんでした。
この時はすでに本気モードに突入していましたので、とてもそれどころでは無かったのです。
みるみるさんにはこの場をお借りしてお詫びしたいと思います。

さて、試合観戦は終わりこの日のクライマックスを迎えます。
一番危険だと思われるホール階段の雑踏を抜けた後、東京ドームホテルの地下駐車場に止めてあった私の車にK記者、4時起き氏、ウチ猫さん、いやまじでさんを無事誘導するだけです。

やはり何も無かったと思われた時、後楽園ビルを出た所に拳論では悪名高きKプロモーション代表(当時)のK・H氏が携帯を片手に佇んでいました。

すわっ・・

襲撃メールの発信者がK・H氏とは私には判りません。
しかし少なくとも私はこれまでの経緯から、彼か彼のグループがK記者を狙っていると刷りこみされていましたから、敵が眼前に現れた事で冷静さを失いました。
試合が終わった後ですからボクシング関係者のだれが周辺に居てもおかしくない訳です。
しかし、身辺警護に一切の雑念は禁物です。
ただひたすら目前にある危険を素早く察知し回避する。むしろ取り越し苦労ぐらいで良いのです。

皆に聞こえるように指を指しながら「前方K・H!注意!!」

続く・・

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://boxing2012.blog.fc2.com/tb.php/50-192c406d