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いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART4

亀田興毅氏の尋問の様子はこちらから
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いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART1
いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART2

浦谷信彰氏(JBC事務局長)の尋問の様子はこちらから
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いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART3

裁判傍聴記録も今回が最終回。いよいよラスボスともいうべきJBC理事長、秋山弘志氏の登場です。

JBCのトップは本来、コミッショナーの久代信次氏であり組織の意思決定については久代氏が説明するべきだと思うのですが、JBCにトラブルがあるとなぜかいつも秋山氏が前面に出て来ます。これは先代コミッショナーの林有厚氏の時代からそうです。トップが出てくると困ることでもあるんでしょうかね?

秋山氏はもともと東京ドームの子会社である松戸公産の出身。松戸公産の主業務は公営ギャンブル松戸競輪の運営で、なんでまた畑違いのボクシングに関わることになったのか根拠が分からない人選でございます。

そんな秋山氏には「エンタテイメント・ビジネス」という著書があるようで...

アマゾンへのリンク→エンタテインメント・ビジネス

秋山氏がマイク・タイソンやマイケル・ジャクソン、ローリング・ストーンズの招請に関わってきたと言う触込みの内容のようですが、非常に興味深そうな本なのでアマゾンで注文しときました(笑)。

脱線しましたが、本題の尋問の様子をお届けします。

テレビ中継でもリング上で良くお見受けする秋山氏は、法廷でも矍鑠とした印象で、受け答えも語気が強く大変明瞭でありました。

まずはJBC側の弁護士による主尋問から。

旧亀田ジムの吉井氏と嶋氏のライセンス停止について、亀田兄弟の活動を妨害する意図があったのか?と尋ねられた秋山氏は

「そんな意図は無かった。亀田兄弟が試合できなくるとは認識していなかった。吉井氏と嶋氏のライセンスの問題は亀田兄弟の問題とは関係が遠い」

と答えます。ですが、吉井氏と嶋氏のライセンスが止まれば実質的に亀田兄弟は選手活動ができないわけで、関係は「遠い」どころか、むしろ密接であります。秋山氏はJBCの理事長でありながら制度面を良く理解せずに法廷で発言していることが分かります。

さらにTBS関係者の仲介で亀田興毅氏と面談したことを認めつつその際に、弁護士を介した異議申し立てを辞めるように要求した発言については

「選手生命が短いのだから早く手を打ったほうがいいよという意味で言った」

と他人事のような反応。

亀田サイドにライセンス停止の処分を受け入れよと要求した理由についても

「お宅のほうから(ライセンス停止に対する異議申し立てを)引っ込めた方が心象が良いだろう」
「日本の(ボクシングの)世界で生きて行きたいなら、早く手を打った方が良いという意味」

という次元で合理性は特になく、単に「JBCに楯突くのをやめろ」「協会に反省をアピールしろ」と言ってただけのようで、ライセンスの発給の責任者がそういう発言をすることの重さも良く分かっていないご様子。そもそもJBCはこのあと裁判で和解して、吉井氏と嶋氏のライセンスを戻してるわけで、何のためにあんな必死でライセンス止めたのか全く謎であります。

どうも秋山氏は、ライセンスをとめて生活権を侵害した当事者でありながら、損害賠償を請求されること自体が不本意らしく

「原告とJBCが円満に話し合えば結果は違ったのではないか?」

と問われて

「そう思います」

さらに

「協会が(吉井氏に代わる)会長を推薦して来たら亀田ジムを加盟させたか?」

と問われて

「させました。訴訟は心外です」

と憤懣をアピール。ですが強権的にライセンスを取り上げて取り付く島もない対応をしてきたのは秋山氏自身なわけで、話し合う姿勢が無かったのはどっちやねんという話であります。

大竹重幸氏の新会長就任については

「新しいジムは協会に加盟申請するわけだから、JBCは関係ない」

加盟申請をJBCが妨害したか?という質問に対しては

「JBCと協会は別組織だから、妨害なんか出来ない」

と関与を真っ向否定。

「試合の公正を保つ為にも、協会とは適正な距離が必要と」

JBCの独立性をアピール。この裁判でJBCの理事が損害賠償を求められていることについても

「JBCの理事は複雑な問題には対応できない」

と理事長でありながら理事会の能力に疑問を呈し、さらに

「理事は委員会の判断を追認する存在」

と理事会機能の形骸化を法廷の場で堂々主張!大丈夫かJBC?!嘘でも理事会は意思決定の最高機関だと言わなきゃまずくない?さらに

「(ライセンス停止、移籍拒否などの)判断を下すにあたって、理事に対する情報提供は充分だったと思うか?」

と問われると

「たくさん報道があったから大丈夫です」

と情報提供はマスコミ頼りだったことを告白。JBCから独自に情報提供をしていないと法廷で認めてしまいました。あーあ。

資格審査委員会や倫理委員会が機能していないのではないか?という指摘については

「そんなことはない。JBCにはリーガルアドバイザーがいるから法的な問題もない」

と力強く断言。ここ数年訴訟に連戦連敗のJBCのリーガルアドバイザーに全幅の信頼を寄せて大丈夫でしょうか?

続いて反対尋問。

秋山氏が「JBCのルールを守らない選手のライセンスを交付するはずがない」という発言をしていることについて

「JBC相手に法的に争ってはいけないのか?」

と質されると、秋山氏は一転気色ばみ

「発言を一部だけ取り出している!」

と猛反論!では、という感じで亀田側の弁護人が前後の発言もつなげて秋山氏の発言をもう一度読み上げると、逆に「JBCに従わないやつのライセンスは出せん!」という秋山氏の意図がまうます明瞭になってしまい、途端に秋山氏はしどろもどろに。要領を得ないやりとりが続きますが、結局

「『(JBCと)係争をしているのにライセンスを出すはずがない』というのは私個人の考え」

と、なんのことはないさっきの発言をアッサリ認めてしまいました。ついさっき「言動の一部分をとりあげて」云々と怒っていたのはなんだったのでしょうか?業務中に組織のトップとしてした発言を「個人の考え」と言っちゃう感覚も、公人としての自覚が感じられません。

UNITEDジムへの移籍については、浦谷氏と同じく

「書類の書式に不明な点があったから認めなかった」

という見解で、三好会長の意思確認については

「(浦谷氏などの)部下に任せた」

と丸投げだったことを告白。「選手生命は短いから早く手を打った方が良い」というさっきの発言との整合性がないような…。

ここでファンの皆様には思い出して頂きたいのですが、当時JBCは亀田兄弟の移籍について「世界戦の開催経験があるような一流ジムでなければならない」というような、条件付きガイドラインを作っていると言う報道が盛んにされていました。UNITEDジムはそのガイドラインの条件を満たすことができずJBCから移籍先として認められなかった、ということが当時さかんに報道されていたのです。

当時のスポーツニッポンの記事→興毅UNITEDジム移籍断念 ボクシング人生の窮地に

スポニチさんの記事では『JBCはこれまでの亀田家のトラブルを踏まえ、移籍の目安として適切なマネジメントができるか、また、世界戦開催などの実績があるかなどを挙げてきた』と、JBCが移籍に条件をつけていたことを断言しています。

当時のサンケイスポーツの記事→興毅また暗礁…UNITEDジム、移籍申請取り下げへ

サンスポの記事は『JBCは亀田3兄弟については特別な条件を課している。「世界戦開催の実績があり、信頼、信用のあるジム」などというもので、UNITEDジムがこの条件を満たさないと判断される可能性が高い』とこちらもJBCが移籍に条件をつけていることを銘記。

そうした報道記事を根拠に

「JBCが(制約条件をつけて)亀田兄弟のUNITEDジムへの移籍を拒否したのではないか?」

と問われた秋山氏は

「(条件をつけたという)報道は記者が勝手に書いただけ」

と当時の記事を誤報扱い!今更大手スポーツ紙の記事を捏造記事扱いして保身を図りますが、これはいかにも説得力がない。スポーツ紙が横並びでこのような捏造をする理由がそもそもありません。

騒動当時、秋山大本営の発表を垂れ流していたTHE PAGEの本郷陽一記者の記事では、秋山氏本人の『移籍に際して条件をつけた』と断言するコメントが掲載されています。

JBCのタイコモチ本郷陽一記者によるTHE PAGEの記事→亀田興毅、電撃移籍も日本で試合のできない公算大

記事より引用します。

『この日は、慎重な発言に終始した秋山理事長に「以前に定めた亀田3兄弟の移籍先のジムに関する、実績と信用のあるジムという条件は変わっていないのか?」と質問すると、「それは資格委員会で出た結論で何も変わっていない」と断言した』
(引用以上)

これは本郷記者が言ってもいない秋山氏のコメントを捏造したのでしょうか?

秋山氏は「理事は報道を根拠に判断する」と言っていましたが、その報道が捏造だと言ったら判断が間違ってることになると思うのですが…。

当時の記者会見で『三好会長の年齢や体調面も拒否の理由』としたJBCの見解について、未だに高齢の三好会長がライセンスを認めていることと矛盾しないのか?と問われた秋山氏は

「それは協会が決めることでJBCのやることではない」

と断言し、さらに

「JBCは協会の為にある組織!設立の経緯にもちゃんと銘記してある!」

とJBCの責任を協会に丸上げ!ついさっき協会とJBCは別組織で適正な距離を保たねばならないと言ったばかりなのに、直後に「JBCは協会の下請けだ」見たいな主張をするので大変面食らってしまいました。

一時間ほどの尋問でしたが秋山氏の発言は矛盾だらけです。

最後にJBC側の弁護人がもう一度出てきて、UNITEDジムへの移籍願いの書類の筆跡の違いを秋山氏に見せてわざわざ確認を取っていましたが、さきほど浦谷氏の尋問で裁判長が「三好会長の意思を直接確認したら、書類の署名なんかどうでも良いんじゃないの?」と言う主旨の質問をしたのを聞いていなかったのでありましょうか?このような効果のないパフォーマンスに殊更に拘る理由がサッパリ理解できず困惑するのみでありました。

尋問を通してJBC側はしきりに「亀田兄弟の活動を妨害する意図はなかった」と言い募るのですが、私からすりゃアホなボクシングファンや能無し記者を焚きつけて「亀田を追い出せ」とやっていたのは明らかで、実際メディアやファンもそれに乗ってはしゃいでたわけです。

「ライセンスを盾に締め上げて御用記者使って攻撃して、アホなファンにバッシングさせたら亀田は音を上げて謝ってくるやろ」

というJBC側の目論見が外れて、巨額賠償を請求されるという窮地に陥ってるだけで、完全に自業自得です。

JBCは安河内剛氏ら職員の大量不当解雇や、自己陶酔リングアナと捏造ライター片岡亮氏の共同不法行為などの裁判で負け続け、賠償と訴訟費用で財政は火の車、社会的な信用も地に落ちています。この上超高額な賠償を命じられれば組織の存続すら危うくなります。

無責任で無定見なマスコミや、頭の悪いファンに迎合して傲慢に振舞った結果、日本のプロボクシングは重大な危機を迎えています。

もうJBC破綻以後を考える時期に来ているのかも知れません。

というわけで心静かに判決を待ちたいと思います。

夏が嫌いな(旧徳山と長谷川が好きです)

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