地域タイトルの権威を下げてるのは誰なのか?PART2
過去記事『地域タイトルの権威を下げてるのは誰なのか?』はこちらから
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過去記事『「WBOアジアパシフィック認可で地域タイトルの権威ガ~」的な皆様にささげるOPBFランキングの実態』はこちらから
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「WBOアジアの認可で地域タイトルの権威ガー」という、偏狭なボクシングファン検証なしの思い込みに反して、彼らが『伝統ある本家アジアタイトル』と信じて疑わぬOPBFタイトルの適当な運営は、ますます歯止めがかからない様相を呈して参りました。
過去記事でお伝えしたとおり、『二年以上勝利が無く二連敗中、一年以上ブランクがあるボクサー』が、政治力でいきなり一桁ランカーに入ってタイトルマッチをやるという、酷いランキング操作が行われたことはお伝えしましたが、6月20日発表の最新ランキングでは、その逆のケース「ランカーに勝ったのにランキングに入らない。なんならランキングが落ちる」という珍妙なケースが二つも発生しました。
角海老宝石ジムの、元『あきべえ」としてお馴染みのヴェテラン、渡部あきのり選手は5月8日に10位のマキシ・ナハク選手に勝利するも、ランキングに反映されずランク外のまま。関門JAPANジムのアクセル住吉選手は6月4日の試合で、一階級下の東洋12位にして日本14位だった中谷有利選手に勝利して、ドローを挟んで5連勝となりましたが、なぜかランキングは3位から9位に下落...。負けた中谷選手はランク外になっており、こちらはなぜかきっちり反映されております(笑)。
試合していない連敗選手がランキングに入れるのに、一方でランカーに勝ってもランキングに入らない・ランキングが落ちるという謎だらけのOPBF。こんなデタラメもWBOアジアのせいなんでしょうかね?
繰り返しになりますが、興行事情でランキングに多少下駄を履かせたりというのはある程度はしょうがないです。自営業者がHPや名刺にハッタリを効かせたり、レストランやデリバリーのメニュー写真が多少実物より良かったりと言った『粉飾』は、実社会では割と誰でもやってること。上場企業でも粉飾をやってるご時勢ですから、ボクシング界だけが完璧に清潔であれというのは現実から遊離しています。
ただだからこそ、現場の人間には最低限の節度がいると思うのです。せめて「勝ったらランキングが上がる、負けたり試合をしなかったら下がる」というような最低限の原則だけは守っていただきたいと思います。
NETFLIXの『GLOW』がガツンと来た(旧徳山と長谷川が好きです)