HARD BLOW !

亀田サイドの手法が結構巧妙だという意見について

 さてさて威勢が良かったJBCが些かトーンダウンしてなんだかおかしな空気になってきた「亀田大毅負けても王者問題」ですが、先日その話題で友人と電話で雑談していた時の事、私が「亀田の代理人弁護士が『一緒に調査して事実を究明しましょう』みたいな感じなのが不可解なんですよね」と言うとその友人「あれはなかなか面白い作戦なんじゃないの」と言ってきたのです。そりゃどういう事ですか?と真意を尋ねると「亀田サイドは『JBCがウソをついている』という敵対姿勢を取ってないでしょ。『事実関係を調べよう』というのは自信がある人の対応ですよ」ということ。「なるほどそんな考え方もあるんだなあ」と私は感心したのでした。

 よく考えりゃ『亀田が絶対悪』というのはあくまでボクシング村・ボクシングファン・ネットの野次馬文化内の価値観で、実社会ではあくまで一市民です。「弱い相手を選んでる」とか「判定がおかしい」とか言う話もあくまでスポーツの枠内の話で、ライセンスを止めてジムやプロモーターとして活動できなくすることは生活権の侵害を巡る問題であり次元の違う話です。当然過去の事例との整合性も問われるし、まして今回のケースは「ソリスが計量を失敗した」と言う特殊事情もある。訴訟となれば非常に微妙なケースといえるでしょう。訴訟社会であるアメリカに本拠があるIBFも訴訟において証人となるような立場になれば曖昧な返答はしないはずです。

 ボクシングファンや一部タイコモチマスコミは「JBCガンバレよ!絶対引くなよ!俺たちがついてるぞ!」と無責任に煽ってますが、裁判になれば当然費用はかかります。相撲協会の八百長メール事件の裁判を見ても分かりますが、閉じた社会の価値観は得てして法廷では通用しない物でございます。さてJBCが敗訴し逸失利益の回復や訴訟費用で支払いを命じられた時、JBCを煽った彼らはその金銭的負担を肩代わりしてくれるのでしょうか?JBCに確たる勝算もないまま訴訟に突き進ませて、貴重な内部留保を弁護士費用で徒に消尽し、敗訴すれば社会的な評判も低落させるようなリスクを取らせることの責任を彼らは自覚しているのでしょうか?ましてその費用はこのまま行けばボクサーが医療費目的で負担した健保金が当てられる可能性があります。責任も取れないのに展望もなしに対立を煽る事の危険性を自覚しているのかな?と思います。まあ自分の被害感情が一時的にでも回復すればなんでもいいのかな?

 それにしてもJBCも歯切れが悪い。結局ルールミーティングにおいて「負けたら空位」という合意があった証拠も、IBFからの「非を認める」というコメントも一切発表されないじゃないですか。

 絶賛赤字運営中の一般財団法人JBC様はきっと「ライセンス取り上げるぞ!さっさと謝らんかい!」とカマしたら亀田が「スイマセンでした」とすぐ腹見せると思っていたのでしょう。ところが弁護士が出てきて「まあ一緒に原因を究明しましょうよ」とスカされて、そこで思考停止状態になっているのではないでしょうか?強く出るしか手段がないと言うのはJBC様が抱えるほかの裁判を見ていても分かる傾向ではありますが。

 「JBCガンバレ!亀田に鉄槌を!」なんてやってる人は別に裁判になっても、金も持ってくれないし、万一敗訴しても責任も取ってくれないんだから、ぜひ冷静な判断をして欲しいもんです。まあ無理でしょうけど。

TBSはさっさとルールミーティングの映像出せばいいのにと感じる(旧徳山と長谷川が好きです)

Comment

says... ""
JBCはコミッションとして、この試合で一体、何の役目をしてたんでしょうというのが疑問です。
ルールミーティングで決まった内容の証明もできないコミッションって何なんでしょう。ボケーっとその場にいただけなんでしょうかね。TBSに映像出してもらうとか、それこそ恥の上塗りですw
2014.01.14 21:04 | URL | #- [edit]

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