HARD BLOW !

高山選手の五輪挑戦宣言で浮かび上がったもの

高山勝成選手が今月6日、アマ申請を断られたということが議論を呼んでおります。
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高山氏、アマ申請受理されず 門前払いに「筋違いでは、と言われた」

この記事についてるコメント読んだら「15分面談してもらってるから、門前払いではない」みたいなこと書いてる人がいて、眩暈を禁じ得ません。申請書類を受け取らなかったことを「門算払い」と言ってるのを、字面通り『玄関で追い返すこと』だと思ってる人がいるんですね...。スゲー国語力。

高山選手が、所属している大学がある愛知県で申請をするのは制度上当たり前のことで、ワンマン企業や独裁国家じゃあるまいし社団法人が『会長に直談判して許可を得ろ』と要求するのは明らかに異常であります。

育成してきたトップ選手をプロに一方的に供給してきた日連にとって、トッププロの選手が「アマの競技に参加したい」と願い出ることは本来願ったりなはずです。なぜにこのような不毛なねじれを生んでしまうのか、理解が出来ません。

さらに驚いたのが日刊スポーツに載ったらしいこの記事。飲み屋でクダ巻いてるオッサンの愚痴を聞かされたような、低レヴェルな内容であります。
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プロ高山勝成、東京五輪へアマ転向も…なんだかなぁ

『オリンピックはアマの祭典』という、モントリオールオリンピック以前のようなオリンピック観にも思わず仰け反ってしまいますが、
スポーツ紙の記者という専門家の立場なのに、現在のオリンピックについてなんの知識も無くていいんでしょうか?スポーツ紙の記者ってそんなヌルい仕事なんでしょうか?例えば経済紙に、高度成長期やバブル期の知識のまま現代の経済について記事を書いてるような記者がいるでしょうか?ちゃんと日々勉強して、知識をアップデートして記事を書いてるはずであります。ウサバラシ&時間ツブシ媒体とはいえ、余りにアナクロで不勉強であります。

繰り返しになりますがプロ選手の参加を奨励しているのはIOCとAIBAであり、オリンピックの確固たる方針であります。「最高の競技レベルの選手の参加」というIOCが架した努力義務を履行しない競技は、容赦なく正式競技からはずされていくだけです。

記事中、日連の山根会長は「「プロはお金のために戦うけど、アマは無償で戦うんです。日本のアマチュアはみんな、五輪を目指して頑張ってる。」と発言してますが、これ選手はカスミを食って生きていけちゅうことでしょうか?陸上や水泳や器械体操と言ったオリンピックの花形競技の日本人選手達もとっくにプロ化しているので、内容的にもウソですし...。

リオ五輪からのプロ解禁の流れも「それは世界の話で、日本は別」と譲る気配はない。ともありますが、日連は「山根会長が法律」という非民主的な社団法人なのでありましょうか?IOCやAIBAの方針に弓を引くなら、論理的な根拠が必要だと思うのですが。

「こんな認識で東京五輪を迎えて大丈夫かしら?」と他人事ながら心配になった次第です。

スポーツ紙や専門誌はオリンピックについてちゃんと調べて書いて欲しいと思っている(旧徳山と長谷川が好きです)