HARD BLOW !

予兆

 深刻な事件の前には、時として先触れと言いたくなるような予兆的な事件が起きる事があります。

 自分の経験で恐縮ですが、JR福知山線の脱線事故が起きた時私はある予兆となる事故を思い出したものでした。その事故が起きたのは脱線事故から遡ること3年の2002年、人身事故の救命活動中の救急隊員を特急列車がはねるという考えられない事故でした。http://www.47news.jp/CN/200211/CN2002110701000435.html事故原因は「一刻も早く運転を復旧をしたい」というJR西の経営優先・安全軽視の姿勢にあることは明らかで、所轄の消防は激怒し「今後はJRから要請があっても出動しない」とまでコメントしたと記憶しています。JR西は当時競合私鉄とのスピード競争に血道をあげており、定時運行の為に発車時警告を「ドアが閉まります」から「ドアを閉めます」に変えたりもしていました(現在は戻している)。事故後にメデイアによってこのようなJR西の経営方針は遡って参照されましたが、それは余りにも遅い批判でありました。なぜその当時に「JRはおかしい。このままでは大事故が起きる」と警告出来なかったのかというと、それはJRがメディアにとって大スポンサー・広告主であったことも少なからず影響したのでしょう。JR批判が載った雑誌はKIOSKで販売しないというような言論封殺も当時行われていました。大事件・事故が起こって始めて批判が起きるではメディアの存在意義はないのではないでしょうか?
 
 ボクシング界で今進行している、JBCの組織改変や制度変更、そして奇妙なメディアとの癒着関係への疑問の表明は、僭越ながら未だに当HARD BLOW! 以外ではトンと目にする事もありません。プールされた健保金がどこに行ったのか?安全対策はどうなるのか?大手ジムの会長がJBCに入って審判員の人選や採点面で競技の公正は確保されるのか?誰も疑問に思わないのでしょうか?業界人やファンの無関心は不気味ですらあります。

 そんなJBCを巡ってまたも脱力するような情けない事件が起こりました。世界戦で来日するはずのボクサーが来日せずに、代役を立てたものの統括団体から世界戦の認可が下りなかったというのです。http://www.daily.co.jp/newsflash/ring/2013/07/17/0006167562.shtmlテレビでお馴染みの具志堅会長も「こんなことは初めて」と言う異常事態です。失礼ながら殿堂入りマッチメイカー氏が組んだ試合にしては余りにもオソマツな仕事ではないでしょうか?これはプロとして恥ずべき事態です。そして「一国一コミッション」を金科玉条として組織防衛のための組織防衛に汲々とする現JBCはもはや、「プロモーターが組んだ試合をただ機械的に管理運営すれば良い」と考えているのではないか?という疑問すら浮かびます。「日本国内では我々以外にはボクシング興行はさせない!」と言う自負心に比べて、管理能力の実態が伴っていないのではないでしょうか?まあ「英語が複雑で間違えました」で無実の人間に濡れ衣を着せちゃったJBCの能力では、海外の統括団体とのコミニケーションにトラブルが生じる事もやむを得ないのかも知れません。

 現体制になって起こっている様々な『変化』が、今後ボクシング界に起きる重大な事件の予兆ではないかと思えてなりません。

 緑の党だけには入れたらイカンと感じる(旧徳山と長谷川が好きです)

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