HARD BLOW !

ドネアvs西岡 -歴史的一戦- に寄せて

 ドネアvs西岡(日本時間10月14日昼)が迫ってきた。
 この試合の持つ意味は一言では言い尽くせない。日本のボクサーがパウンドフォーパウンド・トップ10選手と対戦すること、WBO、IBF、WBCダイアモンド、リング誌と4つのベルトが賭けられること、何よりも現在この階級でトップと目され世界的にパッキャオの跡を継ぐスーパースター候補と言われる選手と戦うのだから、香川照之氏ならずとも「実現しただけで快挙」と言いたくなる。しかも、西岡自身がSバンタムでは最も実績を残す階級第一人者であること、ドネアにとって西岡を倒すことが階級第一人者の称号を得ることになる(リゴンドーとかマレスとかいますが)のだから、この試合の価値はいやがうえにも上がるというものだ。
 少なくとも私にとっては長谷川vsモンティエル戦以来のビッグマッチである。それはやはり、応援している日本のボクサーが世界の頂点に触れ合う稀有な機会であるからだ。西岡としてはジョニゴン、Rマルケス戦以来の、しかも海外での3度目のビッグマッチ+世界戦である。

 この試合の成立過程は、ドネアvsアルセの交渉がまとまらなかった結果、かねてからのオファーにドネアサイドがサインしたものだが、西岡にとっては「ドネアしかいない」と言い続けてきた相手だけに、まさにモーチベーション満点ではないだろうか。彼は最近のインタビューで「ドネア以外とやっても、じゃあドネアとやったらどうなんだって結局言われちゃうじゃないですか」と言い、インタビュー記事でも「世界チャンピオンになりたいんです。日本のチャンピオンではなく」と発言しているので、かつての「世界チャンピオン願望」は実質的に「統一チャンピオン願望」になっていることが分かる。たしかに私が生観戦した試合のインタビューでもカバレロやファンマの名前を出して、対戦希望を公言していた。とにかく強い奴と戦いたいということをストレートに発信できる西岡という男に、私は非常に好感を持つし、すべてのボクサーにこうであってほしいと思うのである。そしてそれが実現したことに本当に興奮するのである。(これは時代もありますね。こういう時代ですから。)

 それはともかく、実際のところ試合はどうなるのか。前評判では圧倒的にドネア有利だが、私なりにドネアと西岡を心技体の面から比較考察しておく。

心…
 西岡は前述の通りモーチベーション満点である。海外での試合も彼は好んでいるのでプラスとしてはたらく。ただ直近のインタビューではやや緊張が感じられた。厳しい質問が多いことから多少ナーバスになっているのかもしれない。情報面からドネアの力を重圧として感じている節もある。しかし彼の最大の武器は4度の世界挑戦失敗でも諦めなかった徹底した粘り強さ。その意味で重圧も自分のパワーに変えてしまう強さを彼は持っている。精神的に崩れることはないだろう。
 ドネアはモンティエル戦2RKOのセンセーショナルなHBOデビュー後、Sバンタムに階級を上げてから3戦連続してKOがないことから、スーパースターへの道を足踏みしているとのメディア評が目立つ。これはドネアvsモンティエル戦でモンティエルが抱えていた問題と似ている。しかし本人は「プレッシャーはない」と言う。たしかにこの男、強い相手、大試合には滅法強い。ハートの強さにおいても、試合中の冷静さにおいても問題は生じないであろう。試合前に西岡にVADAのドーピングテストを要求し、西岡が即諾したことから西岡をリスペクトすると言っているが、試合になれば非情になれる男である。

技 …
 西岡は攻防のスキルに長けた左強打のサウスポーのボクサー・ファイター。最近は相手の動きを読んだディフェンス技術が目立つが、やはり武器は何と言っても左。これをどうやってドネアに決めることができるかに尽きる。そのためのボクシングの組み立て・読みの速さ(クイックネス)・深さがドネア戦では最大の強みである。右のリードと微妙な足さばきでいかに距離をつくるかが鍵になる。
 ドネアはアマチュア出身なのでもちろんボクシングはできる。しかし一番の特徴はそのスピードであろう。どこから来るか分からない閃光の左フック、そして右ストレートも強く速い。攻防ともに身体能力の高さからくるスピードに依存している選手であるように思う。

体 …
 西岡はスタミナ、筋力ともに十分だが、昨年のマルケス戦では反応の遅さを感じることがあった。その面で加齢による衰えは多少あるだろう。コンディションは過去最高だそうで、たしかに動きは良さそうだ。一年ぶりの試合であるが、ブランクは精神面の充実から見て問題にならないと見る。
 ドネアについては西岡戦に向けてこれまでないほどハードなトレーニングを積んだとのこと。おそらくフィジカルに一層磨きをかけ、その面のアドバンテージを大きくする狙いと、戦術上の必要からであろう。こちらもコンディションに問題はない。(西岡を応援する立場としてはフィジカルをそんなに鍛えられると困るのだが…。)

 因みにSバンタム級における二人の実力的な位置づけであるが、私は1位ドネア、2位は西岡・リゴンドー・マレスが三つ巴であると考えている。西岡はリゴンドーに勝つがマレスに負け、リゴンドーは西岡に負けるがマレスに勝つ。マレスは若さで西岡に勝てるのではないか。そのように見ている。

 両者の戦略であるが、西岡はドネアのスピードをどうやって消すか、そして得意の左をどうやって当てるかを考えるであろう。そのため、慎重な立ち上がりを選択、まず相手の出方を見てから次の作戦を決めると見る。
 ドネアは、最近ウォードの試合(vsドーソン)を見て、自身のルーツに回帰すると言っていた。つまり最近3試合でのパワー重視の戦い方から、スピード・手数重視の戦い方に戻るという。フィジカル強化はそのためにも必要だったのだろう。ドネアは最近3試合について「実験的なもの」と言っているが、私は「パワー強化」のための「実験」だと見ている。(パワー=力×スピードであるから、スピードが増せばパワーも増す。ドネアの実験とは正確には「筋力強化」もしくは「力強い打ち方のトレーニング」だったのであろう。)
 またドネアは、「私は西岡よりスピードでかなり勝っている」としながら「スピードは完璧なタイミングによって中和される」とも言っている。スピードに溺れて西岡に裏をとられることを警戒しているのである。

 試合展開は、西岡の慎重な立ち上がりに対してドネアも慎重ながらスピードを生かした攻撃でポイントを奪う作戦であろう。西岡が前に出ざるを得ないような状況を作る、そこまでいかなくても、徐々にダメージを与え、最後に止めを刺す。スピードに劣る西岡は、いかに技術でドネアのスピードを「中和」するかだが、決して不用意な仕掛けはしないだろう。(西岡はドネアvsモンティエル戦の解説で「ドネアに対して僕ならあの捨てパンチは打たない」と言っていた。ドネアの攻勢が緩んだと見て出たモンティエルだが、あれはドネアの罠であった。)仕掛けるとしたら、かなり思い切った攻撃になるだろう。そのためには前半から中盤にかけて勝負どころになる。疲労・ダメージが蓄積してからでは、体の強いドネアと勝負にならない可能性が高い。

 最終的にどんな結末になるか、結果予想に関して言えば、私は西岡の中盤KO勝利を予想する。もちろんこれは希望的観測込みである。事前の戦力分析はいかに的確であろうと、それはどちらが勝つ可能性(確率)が高いかを算出する材料になるだけであって、それによって結果が分かるわけではない。このレベルの試合になれば、勝負はいつ終わって不思議ではない。どちらも互いが分かっている同士の戦いである。

 どちらも「グレート」で「エキサイティング」な戦いを望んでいる。やはり中盤にオープンな打ち合いが見られるのではないか。いずれにしてもこの二人の戦いを純粋に見たい。私が語るより、両者のコメントで締め括ろう。

 ドネアはモンティエル戦に向けて数か月前から2RKOを周囲に約束していたそうだ。それは決死の覚悟のプランであっただろう。今回のドネアはどんなプランをもつのか。ドネアは言う。「この相手に乱れがあってはいけない。すべての面で集中しなければならない。最近の試合で皆さんに見せた隙は今回はないだろう。実験段階は終わったんだ。」

 西岡は言う。「僕たちはどちらもカウンター・パンチャーだし、試合はおそらくチェス・マッチになるでしょう。しかしそれはファンには見逃せないエキサイティングなチェスマッチになるでしょう。」
「アメリカのファンが僕を見た時、僕はこう言ってもらいたいんです。これこそボクシングだと。」

   ◆   ◆   ◆   ◆

資料(印象に残った海外記事等)

1 アメリカでの囲み取材(西岡)

2 リング誌の西岡記事
  
3 ドネアvs西岡:パワーvsスピード(クイックネスは心にあり、スピードは体にある。)

4 「スピードはパーフェクトなタイミングによって中和される」(ドネア)

5 ウォードにインスパイアされたドネア 「昔のドネアに帰る」

6 「少しずつ相手をばらばらにして、最後にKOする」(ドネア)
 
7 「日本ではダイアモンドやエメリタスはレギュラーより価値があると思われているがアメリカでは正反対である」

Comment

says... ""
思わず唸ってしまう分析記事です。
私はドネアの判定勝利を予想してますが、西岡選手には勿論勝ってもらいたい。
ドネアのスピードにどう対応するのか見ものです。
2012.10.12 08:08 | URL | #65fpICiI [edit]
B.B says... ""
「スピードは完璧なタイミングによって中和される」

比国にはフラッシュの称号を与えられるボクサーはこれまでにもいましたが、ノニトが比国最高の「閃光」である事に異論は無い事でしょう。
僕は近代ボクシングの神髄はスピードにあるとずっと信じて来ましたが、それに間違いは無いと考えます。
しかし、しばしばそれだけでは無い現象を目撃します。
長谷川vsモンティエルもハンドスピードに勝る長谷川が絶妙なタイミングの左フックで打ち倒され、ホルヘ・リナレスも死角から飛んで来たサルガドの左一発で戦えなくなった。
それぞれ複合的要素はあるものの、スピード信仰が絶対では無い事を示唆しています。
簡単な表現で言えば160キロ以上の速球もいつかタイミングを合わせられる。

さて、念入りに反復して来たであろう西岡選手が比国最高の閃光をどう捌くのか?
そして逆にあの二段ロケットのような左をどう当てに行くのか、興味はいやまじでさんとまったく同じです。
両者にKOのチャンスがあると思いますが、西岡選手がチェスゲームに例えたように一つのミスが命取りになる最高にスリリングな手に汗握る展開になるでしょうね。
前半はノニト、中盤までに後半に繋げる布石を打てるか西岡。
カギはどちらが冷静でいられるかだと思います。楽しみです。
2012.10.12 09:30 | URL | #65fpICiI [edit]
B.B says... "これが真の歴史的快挙"
いやまじでさんが資料として上げてくれた 「日本ではダイアモンドやエメリタスはレギュラーより価値があると思われているがアメリカでは正反対である」はとても興味深いです。
というか、むしろ目からうろこが落ちる思いで読みました。
タイトル乱造を批判される昨今で(僕も批判派ですが)こういう視点があるのかと勉強になりました。
西岡選手に与えられたダイヤモンドには強者の称号であり、リスペクトの意味が厳然とあった。
強い者が相手を選び戦う権利。
西岡選手は強者としての自覚で強者を選んだ。
つまり、西岡選手がこのタイトルを日本人で初めて価値あるものにしたのです。
白井義男さんに並び立つ歴史的な快挙であります。
2012.10.12 09:46 | URL | #65fpICiI [edit]
ベランダに鳩が愛の巣を・・・(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
自分はドネアの『実験』発言はSBに行ってからの試合振りへの虚勢ではないのかと思えてなりません。一言で言うと倒しきれない事へのエクスキューズに過ぎないのではないか。モンティエル戦でのメキシカンの凝り過ぎにも見えるフェイントからのコンビに対して文脈を一切無視して首を刈り取ったフィニッシュシーンの強引さやディフェンスのいいシドレンコをガードの上からメッタ打ちにして血だるまにした怖さがSBでは影を潜めている。手堅い試合運びを成長と捉える向きがあるのも分かりますが、自分にはクラスへのアジャストが巧く行ってないような気がしてなりません。それを受けての「パワーアップ路線がイマイチなので従来のスピードを生かした戦い方に戻す」ということなら陣営の自己分析どおりなのですが。ドネアのスピードとタイミングは勿論凄いですが、西岡の距離に入ると言う事はそれだけでリスクなのでありチェスゲーム化は必然でありましょう。西岡はムンロー戦で見せたように近距離での戦い方も巧くなっています。それとアキレス腱断裂後のスピードも未だに未知数。「トップスピードで戦う必要が無いからリスクを冒していないだけ」と言う捉え方は西岡寄り過ぎるでしょうか?臨戦過程についても試合間隔が長く一試合に注力できるエネルギーは明らかに西岡のほうが多かった。彼のメンタルや帝拳の実績からすれば長谷川や真正ジムが陥った入れ込みすぎもないでしょう。

この対戦もし三年前ならミスマッチと言われたでしょう。この期間ボクシングが巧くなった強くなったのは明らか西岡であったと思います。天分だけで戦っているかのように見えた西岡に30代からこんな成長余地があったということが未だに不思議であり驚きであります。でもこれが才能という事なんですね。

もう勝ち負けはどうでもいいです。凄い試合をして欲しいそれだけです。自分は日曜名古屋にいるので臨時営業してるスポーツバーに行きます。

勝てば引退も撤回でしょう。実は自分は階級上げたモレノとやって欲しいんだよなあ。こっちの試合はチェスじゃなくて即興性が高い面白い試合になると思いますよ。
2012.10.12 13:43 | URL | #- [edit]
宝瓶宮 says... ""
>西岡は言う。「僕たちはどちらもカウンター・パンチャーだし、試合はおそらくチェス・マッチになるでしょう。しかしそれはファンには見逃せないエキサイティングなチェスマッチになるでしょう。」
「アメリカのファンが僕を見た時、僕はこう言ってもらいたいんです。これこそボクシングだと。」

なんかこっちまで
胸がキュ~ッと締め付けられるような感動が伝わってくるコメントですね。
西岡選手の武士を思わせる冷静な横顔が浮かんできます。
勝敗以前に攻防が楽しみな試合って・・そうはないですよね。
終盤にあのモンスターレフトが炸裂して劇的な勝利を・・・是非!
2012.10.12 18:17 | URL | #/5lgbLzc [edit]
ウチ猫 says... ""
とかくコアなスポーツファンは、自分の好みとはまったく別の視点で、冷静に戦力分析・勝敗予想を立てることが出来ますが、サッカーや野球と違って「ライトファン」が少なく、マニア度数が高いボクシングにおいては特にその傾向が強い。
にもかかわらず、この試合についての記事やブログ等をいろいろ眺めていると、冷静なはずの多くの専門家やマニアックなファンが「希望的観測込みだが」という注釈をつけて「西岡勝利」の予想をしたりしています。それほど日本のボクシングファンにとって、これが歴史的試合であるということでしょう。

オルフェーヴルの2着は惜しかったですが、海外レースで活躍する日本馬が増えてきていることを考えれば、「いつか日本馬が凱旋門賞を勝てる日が来る」と思える、希望が持てる敗戦ともいえます。
しかし日本のボクシングファンにとっては、もし今回西岡選手が負けた場合、次にいつこんなビッグマッチのチャンスが来るかわかりません。昔の競馬界でいうなら凱旋門賞に出ること自体が夢のまた夢であり、野球界においては日本人がメジャーになんか行けるわけない、という認識だったのと同じ状況ですからね。
ですから何としても見事な勝利をおさめて、新しい扉を開いて欲しいという気持ちが入ってしまうんだと思います。

で、この試合の予想ですが、普通に戦えばノニト有利と考えます。
確かにスーパーバンタムの試合では、かつてのモンスターぶりが影をひそめていますが、やはり思いだすのはシドレンコ戦。
相手の頭蓋骨が歪んだモンティエル戦もマンガチックでしたが、シドレンコに浴びせた数々のパンチは、相手ディフェンダーの体ごと吹っ飛ばしてゴールに叩きこむ、日向君のタイガーショットを見ているようでした。同じ生物が戦ってるとは思えない、正に怪物覚醒の瞬間…なんつーと言い過ぎですが(笑)、それほどの驚きがありました。

しかし、西岡選手が殴られ放題の血まみれになって惨敗、とは考えてません。
「モンスターレフト」というのは非常にステキなネーミングですが、これほど一つの武器に特化した選手は珍しいんじゃないでしょうか。勿論、多彩なパンチや技術があっての「左」なわけですが、みんなが「あれだけは絶対にもらってはいけない」と警戒しているのに、結局最後はそれでやられてしまう。こればかりはいかなノニトといえども最大限の注意をはらうでしょうし、結果チェスゲームになるであろうというのは、皆さんと同じく私も感じているところです。
ただしそこで、チェスはよくわからないので将棋にたとえますが、互いにがっちり玉を囲んで力勝負になった場合、スピード・パワー・タイミング・距離感etc…ボクサーとしての性能が総じて上回っているノニトの僅差~中差の判定勝ち、というのが私の予想です。

ですので、西岡選手が勝つ為には「奇襲」とまではいかずとも、何か仕掛けを、できれば序盤のうちに決めたいな、と。そのキーの一つとして、私はボディブローに注目して見てみたいと思っています。
西岡選手のボディブローは左右どちらもいいパンチですが、特に鳩尾に突き刺さる左ボディストレートは、足を止めるどころか試合を止める威力があります。
このボディを効果的に打つことが出来れば、主導権を取れるのではないか→一度傾いた流れを引き戻すのはノニトといえども苦労するのではないか→そうなると多少強引にでもねじ伏せに…→そこにモンスターレフト直撃!

…まあこんなの予想ともいえない妄想ですが(笑)、当日まではあれやこれや考えながら待つことにしましょう。
アマチュアでは村田諒太選手の金メダルという大偉業がありました。プロではぜひとも西岡選手に歴史を作って欲しいですね(最後はやっぱり願望になりますw)。
2012.10.12 21:20 | URL | #nZcYMxmY [edit]
いやまじで says... ""
>ドネアのスピードにどう対応するのか

コメントありがとうございます。まさにそこですね。ジョニゴン戦の時も西岡がどう戦うか全く想像できなかったんですがアジャストしてしまった。今回ドネアに対してはどうなのか、非常に楽しみです。

>カギはどちらが冷静でいられるか

どちらも後の先をとる技術がありますから、一瞬の心の揺れが命とりになる。そういう心理戦になるかもしれないですね。なんか互いに凄まじい読み合いになると私としては嬉しいのですが。ジョーさんがエキサイトマッチでもらしていましたが、「何かそれ以外のもの」つまりこれまでの彼らの武器以外の秘密兵器を用意していて、それが試合を左右する、そういう可能性もあるので、そのあたりも楽しみに見てみたいと思います。

>『実験』発言はSBに行ってからの試合振りへの虚勢では

なるほど後付けの可能性もあるでしょうね。ただSバンタムでの相手が結構デフェンシブだった(しかもそのレベルが高かった)ことがKOできなかった要因としてあるとは思います。もっともナルバエスには技術的にかなりやれられていた感じがしますし、マセブラ戦でもかなり顔を腫らしていました。今回「回帰」したにしても「ファイター化」した自身から回帰しきれなくて技術的に粗が出るようだと西岡につけこまれるでしょうね。そういう形にはなってほしくないですが。(やはり両者Maxで戦ってほしい。)モレノは面白いと思いますが、私はモレノvsリゴンドーの超地味対決を希望します(笑。パナマ勢はカバレロで不遇のイメージがありましたがモレノはアメリカ進出ですね。マレスにはまともな判定なら勝つと思います。

>なんかこっちまで
>胸がキュ~ッと締め付けられる

西岡は何気にこういうコメント残してるんですよね。前もNHK出演の時に、「ボクシングは命をかける価値のある素晴らしいスポーツです」みたいなことを言ってまして、そういう言葉ってボクサーからはあまり聞いたことなかたったので、ちょっとグッときましたが、彼としては思うところをそのまま言っただけだと思うんですが、この辺りは彼のストレートな性格、人間性が出ているんだと思います。

>ぜひとも西岡選手に歴史を作って欲しい

勝敗はもうどうでもいい!! と思うんですが、やっぱり勝ってほしいんですよね…(苦笑
2012.10.12 22:55 | URL | #Twj7/TDM [edit]
いやまじで says... "weigh in"
ドネアvs西岡ともに計量パスをしました。どちらもコンディションは良さそうです。ドネアがやや軽めでした。

①Nonito Donaire / Toshiaki Nishioka Weigh-In
http://www.youtube.com/watch?v=i0Azw3yS8qE

②西岡、ドネアとも計量パス=ボクシング(時事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012101300121

③西岡、ドネアが計量パス ボクシング王座統一戦(共同)
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101301001155.html

④西岡計量パス「今はワクワクしている」(nikkan)
http://www.nikkansports.com/battle/news/f-bt-tp0-20121013-1031919.html

いよいよ明日です!!
2012.10.13 10:57 | URL | #Twj7/TDM [edit]
宝瓶宮 says... ""
スポ日の大見出しは「LA巌流島」!

>日本人記者の取材を受けたドネアが突然日本語で「ワタシハ サムライ」と切り出した。
さらに英語で「自分が戦う時は、侍のようにすべてを捧げるつもりでリングに立ちます。
例えリングで命を落としても後悔することはありません。」と続けた。

参ったなあ。ドネアは宮本武蔵に心酔しているようで、
自分が武蔵で、西岡が小次郎だと位置づけているようですね。
西岡の左ストレートは威力があるが、自分は右のパンチを強化してきたから
左右どちらもパワーがあるとアピール。
極めつけはテーブルにあった細長い花入れを二つ両手に持ち
日本語で「ニトウリュウ~」と言って武蔵になりきったそうです・・・。
小次郎と言えば物干し竿のような長剣で「燕返し」が必殺技でしたっけ。
あれは一撃で相手を倒すという剣法だったような・・・。
これは侍同士の対決になりそうですね。日本でやってほしかったなあ。
2012.10.13 13:50 | URL | #/5lgbLzc [edit]
says... "良いブログですね。"
ボクシングに対する真摯な姿勢はどこかのブログとは大違いです。
これからも期待してます。
2012.10.13 20:53 | URL | #- [edit]
いやまじで says... ""
>「LA巌流島」!

ドネアは二刀流ですか…もともと彼は右も強いですが、それをさらに強化してきたということでしょうね。いやますます恐ろしいです。私は旧徳さんから紹介いただいた「木村政彦は…」の中で木村が「だます柔道」を否定し「どんな体勢だろうと、こちらが投げたいときに投げることができ」る、そういう技に向かったことを思い出しました。(ただのパワー化に向かわなかったところがまた凄いところですが。)旧徳さんが指摘した「文脈を一切無視して首を刈り取ったフィニッシュシーン」に見られるようにドネアは相手との駆け引きとは超えたところで勝負できるものを常に用意していると感じてしまいます。

そうなると心理戦もクソもなくなってきますが。もちろんドネアもMaxのスピードとパワーをそう長く持続できるわけではないにしても、それをベースにした戦いは確実にドネアのアドバンテージを成します。それゆえにウチ猫さんのおっしゃる

>何か仕掛けを、できれば序盤のうちに決めたいな

ということを考えてしまいますね。私は西岡が仕掛けるべきとしたら、ドネアが勝負をかけた瞬間、ドネアのMaxのスピードの瞬間ではないかと思います。ドネアにとっては最も自信がある、しかし、それを跳ね返された時、流石の彼も少なからずトラブルに陥る可能性のある、そういう瞬間です。それが明確にドネアのスピードに勝る、中和するのであれ何であれ、ドネアに勝ることの意味であるように思います。不可能に近いようにも思えますが、しかしそうでない限り西岡に勝機はないとも思います。その具体的な形は私にはちょっと思い浮かびませんが。

両者とも一瞬一瞬集中でしょうね。ふだんの「考える」というのと違った、より高い次元で一瞬ごとに相手に自然に反応する、そこで彼らのボクシング力が試される。そういう試合になるのでしょうか。それとも…

妄想はこれくらいにして明日に備えることにします(笑

2012.10.14 00:33 | URL | #Twj7/TDM [edit]
午前中からウコンの力を借りて(旧徳山と長谷川が好きです) says... ""
ビール飲んでます。リオス逆転勝ち。荒っぽい試合でしたね〜
2012.10.14 11:42 | URL | #- [edit]
いやまじで says... ""
私も朝からがっつり飯食って備えました。リオスは人気あるのが分かりますね。会場もフルハウスで舞台は整いました。
2012.10.14 11:52 | URL | #Twj7/TDM [edit]
宝瓶宮 says... ""
ドネア選手、強化したという右で決めましたね。
左手のバンデージには血が滲んでいました。
それにしてもドネア~動きは速いし、手数は多いし・・・。
西岡選手が入り込む隙を与えてくれませんでした。
しばらく虚脱状態でテレビの画面をボ~ッと眺めていました。
西岡選手、本当にお疲れ様でした!
終了後の納得した笑顔とお互いを称え合う光景は実に爽やかでした。
ボクシングは「スポーツ」だと思えることができた試合だったと思います。
そして、ドネア選手には今後も快進撃を続けてもらいたい!応援します!
2012.10.14 13:25 | URL | #/5lgbLzc [edit]
HARD BLOW ! says... "Re: タイトルなし"
ここまで差があるかという試合でしたね。ドネアはパンチのアングルが多彩で体捌きも軽く、打たれてもひるまないガッツもありました。心技体全て良かった。西岡は直線的にしか攻められませんでしたね。原点に帰ったドネアは試合運びもうまくなってますます手が付けられないですな。成功にうまく対処してるということでしょう
2012.10.14 13:45 | URL | #- [edit]
いやまじで says... ""
>ドネア選手、強化したという右で決めましたね。

まさに二刀流でしたね。右でも一撃必殺がある。今日のドネアの戦いは見事というほかありません。試合後すがすがしさがありましたね。西岡は敗れましたが感慨深いものを覚えました。どちらも称えたいですね。

>原点に帰ったドネア

他山の石といいますが私は西岡の技術がドネアを磨いたとも思います。それにしても今日のドネアはパーフェクトでしたね。これでもうフェザーに上げていいと思います。アラム爺が許すかどうかわかりませんが(苦笑
2012.10.14 15:18 | URL | #Twj7/TDM [edit]

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