HARD BLOW !

もうひとつのJBC裁判 谷川俊規氏の場合3

 ヌコシナチ・ジョイ対高山勝成の一戦目が行われた2011年1月時点では谷川俊規氏は時事通信編集委員でした。南アフリカへの帯同は業務ではなく有給休暇をとっての自費参加でしたが、ペンネームで観戦記を書く媒体があっての渡航でした。もし時事通信がJBCのような組織なら「業務以外で執筆活動をして、会社の利益を毀損した」と言う理由で懲戒解雇されたやも知れません。が、幸いにも観戦記などは無事ボクシング・ビート誌に掲載され、結果的には時事通信の原稿としても配信されYAHOOニュースなどにも使用されることとなりました。序盤のバッティングによるノーコンテストという消化不良の結果に終わったその試合の取材過程で、谷川氏はIBFのダリル・ピープルズ会長を取材するチャンスに恵まれます。ライセンスを返上した日本人ボクサーが南アフリカのリングに上がって日本未公認の状態でタイトルを戦うというその状況でIBFの会長に日本市場についての関心も含めて取材をかけるというのはボクシング記者としてきわめて自然な感情であり、またそうした勘がなければ取材記者としても失格でしょう。ましてJBCとIBFの間には「日本IBF」というトラウマが存在します。果たしてトップからはどのような見解が述べられるのか?取材に対してピープルズ会長は「日本に進出するに当たってはJBC以外を窓口とする気は無い」という主旨の発言をし、そのコメントもまた「会長へのインタビュー」と言う形でボクシング・ビート誌に掲載されました。
 
 他ならぬ谷川氏がIBFの会長から引き出した「JBC以外を窓口とする気は無い」という見解はJBCにとってはこの上ない満額回答であったはずです。実際にJBCによる『承認加盟』が行われてもいます。それが何ゆえ谷川氏はJBC中枢に敵視されるにいたるのか?それにはジョイ×高山の再戦が大きく関与しているのです。(この項続く)

 南アフリカにも一回行ってみたい(旧徳山と長谷川が好きです)

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