いやいや長期間取材してきた大沢選手の試合が終わって抜け殻の気分であります。
ラスベガスでは、たまたま4年に一回の大統領選挙の最終盤戦で、ヒラリーが遊説にやって来たりと物凄いタイミングの中、試合がセミに格上げされたりと様々なハプニングや事件に遭遇した大沢選手の肉声については、後日をお時間を頂いてじっくり伺う約束をしております。ご期待くださいませ。
というわけで安定のJBCネタを一つ。
どうでもいいことは全力でアピールするくせに、失点はひっそりと公開することでお馴染みの僕らのJBCがまたもやってくれました。以下の文書の画像をご覧下さい。

秋山弘志理事長名のこの文書、JBCのHPに10月31日付けでひっそりとアップされております
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お知らせ
一読すると安河内事務局長に「色々スイマセンでした!」と謝ってる文書と誤読しそうですが、よくよく読んだら上から目線で「まあ色々あったけど、これからもヨロシク」と言ってるだけの不遜きわまりない内容でありました。
「判決を真摯に受け止めて」と書いてますが、薄汚い違法行為を主導して安河内氏を追い出してJBCを乗っ取り、一レフェリーからJBC職員に華麗なる転進を遂げた浦谷氏は、未だに何の処罰も受けずJBCのトップに君臨し高額の給料を受け取り続けております。ウン千万とも言われる裁判費用には長い年月をかけてボクサーから集めた傷病対策の積立金を使って、得したのは東京ドーム株式会社の弁護士だけ。JBCのいう「真摯」とはこういう姿勢のことなのでしょうか?
なによりぶっ飛んだのが「安河内氏を事務局長として受け入れ」という表現。裁判で負けたんだから受け入れるも何も、職権も含めて復職するのは当たり前であります。法的に地位が確認されただけのことを「受け入れ」と表現する秋山氏の傲慢さに触れて、昨今よく言われる『老害』という言葉が、私の頭に浮かんだのでありました。
トランプ勝利を予測してたマイケル・ムーアはすごいなと感じた(旧徳山と長谷川が好きです)
大沢選手の計量は39分過ぎからです。マイケル・バッファーが「フロムトーキョージャパン」と言ってるのはご愛嬌(笑)。
バルデス選手、大沢選手とも計量一発パスでありました。両者とも肌つやもよく、落ち着いている印象で、好試合が期待できそうです。バルデス選手は体型もナチュラルで肌に膨らみもあり、まだウエイトに余裕がある感じ。「スーパーバンタムでいけるんじゃないか?」と思わせます。この体格でグラドビッチを子ども扱いするようなハードパンチを持っているとは驚きです。一方大沢選手は元ライト級ですが、こちらもギリギリと言うのでなくナチュラルな良い体型。実際ベガスでは出会った選手や関係者から「本当にフェザー?」と驚かれることが多かったそうです。
トップランクは記者会見の映像もアップしてます。大沢選手の登場は53分過ぎです。
生中継するWOWOWさんによるインタビュー映像もこちらから見れます
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世界戦直前!大沢宏晋/単独インタビュー
トップランクの事情とはいえ、試合がセミに昇格して日本で生中継されることになるなど、試合が決まる過程から神がかり的な展開を見せている大沢選手周辺でありますが、不当なサスペンドを受けていた場所からよくぞここまで来たなと改めて思います。
明日はただ自分のために暴れて欲しい、やりきって欲しい。そして世界中のファンに大沢のボクシングをアピールして欲しいと思います。大阪の片隅のジムが世界に繋がっていることを証明できれば、多くの同じ境遇にいる世界中のボクサーの希望になれると思います。
そして大沢選手がどれだけ華やかな舞台にたとうが、私利私欲の政治闘争に彼を巻き込んでライセンスを止め、人生を妨害した人間が未だにJBCの内部とボクシングメデイア・スポーツジャーナリズムの中にいるということを忘れてはなりません。彼らの責任の追及は競技としてのプロボクシングとは別に今後もやっていきます。それは、プロボクシングをまともなビジネスにする為に絶対に必要なことだからです。
明日は心して試合を待ちたいと思います。
こんな楽しみな試合は久しぶりだと感じる(旧徳山と長谷川が好きです)
になったそうです。日本でもリアルタイムで観戦できます。良かった良かった。
文責:旧徳山と長谷川が好きです