HARD BLOW !

もう一つのJBC裁判 谷川俊規氏の場合10

 例えば板前でも大工でもいいですが、特殊な因習を帯びた世界にいた人が、その内部の必ずしも社会通念上合理的ともいえないような不文律に背いたことでその世界を追われる事はあるかもしれません。しかしその人が全く畑違いの世界に次の人生を見出した場合に、わざわざその世界に出張って行って悪評を広げたりするでしょうか?ヤクザでも破門状を回すのは稼業の中だけです。谷川氏の退職後の姿は、さながら白土三平が描いた抜け忍のようです。
 
 そもそも谷川氏のケースは現在係争中であり、当連載の初回で触れたように相撲協会の事例などと比較してもかなり判断が微妙となるケースです。一見中立的な報道を装って作為ある悪評を広げるような手法は卑怯者のすることだとしか私には思えません。
 
 人間の真価はどういう局面ではかれるのか?谷川氏の出馬に際して、メディアを使って足をひっぱる事に汲々としている人間とは対極の対応を見せた一人の男がいます。その人は2000年代の日本ボクシング界を代表する名王者、徳山昌守チャンピオンです。谷川氏の選挙区での第一声の場に駆けつけた徳山さんはその様子をブログに書いています(2012年11月25日の日記)。外国籍であることを公言されてリングに上がっていた徳山さんには衆議院選挙の投票権がないことは周知のことであり、また石原慎太郎が共同代表をしている維新の会の候補を応援する事は同胞の中でも軋轢がきっとあるだろうことも想像できます。そんな中でも縁があった人の門出に駆けつけずにはおれない徳山さんの生き方は、現役時代と同じく一貫しているとファンとしては嬉しくなります。良い時も悪い時も友人に寄り添える人は、人からもきっと信用されるだろうと私は思います。人を陥れるという利害で結びついている人たちはきっとこういう本物の人間関係は持ち得ないのでしょう。(この項続く)

Comment

B .B says... ""
徳山さん、かっこいいですね。

皆で鶴橋のまる徳行ったのは2年前の夏でしたが良い想い出になりました。
気さくで何も気取るところの無い人柄にいっぺんで惹き込まれましたっけ。
また会いたいと思える人は少ないですけど、今でも庶民の中のチャンプですね。
2013.04.16 10:04 | URL | #65fpICiI [edit]
シジミを品種改良して大きくしたい(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
徳山チャンプは石田選手の応援でモナコに行って、パスポートをすられたり大変だったみたいですね。ブログに載ってるハグラーとの2ショットがかっこよかったです。
2013.04.16 19:37 | URL | #- [edit]

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