HARD BLOW !

もうひとつのJBC裁判 谷川俊規氏の場合17

 私どもHARD BLOW!が「安河内事務局長下ろし」に端を発する2011年からの「JBC問題」について記述するようになったのは、元はと言えば「動物には優しいけれど、人間には意外と平気でヒドい事をするゴシップライター」氏との軋轢が発端でした。その時点ではまさか当事者である安河内剛氏や谷川俊規氏に直接話を聞けるようになるとはよもや思っていませんでした。2011の早春から足掛け二年チョイ、まあ色々なことが起こりましたが、関西在住の私と関東在住の他のメンバーはそれぞれ分担して個々の事案を取材してきました。

 しかしことここに至って、原点に返る必要を私は感じています。安河内氏に根拠なき疑惑を向け、谷川氏の私生活を徹底妨害し、高山選手に濡れ衣を着せ、大沢選手の貴重な選手生命のひと時を奪うといった一連の行為(私達が知らない事案もまだあるかと思われます)は全て、安河内・谷川両氏との裁判闘争との関連が強く推測されます。JBC側の証拠や論拠の弱さと矛盾を糊塗するために、次々と新規の話題を御用ライターと御用メディアを使ってぶち上げることで目先を変え続け世間を欺いているのではないか?勿論そのような手法は証拠を精査する法廷では通用しませんが、内情を良く御存知ない市井の方や専門誌が情報源のファンや関係者には「なんかややこしい奴が暗躍してるみたいね」と言う印象を植え付けることが出来ます。いやむしろ訴訟の行方まで織り込んで「判決はともかくコイツらはボクシング界に弓引いたとんでもないワルでっせ。付き合いしたらあきまへんで」という開き直り戦術とすらとれます。このような道理をわきまえない卑怯千万な手法に積極的に関与するコミッション中枢職員と一部マスコミ人の暗躍を今一度鳥瞰することで、15日発売の号に掲載されると言うボクシングマガジン(以下BM誌)の告発記事の底意を実感していただきたいというのが本記事の主旨であります。

 まず根本的な問題として安河内氏が職を追われる原因となった「試合役員による公益通報」でほのめかされた『疑惑』はその後全く尻すぼみになり、出所不明の「フグの領収書」以外の背任・横領の証拠は何も出ていません。これまた出所不明の「キス写真」とのパッチワークで「職員を愛人にして経理を私物化している」というイメージが流布されたものの、その後確たる証拠も出ていません。路上で妻帯者が妻以外の女性とキスしてる写真は深刻な家庭争議を生む可能性は大ではありますが、証拠もなしに怪文書を使ってトップを蹴落とし職場の実権を乗っ取るという行為の方が道義的にはマズいんじゃないのかという気がしますがいかがなもんでしょう?
 その時点での安河内氏の不正を告発する記事の主役となった「複数の人格を使い分けることで幾多の名文をモノにされてきた人気ライター」氏が「王子様のようないでたちが眩しすぎて、リング上のボクサーより目立っちゃう試合役員氏」と非常に近しい関係であったことはファンの間でも周知の事実です。「『格闘技経験者』でありながらファンを騙して自分の弾除けに使っちゃう」「ことあるごとに秘密結社に自分が狙われているかのような虚言を弄して多くの人を欺いてきた」「この人にしか話してないことがなぜか翌日2ちゃんねるに出てしまう」ような、胡散臭いライターの獅子奮迅の活躍によって、JBC事務局長の地位を追われた安河内氏は閑職に追いやられ結果的に解雇されることとなりました。その解雇要件がおなじみ「新コミッションの画策」。15日発売のBM誌にどのような爆弾情報が掲載されているのか当方の関知するところではありませんが、まず彼を失脚させた手法が恐ろしく卑劣なものであったことは記憶しておくべきだと思います。そして解雇不当・地位保全という基本的人権に関わる重要案件を争っている局面においても、「アイツらはボクシング村の秩序を乱した極悪人ですよ」という論理をしか主張できないJBC中枢とBM誌の人権感覚・社会常識・教養の欠落振りにはただただ呆れるのみです。彼らによると「第二コミッションの画策」は万死に値するような悪行のような扱いですが、であるならば公益通報の後「第二コミッション」の言及した現JBC中枢の皆さんこそまずは自らの罪過についての率直な見解を出して欲しいものです。

 私生活を暴く怪文書と虚偽の理由をもって気に入らない上司を排除し「アイツが辞めないなら俺達は新しいコミッションを作るよ」とゴネていたのは自分達じゃないのですか?そしてこの様な近過去との整合性すら指摘できないBM誌の論理欠如は目を覆うばかりです。本来の調査報道・検証報道とは原因にまで遡り背景を探り出した上で、的確な分析を加える事です。「JBCがなければプロボクシングは無い」「JBCが認めなければプロボクサーではない」というような近視眼的な利害計算で係争の一方当事者を取材もなしに貶めるような記事を掲載するのみならず、訴訟にも当事者として参加してしまうような態度は報道機関としての自己否定です。しかし考えて見たらこれこそベースボールマガジン社のDNAなのかしら?という気もします。最近「ジャイアント馬場から金を貰ってSWSに対するネガティブキャンペーンをしてました」と告白したターザン山本氏が編集長を勤めていた「週刊プロレス」もベースボールマガジン社の雑誌です。読者をミスリードするのが本来の姿で、ジャーナリズムだの人権だのといった高尚なお話はハナから無理な会社なのかも知れません。そう考えればBM誌の編集方針も納得であります。

 今一度言わせて頂くと、相撲協会や柔道連盟でも情実人事とスポーツマスコミとの馴れ合いが、腐敗の温床となりました。今JBCで進行しつつあることと見事に相似形である、と私は思います。

 関西の夏が大嫌いな中年(旧徳山と長谷川が好きです)
 

Comment

B.B says... ""
恐れ入りました。
まったく同感です。
2013.06.14 23:31 | URL | #bH1htKmU [edit]
たか says... ""
某記者が格闘技経験者ってのは、異論が有ります。
それはどこを探しても記録のない自称チャンピオンだったからですか?
それとも○○組なんて団体で、若頭補佐なんて役職を貰い、ヤクザごっこなのか、プロレスごっこなのか分からない、ママゴトをしてたからですか?
2013.06.15 09:56 | URL | #- [edit]
B.B says... ""
諸々の取材は現在進行形ですが、今改めてこの記事を読むと問題の核心部分が迫って来ますね。

JBCが被告として抱える複数の民事裁判も大分煮詰まって来たようですが、被告側の反証はここまできても合理性がまだ見えてこない。
提出資料も整合性に欠ける点が余りに多いようです。
ある民事における直近の提出資料などは、法律に詳しい方によると唖然とするしかないほど無残なもののようです。
あまりに常識からかけ離れていて、素人の自分でも言葉を失う内容ですが。
興味のある方は裁判提出資料の閲覧に是非行って確かめて頂きたいですね。

民事に裁判員制度があったら(まぁないんですけど)一体どうなってたんだろう?と思う。
2013.09.28 10:10 | URL | #bH1htKmU [edit]
ウチ猫 says... ""
>民事に裁判員制度があったら(まぁないんですけど)一体どうなってたんだろう?と思う。

仰る通り、こういう問題や、飲み屋のツケを払ったとか払わないとかいうような裁判こそ裁判員にやらせりゃいいんですよ。
こういうのなら、タバコ屋のオバチャンや製本屋のオッサンでも判断できますから、一日拘束して20件くらい片づけさせ、その分本職の判事は重大事件に専念してもらえばいいんじゃないですか。多少間違った判決出したって、金で済む問題ならまだマシでしょう。無実の人間を死刑にする可能性を考えたら。

ここ最近のJBC裁判を見ていると、被告側が言ってることはもはや小学生の喧嘩レベルになって来ていますが、こんなのに判事が延々とつきあわされ、逆に重大事件に素人が駆り出されるというのは正気の沙汰には思えないんですけどねぇ。
脱線してすいません。
2013.09.28 23:38 | URL | #nZcYMxmY [edit]
B.B says... ""
社会常識や市民感覚はその時代や背景で変わるからこその裁判員制度で、そこは意味があると思うんですね。
袴田事件は第二回再審請求が大詰めを迎えているようですが、裁判所がなかなかそれに応えないのは何故か?が見えるような気がします。
「それでもボクはやってない」を見ましたが、周防監督が裁判員制度を睨んでのことだったかは分かりませんが、法廷の実態というものを広く世間に知らしめた作品でした。
これも冤罪事件が題材でしたが、ここにも市民感覚が加わったらどうなっていたか?は、やはり考えさせられます。

しかし、ウチ猫さんが仰る通り民事にも所謂庶民感覚が反映されたらなら、もっとスピード感のある裁判が行われて双方の時間的負担が軽減されるかも知れませんね。
まぁ自分は問題点を勉強していないので感覚的な話しですが。

さて件の裁判。被告側の戦法はまるで後出しジャンケン作戦かって感じですが、まぁそれは戦略としてはアリにしてもですよ、チョキだかパーだか判然としない証拠資料の数々は矛盾だらけで、ことごとく失敗していると思えます。
つまりは、そもそもの前提からして既に覆っている可能性が非常に大きい。
現実、裁判ですから結果見なければなりませんが、ここは声を大にして言いたいですね。

「あってもいいじゃないか、ファンによる裁判員制度(仮称)」・・(笑
2013.09.29 07:27 | URL | #bH1htKmU [edit]
ウチ猫 says... ""
ファンによる裁判員制度なんて、業界の人に聞かれたらヘソで茶を沸かすような話と思われるでしょうが、旧徳さんが最新記事の最後で触れているプロ野球の選手会なんかも、30年前には、今のような地位を築くと信じていた人間は皆無だったと思います。

私は子どもの頃、「ベンチがアホやから…」でお馴染みのエモやんの本をよく読んでおりました。業界の裏話的なものに接する楽しみのようなものを感じていたんでしょうが、彼のいくつかの著作の中に、日米の野球の比較についての話がよくでてきます。

曰く、
「アメリカのキャンプに参加した時、ホテルの廊下でジャンプして、天井に手が届くか、という遊びを米国選手とやったことがある。結果は、やっとこさ手が届く当方に対し、彼らは頭が天井にぶつかってしまう。土台体の作りが別次元で、これは到底かなわない」
「アメリカの選手会は、要求が通らなければストまで起こすような交渉力を持つが、日本の選手会は単なる親睦団体のようなもの。選手が何か言ってものが動くことなんてありえない」
等など。

しかし現実は、野茂という偉大なパイオニアを皮切りに、現在はメジャー挑戦自体は何ら新鮮味がない話題とさえいえる状況ですし、選手会も完全にその地位を確立し、文科省がその意見をヒアリングしたりして、場合によってはコミッショナーやオーナー会議の意見よりも、そちら(選手会)の意見を支持することすらあります。
※別に江本氏に先見の明がないということを言うつもりはありません。当時の日米の野球選手を比べて、実力的・環境的に、あまりに彼我に差があることについて問題提起をしたのかもしれませんし。

要はやる気じゃないですか。元気があれば何でもできる、とは言いませんが(笑)、まずやる気を持ってことを起こさなければ絶対に何も起きません。
また、たとえすぐには結果が出なくとも「こうしたいと思うから、こういう行動をする。諦めるつもりはないからそれを続ける」ということが大事なんだろうと思いますね。
2013.09.30 01:36 | URL | #nZcYMxmY [edit]
名無しさん@ニュース2ちゃん says... ""
”最近「ジャイアント馬場から金を貰ってSWSに対するネガティブキャンペーンをしてました」と告白したターザン山本氏”

↑事実の虚偽はともかく、具体的な証拠もなく証言一つで、これを簡単に信じるというのはどうかしてる

どんな人物か知ってる?
普通の感覚なら安易に信じないよw
2013.12.19 03:15 | URL | #- [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
>名無しさん@ニュース2ちゃん さま

なんか長々放置してたことをお詫び致します どうも失礼しました

ターザンの発言についてはベースボールマガジン社が抗議していないことが全てだと思いますよ

事実じゃなければ抗議するでしょ と私は思います

ちなみに自分はターザンの日記ずっと読んでます。日記の映画評のデータの間違いを指摘して日記の文中で「ありがとう」と感謝された事もあるくらいのヘヴィ読者ですよ 
2014.01.14 21:06 | URL | #- [edit]

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