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ある裁判記録 その1 ―原告訴状―

 はじめに
 この裁判記録を、この問題について知り、考えるためにここに記す。

 この裁判は、原告が被告を訴えた民事裁判である。 
 訴状は原告により平成24年5月24日某地裁に提出され受理された。以下はその内容の要約である。

※〔 〕は要約者による注。
※ 準備書面とは、民事訴訟において原告・被告双方が、自らの主張と証拠となる事実を示すための書類である。実質的に裁判の進行状況を示す書類である。
※ 書証(証拠となる書類・写真・録音テープ等)は要約の対象外とした。

■■■■

訴状(平成24年5月24日提出)

1.請求内容は次の4つである。
 (1) 被告事務局長の地位の確認、その給与に値することの確認。
 (2) 被告事務局及びボクシング会場への立入禁止の業務命令の無効。
 (3) 給与の減額分の支払いと慰謝料の支払い
 (4) 被告が訴訟費用を負担すること。

2.請求原因。被告による原告への次の処分である。
 ①事務局長降格処分(平成23年6月28日付)
 ②約3割の基本給減額処分
 ③立ち入り禁止等の業務命令(事務所及び試合会場)
 ④他社職場への配転命令

3.処分の違法性と無効性
  被告事務局に怪文書が到着、その内容についての被告が調査を行ったが、不正経理疑惑について事実は認められなかった。それにもかかわらず、

 ①ある職員について有給休暇を認めて然るべきところを欠勤扱いにした
 ②ある職員に対して、雇用に関する不利益変更を行った

の2点を理由に処分を行った。しかも実際にはこのような事実はなかった。
 理由を欠く被告の処分は、社会通念上著しく妥当性を欠き、人事権の濫用であり違法である。
 またこれに伴う減給処分は就業規則の定めによっておらず同意もなかった。これは労働契約法第3条1項、8条、10条に違反し、労働者が受忍すべき程度を著しく超える不利益である。
 さらに「5%の減給処分1か月」(平成23年4月下旬)→撤回→「停職1ヶ月」(同5月9日)→「本件処分(降格処分)」は、同一事実に関する3度重ねての処分。違法であり、無効である。

4. 配転命令・業務命令
 ・被告は業務上の必要性が全くないにもかかわらず、他社の職場での勤務を原告に命じ、実質的業務も与えなかった。原告は従来業務に関わることも禁止され、そのため誰とも会話せず一日中席に座っていることを強いられた。
 ・名目上は与えられていた公益認定申請に関する業務も、平成24年2月28日に理事会で一般財団法人への移行の方向が決まったことでなくなった。
 ・平成24年3月31日、配置転換が行われ、「特命事項」担当とされるが、その内容について指示はなく、組織図上もすべての部や課から排除された。
 ・メーリングリストから除外された。
 ・ミーティングから除外された。
 上記の被告の原告に対する対応は、原告を退職に追い込むための嫌がらせが目的であり、名誉権・人格権を侵害している。
 ・使用者の裁量権の逸脱
 ・労働契約上の付随義務としての、人格を傷つけない配慮義務に違反している。

5.〔要約者注…不在。ナンバリングミスか。〕

6. 本部事務局長であることを確認すべき利益
 ・原告はこれまでボクシングの発展、被告組織の発展に尽力・貢献してきた。現在は地位を喪失し、ボクシングに関わる従来のキャリアを否定され、その能力を発揮する機会を奪われている。
 ・ボクシングに関わる業務に関係し、キャリア・人脈を生かし業務推進するために、復帰する必要がある。

7. 不法行為
 ・人格権(名誉)の侵害
 ・うつ病罹患等、精神的損害は500万円を下らない。

8.賃金(平成23年7月以降の基本給差額・支払われるべき賞与の支払いを求める。)

9.結語
 (1)地位・給与の確認
 (2)他職場への勤務は雇用契約上の義務のないこと
 (3)業務命令の無効
 (4)減額分給与の支払い
 (5)不法行為への支払い


第3 関連事実

1 事実経過

 (1)平成23年4月18日 怪文書到着と一部職員からの疑惑の指摘

 (2)5%減給1か月→職員が「(処分が)軽い」と反発→撤回

 (3)B専務理事(当時)中心に内部調査(6回、一切不正なし)
 →5月9日「停職1か月」:自覚を欠いた行動により誤解を与え重大な事態を招いたことへの責任

 (4)一部職員がなおも「処分が軽い」と反発 →調査委員会の設置(下記含め計6名)
 ・G弁護士(当委員会事務局長)
 ・Y弁護士
 ・q弁護士(元仙台高検検事長)

 (5)5月31日に一部職員が被告に無断で「公益通報」と称し不正経理問題に関する記者会見を行う。

 (6)6月28日に調査結果が発表され、1か月の調査で不正経理は一切認められなかった。不正が認められなかったのは下記①~④についてである。

 ①不正経理(横領・背任)
 ②情実による権限濫用で女性の不正採用
 ③本部女性職員に程度を越して親密に接して事務局長としての体面を汚した。
 ④執務上の職務の懈怠、職場の離脱・放棄

 ただし、部下に対する接し方に行き過ぎが認められた。
 ①有給休暇を認めて然るべきところを判断を誤り欠勤扱いにしたこと
 ②不十分な説明に基づく雇用契約上の不利益変更を行ったこと
 これらは不相当であったと認めざるを得ない。
 以上の調査結果を受け、被告は処分を行った。

2 本訴提起に至る経緯
 〇原告はD事務局長、C専務理事らに再三現状の過酷で心身共に限界であること、本来業務への復帰の要望を伝えたが、無視された。
 〇平成24年2月6日にC専務とG弁護士に、2月10日にD事務局長に面談し訴えた。
 〇3月6日にD事務局長にメールで改善を訴えた。
 〇3月13日、全職員の配置転換が行われ、原告は組織図の上で全ての業務から排除された。これにより原告を半永久的に排除し、自主退職に追い込む被告の意図が明らかになったため本訴提起に至った。

****

訴え変更申立書(仮執行の宣言を求める)(平成24年6月20日提出)
(懲戒解雇の無効の申し立て)

被告が平成24年6月15日に解雇通知書を原告に郵送。それによると、

 ①原告は別コミッションと会社の設立を具体化しようとした
 ②Kに被告管理のボクサーの個人情報を、Mにボクサーの戦績を開示した。
 ③Lが被告窓口であるかのように装わせgに通信・接触せしめた。
 ④ ①②③は別団体ないし会社設立により被告組織弱体化、被告内部秩序の壊乱、ガバナンス崩壊、事業による被告との競合を意図しており、就業規則上、懲戒解雇に相当する。

 上記の①乃至④は事実無根または就業規則の当てはめの誤りであり、②③は懲戒解雇事由に該当しない。したがって懲戒解雇は無効である。

■■■■

以上

by いやまじで

Comment

やわらか says... ""
一部職員…私は裁判云々よりもそこまで人を追いこもうとする神経が全く理解できません。

裁判とは全く関係ないんですが読んでて身震いしました。
2014.05.18 12:28 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
この人を抹殺したいという思いだけはヒシヒシと感じますね
この辺は片棒担いでる雑誌やライター連中もです

人権もクソもなく思い込みだけで突っ走ってる
2014.05.18 23:11 | URL | #- [edit]
チンパン says... ""
某掲示板でネタになってたから来て見たら…
確かに私怨が渦巻いてるねw
2014.05.19 13:09 | URL | #- [edit]

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