HARD BLOW !

アンチが出来あがるまで・・ それでもボク愛

さて続きです。
とまぁ史郎さんとの出会いは強烈な印象として鮮明に覚えてますが、同じご町内でありながらその後6年間は直接の接点が奇跡的にありませんでした。(おそらくごく近い将来会う事があるかも知れません)
しかし、古くて頭の固いボクシングファンとしてはセンセーショナルな売出し方の亀田兄弟について無視するわけにもいかず、「あのスタイルはだめだ、嫌いだ」と言いながらテレビでは必ず観戦していました。
そして、これまた私にとってもおそらく全国のボクシングファンにとっても大事件であったであろう「アノ試合」が起こるわけです。
平成18年8月2日 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 亀田興毅対ファン・ランダエタ。
その結果はボクシング界だけでなく一般メディアやボクシングに興味のなかった一般層までも巻き込んでの大騒動となった事は忘れる事は出来ません。
一部のボクシング関係者の中には「テンポイントマストシステムを元に冷静に判断すれば亀田選手が勝っていた」「素人には解らないかもしれないが、プロの目から見ればドローか、地の利で亀田勝利も充分にあり得る」などの論評もありましたが、それをそのまま信じたファンは一体どれだけいたでしょうか。

これよりさかのぼること3年前、ファンとしてある事をハッキリと自覚することになる試合がありました。
共にこの試合に勝って世界を狙いたい実力者同士の注目の一戦、OPBFフライ級タイトルマッチで王者小松則幸が選んだ相手は強打の実力者トラッシュ中沼。小松選手にとっては比国のロリー・ルナス(後のロリー松下)から見事な2RTKOで奪った王座の3度目の防衛戦で勝てば文句無く世界へ。中沼からすれば前戦僅差ながら坂田健史に判定で負け(私は中沼が勝ったと見ましたが)この試合も落せば世界挑戦どころか引退の2文字も過ぎる崖っぷちの戦い。結果は2-1のスプリットで小松の勝利。
しかしそれは当時ファンの間でも物議を醸した内容でした。私は少なくとも3~4ポイント差で中沼の勝利と見ましてこの結果に納得がいかず協会をはじめJBC、専門誌にも実名で抗議文を送りました。
その抗議文は後日専門誌に掲載されましたが、痛烈に地元判定を批判する内容のものでした。
翌年両者の再戦が実現することになりますが、しかし初戦を地元判定と言われ「だったら東京でやろうじゃないか」と王者のプライドを見せ受けて立った小松選手は偉かった。互いに意地を見せ白熱した試合だったと記憶します。(今度は2-0で中沼勝利でしたが実はこれまた採点内容に紛糾する訳ですが・・)
ファンの勝手な言い分ですが、しかしこの時は試合の結果よりも選手の戦い方や潔さ、試合後に互いを讃えあい認め合う姿に素直に感服する思いになるのです。「世界に行けよ!」「よし!必ず獲ってくる!」

それだけに、もしかしたらその後の若者の人生をも決定するかも知れない試合審判には、それこそ重大な責任があると思います。人間ですから間違いもある。ファンには理解出来ない作用が働くかもしれない。しかし、どうであれ常に公平公正なジャッジを求め続ける事は選手やセコンドだけでなくファンの務めでもあると固く信じます。

さて、私としてはこうした背景がありまして「アノ」不可解な判定を巡っての、その後巻き起こった強烈な亀田バッシングの渦の中に(計らずもある意味加害者として)自ら身を投じて行く事になるのです。

続く・・

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