HARD BLOW !

牙城崩れず メイウェザー vs マイダナ(+ vs ブローナー) 20140504

●WBA・WBC世界ウェルター級統一戦

 メイウェザーのディフェンス、とりわけL字ガード、スウェー、ショルダーブロックを打ち崩すのは、マイダナがブローナーをダウンさせた追尾式ミサイルのような足の長いパンチがではないかと思っている。

 実際この日アンダーでブローナーと対戦したモリーナが繰り出したオーバーハンドは、マイダナがブローナーにヒットさせた左ロングフック同様大きな脅威になっていた。

 その追尾的パンチがはたして当たるか、それを焦点に試合を見ていた。

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 当たらなかった。

 マイダナは、自分のできることは最大限やったであろう。左ジャブ、右のオーバーハンド、左フック、離れ際のアッパー、とにかくパンチは繰り出した。中盤の失速もブローナー戦ほどはなかった。ただ、クリーンヒットが少なく、与えたダメージはわずかだった。

 この日のメイウェザーは、序盤あまり足を使わず、前に出ながら、ある程度マイダナの距離で戦った。相手の前への勢いをつけさせないためであろうが、やや相手を過小評価した面もあると感じた。実際マイダナのエネルギッシュな攻撃に手こずり、最後まで苛立っていた。

 それでも中盤以降はマイダナの動きを読んだメイウェザーがクリーンヒットを奪って判定をものにした。

 予想通りの展開だが、最後までマイダナの一発がありはしまいかと思うほど、マイダナは頑張りを見せた。

 しかしメイウェザーの情報収集能力と分析能力が上だった。マイダナの追尾の電波をメイウェザーは遮断した。マイダナのパンチは柳に吹く風となった。 

 メイウェザー、次にやってほしいのはダニー・カルシアだ。

****

 この日最も印象的だったのは、ブローナーのオーラの消え具合。

 第1R、モリーナのプレッシャーに適正な距離をとれなかったこと、そもそもモリーナがブローナーを恐れていないことが、現在のブローナーの位置をよく表している。

 ブローナー自身、相手が以前のように倒れてくれないことで、より一層強いパンチを打とうと、前傾する、踏ん張る、上半身を過度に緊張させる。その結果ディフェンス面で反応が遅くなっていた(特に序盤)。

 かつてのリツォー戦やデマルコ戦のような上から目線の、相手の眼から闘志の火を失わせるような戦いではなかった。ふつうに頑張っているボクサーであった。おそらく遅れてきた階級の壁に彼も苦しんでいるのだろう。だから1階級下げてタフな相手を再起戦に選んだことはそこそこ評価している。

by いやまじで

Comment

やわらか says... ""
苦戦というより手を焼いたて印象がありましたね。マイダナのボクシングとメイのボクシングスタイルは噛み合わないかなぁ。もうちょいマイダナのバッティングには注意してほしかったです
2014.05.05 20:48 | URL | #- [edit]
いやまじで says... ""
コメントありがとうございます。

変則で八方破れなマイダナは予測しづらいのではないでしょうかね。それとメイウェザーはいつもならクリンチ、ホールドでかなり強引に相手を締め上げ(?)て相手に心理的なダメージを与えていると思いますが、この日は体重差17パウンド+エネルギッシュということで、あまり有効ではなかったですね。そのあたりもイライラ感につながっていたと思います。

マイダナの頭もそうですが、ブローナーのボディスラムに減点がなかったのに驚きました。
2014.05.06 01:54 | URL | #XmKBmEnU [edit]

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