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三谷ジムスパー大会 第15回戦気杯

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4月14日(日)、今回で15回目となる三谷ジム主催のスパー大会「戦気杯」が行われました。
今大会、会場は三谷ジム内ではなく、八千代台駅前のショッピングセンター「ユアエルム八千代台店」の、屋上駐車場スペースを借りての開催。

やや風が強いものの天気には恵まれたのですが、ジム以外でやるとなると、リングの設置を始め様々な準備が必要となります。
以前に他の場所を会場としていた時は、三谷会長が母校のボクシング部廃部に伴って譲り受けたというリングを使用していたと思いますが(記憶違いだったらすいません)、大会終了後に解体するのにもけっこうな人数でけっこうな時間がかかった為、当然組み上げる時はもっと時間がかかることが予想されます。
今回私は、会場の準備のお手伝いの為に7時過ぎ頃馳せ参じましたが、「まあある程度は昨晩のうちに業者の方がやっているんだろう」と思って到着してみると、見事に何もなし(笑)。

いやだとか大変だとか以前に、開始時間に間に合うのだろうかと不安になりましたが、今回のはレンタル業者から借りたようです。
いつものリングは、相当数のネジや釘も使用するものでしたが、今回のリングは一つも工具を使わずに出来る簡単なもの。キャンバスが柔らかくバンバンと大きな音がするので、主にプロレス等に使われているものじゃないかと思います。筒状に丸められた緑色のマットを運ぼうとしたら「あ、それはリングの周囲に敷くんですが、今日は使わないと思いますよ。場外乱闘はしないでしょ?」なんて言われたり(笑)。
ともかく、業者の方二人の指示に従いながら、10人程度の人間で1時間かからずにほぼ完成したのには驚きました。

メインディッシュのリング設置が終わり、客席用のパイプ椅子と本部席のテーブルを並べている頃に、選手たちが続々と到着してきました。
毎回思うことですが、参加者の皆さんの意識の高さは素晴らしいですね。リング横のイベント用スペースが、選手たちの待機場所兼当日の計量・検温をする場所でもあったのですが、進行がスムーズにいくようにテキパキと準備・運営に協力してくれます。

また、この大会には多くのちびっこボクサーが参加しますが、彼らがこれまた大変元気で、礼儀正しいのが気持ちいいですね。朝の「おはようございます!」に始まり、グロービングの際の「お願いします」「ありがとうございました」といった挨拶は、ほとんどすべての子どもがしっかりできていました。
毎回、開会式で今岡会長が大会モラルについて話をするんですが、「会場や施設は好意で貸していただいている」「多くの人が大会準備の為に働いてくれた」「何か事故や迷惑行為があれば次回開催ができない可能性もある」「だからマナーやモラルをしっかり守ってください」と、ほぼ同じことを毎回お話しされるので、参加者全員の意識に浸透してきているんだと思います。

そしていよいよ開会。
最初は「高校生の部」ですので、しょっぱなからスピード・パワーともにハイレベルな試合が期待されます。
第一試合からして、前回最優秀賞の三谷ジム・大網選手と、こちらも何度も賞に絡んでいる中村利樹選手(戸高)との対戦で、この勝者が即MVPかという期待のできる試合でした。
が、どうやら大網選手は、今回は不参加の予定だったのですが、中村選手の相手が棄権してしまった為に急遽埋め合わせで参加することになったようです。練習もほとんど出来ていなかった状態では、中村選手に敵わないのは仕方のないところ。
非常にセンスを感じるアウトボクサーですので、ぜひ次回は万全な状態で参加して欲しいと思います。

今回も中村選手は優秀賞(銀メダル)を獲得しましたが、金メダルは、前回大会で別記事を作りご紹介した三谷ジムのホープ、梅津奨利選手です。
実は彼、まだ中学生らしいのですが、釣り合う対戦相手が同級生の中にはいない為、「飛び級参加」での金メダル獲得となりました。

相変わらず手も足も速いし、力もついてきていますが、彼はアマよりプロでこそ真価を発揮するタイプだと思います。
松信トレーナーも指摘していましたが、頭を低くして潜り込んだり、体を使っての押し合い等、アマチュアでは技術として評価されない(むしろ注意を受ける、反則を取られかねない)ような戦い方に滅法強い。
そして前回も書きましたが、一発当たったところからの詰めの鋭さ等を見ると、プロとしても客を呼べる選手になるのではないかと期待してしまいます。
表彰インタビューで、なかば強制的に(笑)「斉藤司選手を越えます!」と宣言していた(させられていた?)梅津選手ですが、その可能性も大いにありますので、これからも更に期待しています。

オヤジの部では、前回記念すべき初勝利を挙げた勝谷誠彦さんが今回も登場。なんだかんだいっても、多忙な中で皆勤賞を続けているのは凄いです。
アナウンスによって読み上げられる「今日の意気込み」では、「番組は降りてもリングからは下りません!」と、つい最近のご自身のトラブルをネタにするあたりも流石(笑)。
試合の方は、前回降した高橋選手(三谷)と再戦し、リベンジを許す結果となってしまいましたが、試合後に今岡会長やトレーナーさんたちと敗因について真剣に話している姿を見ると、本当にボクシングが大好きなんだなぁと感じます。

その後、中学生の部があり、昼休みを挟んで小学生の部と続きますが、ここは実力が拮抗していて非常に見応えがありました。当然選手の頑張りがあってこそなんですが、マッチメイクの妙も感じましたね。極端な実力差の試合はごく僅かだったので、勝った選手も負けた選手も得るものが多かったと思います。

そして次の女子の部で、私は一人の選手に注目していました。
その選手はまだ小学生の女の子なんですが、私の記憶では前々回にRSC負け。次の前回大会で、「今回は最後まで頑張りたいです」という意気込みが読み上げられ試合に挑みましたが、これも初回にストップ負け。
技術どうこうの前に、一つ打たれると怯んでしまい、相手の波状攻撃が始まるともう、なす術もなく打ちこまれてしまう、というパターンです。

その子が今回も参加してきたので、心の中で応援しながら見ていたのですが、今回も最初にもらってから連打を許し最初のダウン(スタンディング)。レフェリーも、安全の為にダウンは早めに取っても、せっかくの試合なのでストップにはなかなかしないのですが、再開後も下がることしか出来ず、結局今回も、初回でRSCになってしまいました。
当然、涙を流しながらリングを下りてくるわけですが、こちらもなんとも言えない気分になりまして。
しかし凄いのは、これだけやられてて次の大会にまた参加しよう、というその心意気です。
女の子ですから、まさか「リングママ」や「リングパパ」が強制的にやらせてることはないでしょう。毎回一方的に殴られてるんですし。となると、本人が「今度こそは!」と思ってやってるんでしょうが、であるならば何としても頑張って欲しいと思います。
ボクシングを通じての人間形成とかなんとか、そういう難しいことは抜きにして、とにかく「相手に一発当てた」でも何でもいいから、何か成果を勝ち取る経験をさせてあげたいですね。

そしてもう一人の注目選手が、一般(31~50歳)の部に出場した、とあるオジサンです。
その人は、「等々力酸素魚雷」のHNで当ブログにも何度かコメントをもらったことのある、まあ要するに身内の選手なんですが、本格的なボクシングの練習は高校生の時以来20数年ぶり、という無謀なチャレンジです(笑)。
三谷ジムに所属の形で、林涼樹選手を参謀トレーナーに据えての参戦ですが、都内在住の為、普段は自宅近くのサンドバッグがぶら下がったガレージで自主トレをしていました。

結果からいえば、見事に判定で勝利したのですが、そこに至るまでの道程や減量の話、また、某元日本トップランカー(松信さんじゃないですよ)に協力してもらったり、ちょっと面白い話になりそうなので、今「スパー大会手記」を依頼しています。
こちらもいつか掲載できるかもしれません。

いつもにも増してダラダラと書いてきましたが、何度参加してもこの大会はいいですねぇ。
私の筆力では魅力の10分の1も伝わりませんので、ぜひ皆さん、観戦にきていただければと思います。
選手の皆さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした。次回大会でまたお会いしましょう!

(ウチ猫)

Comment

いやまじで says... ""
今回は会場が変わって開催にもいろいろご苦労があったと思いますが無事終了とのことで何よりです。
いつも元気をもらっている私としてはうかがえなくてとても残念です。
小学生の女の子の話もそうですが、いろいろな場面で心に響くものがありますね。
等々力酸素魚雷さんの生還を祝いつつ次回の観戦を期しております。
2013.04.19 18:17 | URL | #Twj7/TDM [edit]

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