HARD BLOW !

日本ボクシング界の風雲児 山口賢一選手が来週大阪でWBFタイトルマッチ!

WBFポスター

 さてさて当HARD BLOW!ではすっかりおなじみの『自由すぎるボクサー』山口賢一選手(過去のインタビューはこちらから→イズム全開 山口賢一インタビュー&スパーリングレポートPart1)が、来週末3月23日に大阪市でなんとWBFの世界タイトルマッチを行います。対戦相手は2011年度にスーパーフライ級で全日本新人王を獲得した小林健太郎選手です(BOXRECによる小林健太郎選手の戦績)。

 WBFからの承認のレター↓
WBF レター

 WBFと言えばJBCでは未承認ながら、西島洋介山選手や西澤ヨシノリ選手も保持していたことがある、日本のファンには結構おなじみのタイトルであります。

 とはいえ国内で日本人同士の決定戦というのは歴史上初めて。この試合は日本ボクシングの歴史の中でも異例中の異例となる興行でありますが、それもこれも山口選手の創意工夫に富んだDIY精神によって実現したものです。プロとしてファイトすることだけでなく、ジム経営に所属選手のマネジメント、高校生の指導に高山勝成選手のサポートなどなど八面六臂の活躍ぶりで走り続ける山口選手のエネルギッシュな姿は、十年一日・旧態依然のボクシング界にあってきわめて異質なものです。

 ファンの中には「こんなマイナータイトルやってどうするんだよ」とシニカルに構えておられる向きもあるかとは思いますが、私は「閉鎖的な因習に満ちた業界にアリの一穴を開けるきわめてエポックな試合だ」と感じています。

 未承認タイトルマッチを国内で挙行するということで、ピリピリしておられる業界関係者もいるとかいないとか言う話ではありますが、JBCはもはや公益法人格も放棄しボクシング興行を独占する大義名分もありません。もとより公取はJBCによるボクシング興行の独占には法的な根拠が無いことをすでに認めています。

 というわけであれこれ想像するより話を聞いたほうが早いと言うことで、山口選手にお会いして参りました。以下はそのレポートです。

 天神ジムに伺うと山口選手は支援者やジムの会員の方と談笑中。減量中ながら会員のミットをもったりといった会長職もこなしつつ、高校生の指導の為に名古屋への往復もしているという多忙ぶりですが、そんな中でも試合に向けた調整は抜かりなく、減量も順調とのこと。

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 この日は出稽古ということで、天神ジムから移動して大阪市内の某ジムに出かけてのミット打ちやマススパーなどみっちり二時間追い込んだ練習が行われました。

 前回の試合から、早めにウエイトをリミットに持っていくと言う調整方法に変えたと言うことで減量はピークのようですが、疲れて体が重い中でも動きながらしっかりと汗も出て調整は順調と見えました。実際、練習後に体重計に乗るとリミットまで1キロちょっと。多忙な中でもコンデイショニングは順調なようであります。

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 とにかく異例尽くしのキャリアを歩んできた山口選手がまたも日本ボクシング界に一石を投じることになるであろうこの試合。きっとボクシングマニアの好奇心に答えてくれる何かがあると思います。テレビでも雑誌でも新聞でも見られない試合だからこそ、足をを運んで生で見る価値があると思います。

 試合まで10日を切りましたが、当HARD BLOW!としては微力ながら盛り上げて行きたいと思います。お楽しみに。

 色々書けないことがあってそれがまた面白いんですよと言いたい(旧徳山と長谷川が好きです)

Comment

B.B says... ""
昨晩の飛行機で比国から帰って来ました。
田舎に滞在してたもんでネット環境が悪くてfacebookでの返信がやっとでスミマセン。
一番初めに開いた記事がこれで何よりも驚きました。
ヤマケンさんのパワーは凄いですね!
ブレない精神力にはもうホンマ脱帽です。
僕は頭の固い人間なんでヤマケンの在り方はどうなの?って思う事も正直あります。
しかし、権威権力や体制に流されない、自分の生きる道にいつも正直でいる。
凡人に出来る事ではないと、一人の人間として敬意を持っています。
既存の価値が崩壊している今、彼の仕事が認められるのは何年も何十年も後かも知れないし、認められる事も無いかも知れない。
それでも、そんな事は関係ない。
一人の特異な人間に焦点を当てた一連のこの記事を僕は仲間として誇りに思います。

そうそう余談ですが、仕事ばかりでパッキャオのラストマッチ?も見られずでストレス溜まってますが、どうもこれが最後の試合ではないかも知れません。
ブランクと年齢による体力の衰えも、今回は無理の無い念入りな調整で動けた事に現役続行に自信を持ったと伝え聞きます。
パッキャオにとって魅力的なカードがあればの話しだとは思いますが。
若き政治家としてのパッキャオに期待もありますが、あともう少しだけ彼のボクシングを見ていたい。
彼のボクサーとしての最後の試合は真正面から力対力の勝負が出来る相手がふさわしい。
2016.04.15 04:34 | URL | #bH1htKmU [edit]
B.B says... ""
あと、遅くなりましたが空港に着いて驚いたニュース。
熊本を襲った大地震です。
熊本の大地震は120年以上も前のことらしいですが、どうか被害が最小限であることを心から祈ります。
2016.04.15 04:38 | URL | #bH1htKmU [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
差別する向きもあるかと思いますが、これも間違いなくプロボクシングであり、今後につながるひとつのバリエーションを生む現場となる『事件』であります。

読者の方に健全な好奇心があるなら是非来て、目撃して欲しいと思っています。

出来なければ自分でやる。地面に描いた土俵でも、ビールケースの舞台でも、どんなに小さくても自分の場面を作って立とうとしてる人間を妨害するか冷笑するかしか出来ないような社会なら、面白いことは何にも起こらないですよ、ほんと。
2016.04.15 13:26 | URL | #- [edit]
GSに一生を捧げる男 says... "楽しみなWBF世界戦"
WBF・・・かってのIBF日本を彷彿とさせますね!
(WBFの世界戦にはかってグリーンツダジムの河合選手が挑戦したことがあります)
さてワタクシの手元に関西のマニアから以前、入手した「IBFダブルインターコンチネンタルマッチ」
のパンフがあるのですが、なかなか趣があっていいですよ!
表紙はベルトを付けてファイテイングポーズをとる新垣論選手と川上正治選手。
大助、花子の激励文?やタニマチのオール薬品工業の広告、「難病克服」と銘打たれた
ディリ―スポーツの新垣選手の記事など見どころ満載です!
25年余の歳月を経てパンフは汚れと痛みでボロボロと化してますが(笑)
大事なお宝として今も私の手元にあります!
旧徳さんさんはIBF日本の興行に足を運ばれた事はありましたか?
初の日本人同士のWBFの世界戦の「詳報」楽しみにしております!



2016.04.15 16:25 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
>GSに一生を捧げる男様

日本IBFの興行には行ったことないです。新垣さんは今も地元奈良でお元気に暮らされているようです。新垣さんは早すぎたイノベイターでしたね。

河合さんもタイでWBFやってるんですね。しかも同じスーパーバンタム。

山口さんの興行は全部手作りといいますか、とにかく『自分でやる』人なので(笑)どういう試合になるか楽しみです。

山口さんのような意欲とアイデアと元気がある人の活力を巧く使えないボクシング界であってはならないと思います。

2016.04.15 17:36 | URL | #- [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
山口選手の更新されなくなったブログ(Facebookに軸足を移したからだと思いますが)の最後のほうでWBF戦がキャンセルになっていたと思いますが、自力でここまで漕ぎ着けたことに感動を覚えます。行きたかったなあ。

この記事(コメント欄も。その次の、最新記事も。)、実はもったいなくてまだ途中までしか読んでません。週末にかけて、いろいろ厄介なことを抱えているので、合間に少しずつ読んで元気をいただこうと思います。
ありがとうございます。
2016.04.18 08:03 | URL | #7SPhLgiM [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
今日昼間ちょっとジムに顔出しましたが、山口選手は外出中でした。
2016.04.18 23:10 | URL | #- [edit]

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