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安河内剛氏記者会見 そして今後 20150617





高裁判決言い渡し後に行われた記者会見の模様です。(於:東京・霞が関司法記者クラブ)

判決内容は、

1.控訴棄却
2.控訴費用の控訴人負担
3.若干の誤字訂正

これ以外にも記者会見で担当弁護士さんから説明があるように、JBC側からの新たな主張についてこれを認めない旨の内容があったようです。全体的に一審の地裁判決を踏襲した原告・安河内氏の全面勝訴判決と言えます。

なお、今後の見通しです。

高裁判決は二審判決であり、被告JBCは最高裁に上告することができます。しかし、最高裁が上告を受理するケースは限られており、この種の労働裁判で受理されるケースはほとんどありません。このあたりは「最高裁/上告/受理」でネット検索すれば実情を説明したサイトが出てきます。

なお一審の地裁判決の裁判官は、上告受理・不受理に係わる最高裁調査官に異動になっています。このことは一審判決についての最高裁判所の評価を物語ると思います。もちろんJBCが上告した場合にこの事件の担当になることはないでしょうが。

被告JBCが仮に上告した場合でも、受理される見通しは極めて低く、上告すること自体が時間のお金の無駄であろうと思います、これは上記の最高裁の事情だけでなく、一審・二審判決の内容及びこの事件の悪質性もしくは低次元さからも言うことができます。

※ この低次元さは、記者会見で質問者が判決文を読んでも一体なぜこのような事態になったのか釈然としないと疑問を呈したように、この事件についての一般の-マスコミ関係者にすら-理解が進まない一因だと考えいます。これはあまりに低次元だといういうことばかりでなく、なぜこのような低次元なことがまかり通ってしまったのかという観点から考える必要があります。具体的にはJPBA(日本プロボクシング協会)の第2コミッション設立支持という形でのJBCに対する影響力行使の問題です。これは裁判で(少なくとも直接的に、というのは責任問題としては)問われていません。これはJPBAあるいは日本のプロボクシング界全体の問題でもあると思いますが、それについては稿を改めたいと思います。

高裁判決が事実上の最終審と言えるのは上記のような事情によるのです。

被告JBCは上告するなら2週間以内、その受理・不受理にかかる時間は数か月、早ければ年内に高裁判決が確定するでしょう。

そういった状況をふまえてJBCは態度決定することになります。

すでにコメント欄で指摘されているように、JBCは判決で事件の首謀者とされている事務局長が対応に当たる段階ではなく、それより上の立場の人間が対応に当たるべきです。高裁判決は半年前に出された一審判決をほぼ踏襲しており、「精査」するにも極めて僅かの時間しかかからないはずです。

JBCは、幹部自らが判決文を実際に読み、実際何が起こったのかを理解し、そして然るべき判断を下してほしい。

それがJBC正常化への第一歩であると思います。

BY いやまじで

Comment

久しぶりに匿名 says... ""
上告は絶対無理。
このケースなら下級審の事実誤認が無い限り無理ですからね。地裁高裁とパスしてきてそれはないでしょ。
JBCも上告するほど馬鹿じゃないでしょ。したら本当にどーしよーもない馬鹿集団になります。

2015.06.19 22:52 | URL | #mQop/nM. [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
常に悪い意味で予測を超えてくるので油断は出来ません!
2015.06.19 23:23 | URL | #- [edit]
ホシイモ says... ""
別にボクシングだけの世界ではなくて
こういうのはありえるから
興味がありまつ

(^ω^)
2015.06.20 10:55 | URL | #bGf9qjkw [edit]
懲戒 says... ""
多くの方が再三コメント欄でも指摘されていますが、この不利な状況でJBCは何故高裁に控訴したのでしょうか。裁判は信用、費用の面でも当事者に多くの負担を与え、勝訴した安河内氏ですら多くの時間と労力を消耗したことだと思います。原告、被告双方に多大な負担をかける裁判に本当の勝者はいないと考える方は多いのではないでしょうか。そのような中でJBCが何故誰の利益にもならない控訴、上告を続けるのか疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
 ここで本件の裁判に関する核心を明らかにすべきだと思います。本件には被告、原告どちらでもない勝者が存在するのではないでしょうか。裁判が継続し続ける事により訴訟弁護費用として収益をあげ続ける方がおりますね。そもそも安河内問題の調査委員会に参加し、安河内氏らの雇用問題に大きく関与している彼らが弁護人という第三者的地位に座っている事が疑問でなりません。
2015.06.20 12:09 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
安河内は横領も私物化もしていない!と一旦はお墨付きを与えた弁護士がJBC側の代理人となって安河内氏の解雇を正当化する主張をする。

このような矛盾状態のなかでまともな訴訟戦術とれるはずがないです。

弁護士にすれば自分がもうかりゃいいんでしょうね。

JBCの代理人は東京ドームの顧問弁護士です。結果的に上場企業が自社の社員弁護士使って勝ち目の薄いデタラメな裁判をダラダラ継続して、裁判ではボロ負けした上で大金を稼いだと。ひどい話だと思います。

我々が取材したあるクラブオーナーの方は「プロボクシング関係者は何十年にも渡って莫大なホールの使用料を払って来てる。中の売店の売り上げだって多い時は何十万にもなる。そんな貢献をしてるのに、なんでドーム会社に対して何も言えないのか?おかしいじゃないか」と言っておられました。

クラブオーナーやボクサーが支払った大金を裁判で消費したことについては、東京ドームにも重大な責任があると思います。

今回の裁判はプロボクシング界がドーム会社のいい加減な弁護士に搾取された事件ともいえると思います。
2015.06.20 12:30 | URL | #- [edit]
いやまじで says... ""
安河内氏が会見で触れているように3名の職員が、
一審勝訴後和解に応じ組織を去りました。
彼らは被害者ではありますが、私はかわいそうだとは思いません。

彼らは本当に強い人たちだと思います。

2015.06.20 18:51 | URL | #Twj7/TDM [edit]
チップスポテト says... ""
司法は絶対と思いますが、安河内さんが戻ったとして職員達がついていくのか?と思います。その結果、職員達の退社が相次ぐかもしれませんね。それだけでなく組織分裂にならないことを祈ります。(活性化のため血の入替えが必要な時期かもしれませんが…)
2015.06.20 21:27 | URL | #5VJSKfMU [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
言渡期日に欠席したのも、判決書を郵送で受け取ることでわずかでも控訴期間を遅らせるためでしょうが、なぜ迅速な判断ができないのでしょう?

JBCは平成24年6月15日付で安河内さんを懲戒解雇処分とした後、 一審係属中の平成25年4月23日(第7回弁論準備手続期日)には懲戒解雇事由を5項目追加し、これらを理由とする新たな懲戒解雇処分を下していました。後付けの事由追加自体受け入れられるものではないし、いずれも裁判所の判断では「懲戒解雇事由と認められないことは明らかである」とされたわけですが、会見の映像によると(騒がしい場所でざっと一通り見ることしかできなかったのですが)今回は安河内さんの懲戒解雇には普通解雇が内包されていると主張していたのですか? 聞き間違いでしょうか? 訴訟の最中で何故に解雇事由や性質が変容するのでしょうか? 自分達の金が無駄に使われてなぜ協会は黙っているのか? それどころか協会長名義の陳述書提出って? こういう茶番は本当にいい加減にしてほしいですね。
2015.06.20 21:52 | URL | #7SPhLgiM [edit]
ウチ猫 says... ""
この一連の騒動及び裁判に関して「裁判結果には従わなきゃならんだろうけど、あの安河内と一緒にやるのは勘弁」と思う職員の方がいるなら、遠慮なくお辞めいただいた方がいいでしょうね。

錯綜する情報に踊らされた外部の人間と違い、目の前でこれら事件の一部始終を見た上でそう判断するのなら、完全に悪意を持っているか、かなり頭の性能が低めでいらっしゃるとしか思えませんので。
もし文句や不満があるなら、真正面からぶつかるべきだと思いますよ。怪文書とかを使うんではなく。

かといって、4年前のように「だったら分裂だ!」と騒がれても、誰もついていかないでしょう。あの頃後ろ楯になってらした方も、実際はけっこう腑抜けでいらっしゃるみたいですし。
2015.06.20 21:55 | URL | #gnBYJsCU [edit]
み says... ""
>司法は絶対と思いますが、安河内さんが戻ったとして職員達がついていくのか?

同感です。出発点は信頼関係が壊れ機能不全に陥りかけたことだったのではないでしょうか。それがなければ、何も起こらなかったはず。
合法的な手段で、なんらかの解決を図らなければならなかったところを、やってはいけない違法な手段で辞めさせることで、解決させようとした。

安河内さんが戻った後に、壊れた信頼関係の部分をどう解決するべきと考えますか?
2015.06.20 22:21 | URL | #XAjl2.RA [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
>今回は安河内さんの懲戒解雇には普通解雇が内包されていると主張していたのですか? 

普通解雇については、「懲戒が無理でも普通解雇ならもしかして...」という高等戦術(笑)ではないかと思われます。どんな逆境にあってもアイデアをめぐらす根気は素晴らしいと感服した次第です。

>チップスポテト様

「コミッションの分裂を画策した」という理由で不当解雇した人が復帰したら、それを問題にしてた人がコミッション分裂を画策するんですか?それはもうこちらからすると狂気の世界といいますか...。全く理解不能の対応ですね。
2015.06.20 22:43 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
>それがなければ、何も起こらなかったはず。

「信頼関係がなくなった理由」は、裁判でJBC職員の側から縷々述べれたましたが、その合理性は却下されています。
むしろ不満を抱いた側の感覚がおかしいという評価を下している部分すらあります。

信頼関係の崩壊というのが解雇に至ったという経緯に合理性があるかというということを裁判を通して検証して、否定されました。だからJBCは敗訴してるわけです。

違法行為を主導したような人と信頼関係を結ぶ必要を当方は感じません。あなただったら意図的に法律を守らない人と信頼関係を結べますか?私はちょっと無理ですね。

不法行為の首謀者は責任を取らねばなりません。場合によっては司直の手に委ねる必要もあるのではないでしょうか?
2015.06.20 22:54 | URL | #- [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
>意図的に法律を守らない人

一審で終わっていたら過失だったと勘違いしてくれる人もいたかもしれません。あの秀逸な判決文さえ読まなければ。
あるいは怪文書に乗じてつい出来心で……とか。
時間をかけておかしな理屈を捻り出せば捻り出すほど故意性が強調され、用意周到に仕組まれた(それにしては人証も物証もギャグみたいなんだけど)謀略のように記録されていくだけなんですけどね。

JBCと一括りに呼ぶことで、もし内部に良心が今存在するなら、傷つく人(もしくは一個の人間の一部でも)もあるのかもしれません。その良心を繋いで組織を再建していく努力を、もう始めなければいけない時期のはずです。そんな良心が全く、カケラも存在しないとは私は思いません。
2015.06.20 23:51 | URL | #7SPhLgiM [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
勿論脱法行為をしているのは一部の方だと思います
2015.06.21 01:00 | URL | #- [edit]
いやまじで says... "チップスポテト様"
>司法は絶対と思いますが、安河内さんが戻ったとして職員達がついていくのか?と思います。

そのような心配をされる方には判決文を読むことをお薦めします。

当ブログ記事「安河内剛氏がJBCに勝訴した地位確認訴訟の判決文を転載します」http://boxing2012.blog.fc2.com/blog-entry-400.html
でお読みいただけます。

問題となる部分については記事「安河内判決を読む 司法判断で何が語られたのか?PART1」
http://boxing2012.blog.fc2.com/blog-entry-402.html
の判決文P77についての解説が参考になるでしょう。

試合役員会のメンバーが必ずしも十分な情報を与えられておらず、影響力の強い一部の人間の言動により「客観的な状況の把握が必ずしも容易ではなかった」こと。これは職員にも共通して言えることでしょう。

そのような状態で新団体設立、協会の支持と騒ぎが大きくなり、安河内氏降格が発表され、安河内氏がそれを甘受した形になったのですから、その時点での不信感が大きいのは当然です。私にしても当時は「何らかの不正があったのだろう」と認識したのですから。

しかし今は違います。何が起こったのかが裁判によって明らかになった今、職員たちも以前と同じではいられないでしょう。

懲戒解雇については記事「安河内判決を読む 司法判断で何が語られたのか?PART4」
http://boxing2012.blog.fc2.com/blog-entry-405.html
の判決文P93-94についての解説です。

聞き取り調査において安河内氏が「被告の認識が間違っている旨を具体的に理由を述べて反論している」にもかかわらずJBC側が「基本的にこれを聞き流す態度で」、「当初から懲戒解雇相当という結論ありきで原告に対する聞き取り調査を行っていたものと考えられる」とあります。

安河内氏は、JBC側の言うアスレチックコミッションを理念としては持っていたが、日本に持ち込むことは不可能であり、そのような団体を設立するはずがないことを具体的に説明していたのですが、聞き取りを行った浦谷氏は「聞き流す態度で」(判決文の事実認定の部分では浦谷氏は「かしこまりました。はい。」等)と応じ、その後の証人尋問では「非常にあいまいなもので、参考にできるものが非常に少なかった」と述べ、しかも報告を受けた秋山氏は「分からないとか、覚えていないとか、記憶にないとかいうようなことばかりだった」と述べています。ここから聞き取り調査における安河内氏の反論は完全に無視されていたこと、そして幹部に正しく報告されていなかったことが明らかになっています。

このような形で行われた懲戒解雇処分について正当性が認められるわけがありません。
まさしく独裁政権下の異常な裁判と言ってよいでしょう。

こういう事態であったことを職員、試合役員の方々が知れば、誰が正しく誰が正しくないのかは自ずと分かるはずです。

なお、私は司法が絶対だとは考えていません。
2015.06.21 07:23 | URL | #Twj7/TDM [edit]
チップスポテト says... ""
私も不法行為が起きると組織の責任者と実行者が責任をとるのは当然と思います。
ただ他の職員達も見て見ぬふりをしていた人が多かったのではと思います。では何故見て見ぬふりをしたのか。恐怖でしょうか?違うような気がします。

雨降って地固まると言いますが、もう少し雨続くような気がします。
これが、良い組織になるための過程であることを期待します。
2015.06.21 07:24 | URL | #5VJSKfMU [edit]
いやまじで says... "東日本の善良な市民さん"
>今回は安河内さんの懲戒解雇には普通解雇が内包されていると主張していたのですか?

そのようです。
新主張をいくつか入れていたようですが、全て不採用となっています。
中には今年3月に通常解雇の意思表示したから、それが有効じゃないかと。

何回解雇するつもりなんでしょう。
2015.06.21 07:45 | URL | #Twj7/TDM [edit]
いやまじで says... "追伸"
チップスポテト さんへの返信コメントに補足しますと、
懲戒解雇に先立つ聴き取りには、JBCサイドの弁護士も同席しています。
2015.06.21 08:04 | URL | #Twj7/TDM [edit]
懲戒 says... ""
>それどころか協会長名義の陳述書提出って?

 裁判所で閲覧すればわかりますが、全日本ボクシング協会会長大橋秀行氏名義で陳述書が出ていますね。大橋氏は森田氏、浦谷氏らが会見を開いて設立表明した第二コミッションは浦谷氏らの主導ではなく、協会が主導となり新たな団体を設立、運営していくと平成23年6月23日の理事会にて決議し、新団体の事務局長として森田氏に就任してもらう予定であった、とあります。
2015.06.25 20:39 | URL | #- [edit]
たぬきち says... ""
これって、怪文書を見た時点で、理事が判断したと言うことでしょうか?

怪文書を見た限りでは、私もこのような判断をすると思いますが。
しかし、裁判で怪文書はこのような事実ではないと判明した・・・ということでしたか?

良く読めないので帰ってからもう一度読み直します。
2015.06.26 07:28 | URL | #- [edit]
東日本の善良な市民 says... ""
>普通解雇については、「懲戒が無理でも普通解雇ならもしかして...」という高等戦術(笑)ではないかと思われます。

>新主張をいくつか入れていたようですが、全て不採用となっています。

>大橋氏は森田氏、浦谷氏らが会見を開いて設立表明した第二コミッションは浦谷氏らの主導ではなく、協会が主導となり新たな団体を設立、運営していくと平成23年6月23日の理事会にて決議し、新団体の事務局長として森田氏に就任してもらう予定であった、とあります。

ありがとうございます。普通解雇の主張については高裁判決の内容とあわせ、よくわかりました。
懲戒さんのコメントについては私も信頼できる方からうかがっていましたが、文字に残せるほど記憶が確かではありませんでした。詳細情報がまとめられたこのウェブサイトに記録していただき感謝いたします。

この裁判では明らかに真実ではないことを後付けで主張し過ぎですね。
2015.07.02 07:58 | URL | #7SPhLgiM [edit]
says... ""
JBC上告?馬鹿集団すぎる。
全員解任か解体したほうがいい。
マジで呆れ果てた。
2015.07.15 01:47 | URL | #- [edit]

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