HARD BLOW !

河野借敗!

WBA世界スーパーフライ級戦
王者 河野公平(ワタナベ)vs同級1位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)
判定0-2 河野初防衛成らず。


昨年大晦日、強い王者テーパリットを打ち倒し大番狂わせで念願の世界王者となった河野選手だったが、今回は実に惜しい試合を落とした。

これまで目立ったキャリアの無いベネズエラ人だが、アマチュア180勝を誇る挑戦者は短期決戦を挑んだか、初回から左アッパー左フックと回転力で王者を攻め立てる。
そして、軽いながらもヒットを重ね早くも主導権を奪う作戦だ。
スタートはいつものように体のほぐれない河野選手だったが、2Rに至近距離での右フックをカウンターで合わせてダウンを奪い序盤をほぼイーブンで抑えた。
挑戦者の予想以上に強い右を浴び効かされてふらつく場面もあったが、体の温まる中盤からが河野選手の勝負パターン。
5Rから執拗なボディ打ちから右を上に被せ徐々に自分のペースを掴み始める。
しかし挑戦者の左から右フックと被弾も多い王者。
消耗戦の様相が呈し始めた中盤、明らかにボディが効き始めた挑戦者だが、しかし奮起した8R開始早々荒々しい左右を振って王者を攻め立てる。河野選手はソリスの圧力に体が立った所に左フックをカウンターで当てられ痛烈にダウン。
タフな河野選手には珍しいシーンだったが過去にも猛然と立ち上がって挽回した試合があった。同じように今回も効かされながらも攻勢をかけポイントを奪い返し、ほぼイーブンで中盤を終えたかに見えた。
結果論だが、後半の10Rにローブローで減点を取られたのが痛かったのと、11Rボディの効いている挑戦者をあと一歩攻めきれず明確なポイントを上げられなかった事が判定に響いた。
河野選手のファンで幾つもの激闘を観て来たが、ファイターとしてはさすがに全盛期の打ち負けない馬力とタフネスに翳りが見えた。
観ているこちらも力尽き果ててしまったが、しかし、今回もまたもや借敗。
もう少し、あと少しだけリングに立つ姿を見ていたい。

さて試合後、判定を不服としWBAに対し再戦を要求するというワタナベジム渡辺会長だが、これに勝てば亀田ジムのラブコールに応える形で亀田大毅選手との防衛戦を見据えていただけに両陣営共に残念な結果となった。
スーパーフライ級戦線は先日のWBC世界戦での佐藤洋太選手の陥落に続いて、またもや混沌として来たが、交渉に強い亀田プロモーションとしてはやり易い方の王者を相手として選べる事になったのではないだろうか。

追記:
河野選手の陥落、悔しいので再度録画を観ながら素人採点してみた。
両者攻めきれない11ラウンドをイーブンとしたが、自己採点は113-113のドローだった。
公式採点は113-113、114-112、115-111で挑戦者。
つまり、僅か1ポイントで辛うじて防衛が成った可能性があった訳だ。
それにしても集計に時間がかかったよなぁ・・。

B.B

Comment

シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
自分は1ポイントソリス。手が長い彼がチャレンジャーらしく距離を詰めて、ダウンを奪い返した闘志はさすがでした。減点も事前に警告があったしそれまでも低いパンチあったので仕方が無いと思います。河野は大晦日ほどの切れは感じなかったですね。あれは一世一代の仕上げだったのか?今回はソリスの巧さにも翻弄されたと思います。テーパリとは相性が違ったか
2013.05.10 00:51 | URL | #- [edit]
B .B says... ""
>あれは一世一代の

ぶっちゃけそうでしょうねぇ。
河野選手の強い決意があの衝撃を生んだと言って過言ではないと思います。
それと渡辺会長が良くあの試合を組んだと思いますよ。
渡辺会長の本「ダメ男がー」を読みましたけど、なんでも一見ぬぼーっとした会長ですが「時折、野生の勝負勘が働く」のだそうです。

いやしかし、旧徳さんの採点も厳しいなぁ・・
酸素魚雷さんも「少なくとも河野の勝ちはないです」と仰ってましたが・・
確かにソリスは見映えも良かったですけど、河野の「ボディ攻撃」をも少し取ってくださいよ(笑
2013.05.10 18:05 | URL | #bH1htKmU [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
河野のボディーは確かに有効で手数も旺盛でしたが、いかんせん見栄えが良くないですね。ボディーが当たる距離に入れば被弾も避けられないわけで、そこで明らかに優勢な局面がもう少し必要だったと思います。とにかく減点は余計でした。一方、果敢に打ち合って引かなかったソリスのガッツにはグッと来ました。
2013.05.10 22:33 | URL | #- [edit]
いやまじで says... ""
正直この後誰に負けてもいいからこの試合だけは勝ってほしかったですね。テーパリ戦がフロックでないことを証明するためにも。(私はフロックじゃないと思うんですがね。)

1,2Rに河野がソリスのジャブを浴びまくるのを見てマズイなぁと思って見ていました。防御しなさすぎです。私の採点は河野の2Pリードでしたが、あいうのは採点にも影響すると思うので、もう少し体を振って中へ入ってほしかったですね。(ソリスも勝利は確信していなかったようですし。)

それにしても河野のスタミナとタフネスはホントにビョーキです。それで行けてしまうから、ディフェンスが甘くなるんでしょうか。
2013.05.16 01:16 | URL | #Twj7/TDM [edit]

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