風雲!山根体制落城でどうなる日本ボクシング連盟
あっという間の出来事でした。
昨年来当ブログでもしつこくお伝えしてきた、日本ボクシング連盟(以下日連)の内部抗争ですが(過去記事はこちらから→お中元企画 日本ボクシング連盟記事詰め合わせ)、毎日新聞がオリンピック選手への助成金をめぐる疑惑を報じる記事が発火点となり一気に炎上。その後10日ほどニュースやワイドショーを席巻することになりました。
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リオ五輪 ボクシング助し成金流用 連盟、対象外選手に分配
ビートたけしさんがフライデー事件を振り返って「鉄砲でシラサギを撃ったと思ったら特別記念物のトキに当たっちゃったようなもの」と評したことがありましたが、当方としても「ここまでおおごとになるとは...」と呆気にとられるばかりでした。
テレビをつければ何度もインタビューした澤谷廣典氏がいつもの調子で「オンドレコラ」と山根会長のドスの利いたトークを迫真のモノマネで再現していたかと思えば、インターハイの会場は報道のカメラで一杯で「控え室にカンロ飴があるのかないのか?」なんてやってて大騒ぎ。そのうち山根元会長ご本人が報道の前に降臨し、「自分で説明すれば説得できる」という目論見が完全に裏目に出る独演会を生放送で披露して見事自爆。その後またも毎日新聞の報道で山根会長と暴力団組長との長年の交際が明るみに出て(→会長、組長と交友 19年前、連盟理事時代)、磐石に見えた山根体制は僅か2週間で崩壊しました。
報道洪水のドサクサで捏造ライター片岡亮氏がなぜかワイドショーに出ずっぱりになるという珍現象まで発生。まるで国際経営コンサルタントのショーン・Kさんや元警視庁刑事の北芝健さんのような人気ぶりでした。テレビの身体検査ってどうなってるんでしょうかね?
陰気な記事ばっかりでろくに更新もしてない当ブログのアクセスも急激に増え、昨年来の地道な活動が少しだけ報われた気分になりました。当時は周りの人にも「なんのメリットもないから関わらない方がいいよ」って反対されたなあ~。その後ネットメデイアのTABLOさんにも体験談をもとにした記事を掲載して頂きました(総力取材・アマチュアボクシング界激震 日本ボクシング連盟・山根明会長を追い落としたのは誰か――!)。
昨年来、アマ関係者と連携しながら告発のお手伝いをしてきた当方としては喜ばしいことではあるのですが、新体制つくりはむしろこれからが本番。東京五輪へのタイムリミットも刻々と迫っています。そして当ブログとは6年のお付き合いになる高山勝成選手のアマ資格が認められるのか?という懸案もこれから議論が始まる段階。民主的な体制で組織を刷新し、若者が夢を持って飛び込める世界になって欲しいと切に願っております。
世の中に人は山根会長に飽きて新しいオモチャに関心を移して行くと思いますが、当方は今後もしつこく顛末を伝えるとともに、折角出来たご縁ですのでアマチュアボクシング関連の情報も発信していこうと思っております。
木村×田中が楽しみな(旧徳山と長谷川が好きです)