HARD BLOW !

緑ジム松尾会長がJBCを刑事告発?!

最高裁判決後も遅々として進まぬJBCの正常化、責任追及でありますが、全国紙に驚きのニュースが掲載されました。

なんと健保金問題で、JBCを一貫して追及してきた信念の男、緑ジムの松尾敏郎会長がJBCを刑事告発するというじゃないですか。以下に全文引用させていただきます。

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<ボクシング>見舞金減少でJBCを刑事告発へ
 日本ボクシングコミッション(JBC)が負傷時の治療費などに充てる目的で選手のファイトマネーから徴収してきた健康管理見舞金が著しく減少しているとされる問題で、プロボクシングの緑ジム(名古屋市)の松尾敏郎会長らによる有志の団体は30日、見舞金の使途に不明瞭な点があるとして、近くJBCを刑事告発する意向を明らかにした。この問題については日本プロボクシング協会もJBCに十分な説明をするよう求めている。松尾会長は「再三説明を求めたが、納得のいく回答がなかった。選手から集めたお金を何に使ってもいいわけではない」と話している。

しかもそれを伝えた媒体は、ヨタ記事トバシ記事専門の夕刊フジやサイゾーのWEBでなく全国紙の毎日新聞。かなり堅い情報であります。

共同通信からも記事が配信されています。こちらも全文引用させて頂きます。
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JBC幹部らを刑事告発へ 財産毀損と権利を守る会
 国内のプロボクシングを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)の財産が大きく毀損されているとして「ボクサーの権利を守る会」(松尾敏郎代表=緑ジム会長)は30日、JBCの浦谷信彰統括本部長らを刑事告発すると発表した。

 同会は、試合で負傷した際の治療費に充てるため選手から徴収した「健康管理見舞金」に不明瞭なところがあるとした。JBCに説明を求めてきたものの、この日まで納得のいく回答がなかったという。8月10日に東京地検に告発状を提出し、記者会見を開く。

 これに対し、JBCの秋山弘志理事長は「適切に管理されており、問題がないと考えている」と述べた。


 秋山節、健在であります(笑)

 刑事告発となるとその罪名が気になるところでありますが、果たして横領なのかそれとも背任なのか?

 なんたって億単位の金額であります。ウヤムヤで終わることはないと思います。

 JBCは『公開プロテスト』みたいな下らんことやってるヒマがあるなら、きちんと問題に対応して欲しいもんであります。

文責;旧徳山と長谷川が好きです

井岡は技術で快勝!和気には世界の洗礼! 7・20 エディオンアリーナ大阪

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今回は酸欠状態でもなく、休憩も少なかったです

接近戦はスリルありました

今でも「ボディメーカー」と言ってるファンや関係者が多いエディオンアリーナ大阪。エディオンさんの広告効果が心配になって来ますが、そんなことはさておき、大晦日以来の井岡興行観戦でございます。

井岡興行と言えばお馴染みの『休憩』と『酸欠』の二大地獄への対応が必須ですが、今回はアンダーカードでのタイ人の頑張りとほどほどの集客で、標準的な興行となり拍子抜けすることとなりました。

アンダーカードではグローブチェックのサインを忘れててて、リング上でグローブのバンデージにマジックでサインするシーンが見られたりと相変わらずバタバタ感でJBCの試合管理が心配でございました。

で、それよりも問題と思われたのは、第一試合で安達陸仁選手とウエルター級の4回戦を戦う予定だった太田領選手が、なんと7キログラムの体重超過というデタラメぶりで失格し、試合自体が中止となった事件。

太田選手が試合中止決定後に、ツイッターに上げた悪態なども晒されておりますが、ここまで確信的なウエイトオーバーとなると、「最初から逃げる気だったんじゃないの?」という気すらして参ります。7キロとなると、本人もさることながら、周囲の人間の責任も大きいなと感じました。普段から接してて、計量前に体型見てたらウエイトが落ちてないの分かるでしょ。不思議であります。

というわけで、ただでさえ休憩が長い井岡興行で、一試合飛んだことで恐々としてたわけですが、この日はアンダーカードのタイ人がどうしたことか意欲が高く、やれば出来るじゃないの!という感じの大善戦。特にアダチジムから井岡ジムに移籍した好選手、金泰秀(金山テスから改名)の試合は判定まで行って、大変驚いたのでありました。ムエタイばりのレスリング行為まで繰り出して、悪あがきしたリングマナーはともかくとして、無名タイ人選手が「爪あとを残そう」と言う姿勢でリングに上がるのは結構な話だと思います。日本ランカーの橋詰選手の対戦相手もよく粘って善戦しておりました。

第三試合終了後、短い休憩をはさんで、ここからOPBFタイトルが二試合。まずは、昨年末井岡ジムに移籍した大ベテラン、野中悠樹選手対丸木凌介選手のウエルター級タイトルマッチ。私、古川、音田、新井、と連破した3試合を当時生観戦しておりますが、あの時すでにベテランだったのに、日本人のウエルターとは思えないスピード溢れる華のあるスタイルや、中盤以降スタミナが切れるスリリングな試合振りが魅力的だった野中選手。最近はさすがに加齢の影響かすこしスピードにかげりを感じますが、逆につみ上がった経験やテクニックを駆使して安定感は増しており、一回り年齢が違うような20代の選手相手でも、引けをとらぬ強さを見せています。

この日の野中選手は序盤は、かつてのようなスピードを見せて見事にペースを握りましたが、意外にも中間採点ではドローが一者の2-0野中と拮抗。後半はやはり疲れが出たか、丸木凌介選手の攻勢が目立ち、「まあ僅差で野中勝利かな」と思ったらポイント差が開いていて3-0という結果に????この採点の推移は個人的には謎でありました。

続いてはバンタム級の山本隆寛チャンピオンの防衛戦。対戦相手はフィリピンのレックス・ワオ選手。どんな選手かな?と分析する前に、1R序盤で山本選手の左ボディーで悶絶ダウンすると、もう一発ボディーを叩かれアッサリとテンカウント。なかなか立ち上げれずリングに担架が運び込まれ、なんとか自力でリングをおりましたが辛そうだったな~。これで山本選手は、二試合連続序盤KO。かなり自信になったんじゃないでしょうかね?こういう選手が、意外と大化けしたりするもんであります。今後とも好戦的なスタイルで序盤からバチバチ行っていただきたい。

そこから予備カードを消化して、井岡興行としては破格に短い休憩を挟んでいよいよダブルメインの世界戦。まずは和気慎吾選手×ジョナタン・グスマンのIBFスーパーバンタム級決定戦。

2014年の大晦日リゴンドー戦のオファーを受けながら、陣営の路線対立から対戦を回避した和気選手ですが、その後IBFの挑戦者決定戦に勝って世界戦の権利を手に入れ、この決定戦へと辿り着きました。

対戦相手のグスマンは21勝21KOのパーフェクトレコード。入場時の態度も、ゆっくりと花道を歩いていて憎らしいくらい落ち着いておりました。和気の入場曲に合わせてステップを踏む余裕も。

一方の和気も余裕綽綽といいますか、場の雰囲気を楽しむように笑顔で入場。スター性といいますか、独特の華を感じさせる選手であります。

和気は髪型などで不良的なキャラクターを前面に押し出していますが、ボクシング自体はテクニカルできれいなスタイル。一方のグスマンは強引な詰めが持ち味の強打者です。和気はサウスポーの利点を生かして、打たせず打つスタイルで勝負したいところでしたが...。

結論から言うとグスマンの大胆な踏み込みと強打は今までの対戦相手とは次元が違ったと言うことでしょうか?グスマンは距離のつめ方が鋭く、サウスポー相手ということがなんの関係もないかのように接近して、常に強打を振るってきます。和気は2Rにはバッテイングの直後に少し不運なダウンを喫すると一気にペースを奪われ、終盤にワンツーをクリーンヒットされて二度目のダウン。グスマンはボディストレートの鋭さも印象的で、相手をよく観察しているところもさすが。接近戦での回転力も相当なものです。

今までの対戦相手とは次元が違うということか?展開は一方的となります。グスマンは、3Rと5Rにもダウンを追加して、ポイントで圧倒的にリード。和気は、早くも倒すしかない状況に追い込まれます。中盤以降和気は驚異的な粘りを発揮してストップを拒否し、時折左をクリーンヒットしますが、ダメージは明らか。

和気が圧倒的な不利な状況のまま試合は終盤に。和気の顔面の腫れはかなりひどくなり、再三ドクターチェックが入っております。グスマンは、なんぼアウェイでもポイント差はついていることは分かっているので深追いはせず、パンチを当てながらあわよくばKOという戦術。そして迎えた11R、グスマンのパンチがヒットしたところでレフェリーが試合をストップ。グスマンがTKOで圧勝となりました。バッテイングをアピールしているところを攻められたり、ダウン後に加撃があったりと不運なところもありましたが、正直実力差があったと思います。

グスマンは試合が止まった瞬間の喜びに、この試合に対する思いが溢れていました。後半は確実に勝つための戦略が感じられました。強打だけで勝って来たわけではなく、頭の良い選手なんだなという印象です。踏み込みの良さも印象的でした。

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和気の肩を抱いてリングを一周するグスマン 

そしていよいよ井岡が登場。技術の有無を自分で判断出来ない自称マニアから「ロマゴンが~」とバカのひとつ覚えみたな中傷されてる不幸な彼氏でありますが、彼の技術が日本の歴代最高レベルであることは明らか。テクニックのみならず、対応力や展開を作る能力も特筆モノで、まあはっきり言って彼の試合の面白さが分からん奴は単にみる目がないだけだと思います。

この日の試合も、まさに圧巻で、しつこい手数攻めが身上のファイター相手にあえて接近戦を挑んで、出口を塞いでいくような試合振りはまさに達人の境地。コンビネーションのバリエーションや、会場から自然と拍手が沸いた華麗な防御技術も圧巻でありました。多彩なボディーで弱らせてストレートで倒すという詰め将棋のような戦略も見事。これが分からん奴は頭悪いだけでしょ。

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スポニチの記事では徳山昌守、内藤大助、元チャンピオンが井岡選手の技術を絶賛しています

http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2016/07/21/kiji/K20160721013005920.html

 ▼内藤大助氏(元WBC世界フライ級王者)井岡はまるで精密機械のように正確だった。負けるイメージがない。

 ▼徳山昌守氏(元WBC世界スーパーフライ級王者)打たせながらカウンターで合わせ、上を打つと見せて左の強烈なボディーでスタミナを奪った。相手の力を100%出させた上で、その上を行く横綱相撲の試合を見せてもらった。


大味なKOしか分からないアホなファンはほっといて今後ともこのスタイルを極めて欲しいと思います。年末はどんな試合が組まれるのか楽しみに待ちたいと思います。

しかし、本当ボクシングファンってしょうもない感情の吊りに簡単に引っかかるようになりましたね。

JBCが一億円溶かしたことより内藤大助のテレビ解説や井岡の試合の悪口言うことに夢中なんだもんな~。

ガキしかいねーのかな?

ボクシングファンの精神年齢が心配な(旧徳山と長谷川が好きです)

JBC問題 事業報告書から垣間見えるJBCの意思決定システムとは?

迅速な決定力と優柔不断な姿勢の二面性を持つコミッション。

先日の東日本協会ならびに全日本プロボクシング協会の決議として、コミッションに対しただちにコミッション緊急理事会を開き、安河内 剛氏の処遇について「権限のある元の役職に復帰させること」健保金問題やJBCの財政悪化について「説明を求める」といった要請がなされた事は当ブログでもお伝えして来ました。
安河内氏の復職については最高裁までの司法判断に従い、速やかに決定する事が正しい道であり、コミッションの予算は協会が支払う90%以上の金で運営されている訳ですから、財政悪化の原因や健保金についての現状の正確な説明が要求がされる事は当然であります。
7月12日の東日本協会記者会見で金平副会長が何度ものJBCとの折衝を経ても、納得のいく回答が得られない事に「ここまで先延ばしをするという事は・・(どういう事か)皆さんもう判りますよね」とあきれた様に言われました。
つまり都合の悪い事にはのらりくらりと時間稼ぎばかりして、問題解決の責任を負う意思がないという事。
半面、重要なライセンス問題や組織人事変更などはあっという間に決定して、一部からはやんやの喝さいを浴び、仕事の早さを見せつけてくれました。


迷走するコミッション

ただ、問題なのはこの決定の流れです。
組織変更や人事変更、懲罰問題、その他組織運営の重要な決定にはコミッション理事会、評議員会での議決が必要です。

JBCウェブへのリンク 
    ↓
現在(平成28年7月21日)の組織図並びに理事一覧(コミッショナー含め12名)

職員4名の不当解雇では、最高裁棄却あるいは一審敗訴その後の和解も含め内容は全敗。
亀田ジムライセンス問題は係争中ですが、更に6億6千万円にも上る損害賠償を提訴されと、いまや企業のリスク管理が大きく重要視される中で、いちどきにこれほどの訴訟を抱えるとは。
一般社会でいえば、これほど危機回避能力のない経営陣は当然に厳しい責任を問われるのです。
さて、地位もあり優秀な方々の揃う?最高決定機関であるコミッション理事会。
これが果たして正常に機能している組織なのか?と疑問を感じる方は多いと思いますが、ここに重要な証言があった事は先に伝えました。
記事へのリンク 
  ↓
津江章二氏が陳述書で語ったJBCの意思決定システムとは…

要は秋山氏は正当な手続きを踏まずに、独裁的ともいえる手法で強引な決議を図った。
これはコミッション初の内部告発とも言うべきもので、内容と共に非常に大きな驚きだった訳ですが、あまりに強引で早急、しかも結果として筋道の通らない様々な決定は他にもあるのではないか?と考えました。


新たな疑惑の浮上

そこで、 安河内裁判での意味不明な控訴や無謀な最高裁上告といった重大な決断をするにあたって、JBCが組織としてどのようなプロセスを踏んだのか少々調べてみました。
なにしろ、弁護士報酬などで資産の3分の2を失うような、組織の存続に関わる決断だったわけですから、理事会はリスク回避も含めて慎重に議論され、しかるべき手続きを正当に行わなければならなかったはずだからです。

JBCの公式サイトには各年度ごとの事業報告書が掲載されており、そこに理事会や評議員会がいつ行われたか、記載されています。
 26年度  リンク
 27年度  リンク

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平成26年度事業報告より
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平成27年度事業報告より

ところが、この事業報告書では安河内氏一審判決の出た26年11月21日の直後も、高裁判決の出た27年6月17日の直後も、理事会を開いた形跡が見当たらないのです。
これには驚きました。
判決文が届いた日から控訴上告期限の二週間以内に緊急理事会を招集し、決定の承認を得なければならないはずだからです。
しかも、一審二審ともにその判決内容は非常に明快ですから、上告は組織の不利と誰にでも判断が出来たはずなのです。
しかし、無駄な控訴上告は繰り返された。
とするとあり得ない事ですが、理事らは判決文を読むことも、また触れる機会もなく重要な決定に参加させられた事になる。

26年度
 8.その他
(1)理事会
*平成 26 年 2 月 25 日(火)
*平成 26 年 12 月 19 日(金)

27年度
 7.その他
(1)理事会を 3 回開催した。
①平成 27 年 2 月 24 日
②平成 27 年 10 月 6 日
③平成 27 年 12 月 22 日

やはり、各年度の事業報告書には判決直後の理事会はありません。
これは一体何を意味するのでしょうか?
理事会は開催されたが記載漏れ、あるいは報告漏れがあったという事でしょうか。
単なる記載漏れとの言い訳は通用しないでしょう。
何故なら度々起こった事から意図的とも判断されてしまう。
事業報告の重要な記載漏れやあるいは虚偽記載は、一般財団法人に関わる法律がありますからこれは絶対に無視できない。
そればかりか監査すべき理事らは損害賠償責任を負う可能性まであるのです。

考えられるのは、理事会にも諮らずに、重大な決断が極めて少人数の意思決定で密室的に行われていたのではないか?
そうして決定されたものが、理事、評議員に事後報告された。あるいは報告すらされなかった。
正当な手続きを踏まず、控訴・上告を繰り返していたとすると、そもそもこの裁判は、JBCという組織として戦ってきたのかどうかさえ、怪しくなってきました。
秋山理事長か浦谷統括本部長か顧問弁護士か分かりませんが、彼ら個人が、JBCのお金と看板を勝手に使って裁判を進めてきた、とさえ解釈できるのではないでしょうか。
もしそうであれば、一部にある特別背任疑惑は一層に色濃くなったと考えます。

さて、皆さんはどう思われますか?

<文責B.B>

ボクシングマガジン様が安河内事務局長勝訴をガン無視!

分かっちゃいたけど、ここまでとは!

先週一度記事にもしましたが、果たして安河内事務局長勝訴を専門誌はどう伝えるのか?という私の疑問に対して、『専門誌の雄』にして『雑誌界の虎』にして『アジアの大砲』俺達のボクシングマガジン誌は、予想を遥かに超える対応をやってくれました。

まさかの、ガン無視であります。

競合誌のボクシングビート誌が、情報ページに短信記事を載せると言うおざなりの対応をとるなか、我等がボクシングマガジンは『一切報じない』という男らしい紙面作りで私のド肝をぬいてくれました。コイツら本物だ...。

奇しくも、ボクシングマガジン発売前日に、発行元のベースボールマガジン社(以下BBM社)をあの文春砲が直撃!社長がハンカチ王子にポルシェを提供と言う美談が公になった関係から、編集作業が混乱し原稿が入れ違いになった可能性も捨てきれませんが(適当)、こりゃ本当予想外でした。

文春の記事によるとBBM社は、リストラを行ったうえに、自社ビルも売却して賃貸物件に入居してるのに、五ヶ月で赤字が一億円というジリ貧状態とのこと。(なんかJBCと似てますね)

経営が危ないのに、さして報道価値があるとも思えない一軍半のピッチャーに、800万円のポルシェをリースした上に又貸しするというややこしい手法のサポートをするとは、さすが豪気であります。タニマチの鑑といえましょう。

文春の記事中、BBM社の池田哲雄社長は「報道価値がある取材対象には利益供与は当然」みたいなコメントしてて、美談の感動が更に深まりました。この取材対象とのズブズブの距離感!なんてジャーナリステイックなんでしょう!

そう思って見てみりゃ、ボクシングマガジンは、『この社長にして、この雑誌あり』という感じであります。誠実な報道を期待した私が愚かでした。

来月も必ず立ち読みします。

本当にビックリした(旧徳山と長谷川が好きです)

読者投稿 ある関係者が見た最高裁判決、健保金問題とJBCのこれから

判決確定後も、遅々として進まないJBCの正常化でありますが、「なんでこうなの?」という当方の疑問に対するアンサーと、「で実際のところこれからどうなる」と言う観測が読者の方より寄せられました。さすが『中の人』と言う感じの、大変明快な分析であります。勉強になりました。

匿名での投稿と言う形になりますが、割とドップリ(笑)と業界にいる方でございます。

読者の皆様に於かれましては、「これ書いてるのあいつじゃね~の?」なんて想像しながら読んでいただけたら...。

というわけで以下に、一切手を入れず原文のまま掲載いたします。

面白いので、今後も記名、匿名問わず「俺にも言わせろ!」と言う、関係者の方の投稿をお待ちしております。

サイドバーのメールフォームより、どしどしコンタクト下さい。

旧徳山と長谷川が好きです

****************ここより本文************************

 私は一ジム関係者だが、本職は中小企業で経理や労務管理などを行っている一会社員でもある。その視点で、JBC問題の論点を、できるだけ客観的に整理したい。また、どうしてここまで事態がこじれたのか、その背景となるボクシング界内部の空気というものもお伝えしたい。

1.安河内氏の裁判について

 最高裁の決定は「JBCによる上告の棄却」であり、つまり昨年6月17日の高裁判決を確定させる、というものである。地裁、高裁とも安河内氏の「降格無効」の判断を下しており、その意味では昨年6月時点にさかのぼった上で、事務局長復職を命じている、と解釈すべきだと思われる。
 すなわち、当時は統括本部長なる役職は存在しておらず、高裁の降格無効判断は安河内氏を権限のある現場トップに戻すべき、という意味を内包している、ということである。
 高裁判決後にJBCが定款を変更し、事務局長の権限を大幅に縮小した上、その上位に新しい役職を新設したのは、やはり乱暴なやり方であったと見られても仕方ない。
 現在の「事務局長」という名前の位置に安河内氏が戻るとなると、実質の降格処分となるので、裁判所の決定に反することになってしまうからだ。
司法判断を素直に受け取るなら、安河内氏は少なくとも統括本部長に就任すべきであろう。
しかしJBC秋山理事長が、司法判断を受け入れることに抵抗しており、膠着状態に陥っているのが現状だ。

普通の社会であれば、4名もの職員を一斉に不当解雇し、その労務裁判で相次いで敗訴(もしくは敗訴に近い和解)という結果になれば、ブラック企業というレッテルを張られることになろう。経営陣に対して何らかの責任を問う声が出てもおかしくない。その点でいうと、ボクシング界の意識は社会から乖離していると言わざるを得ない。
ボクシングジム自体もその大半は超零細企業であり、経営の悪化を理由に、または人間関係のこじれから、トレーナーがあっさり首を切られることも、はっきり言うと日常茶飯事のようにある社会である。ジムの会長たちに、労務管理の重要性を理解させるのは、そもそも不可能に近い。
さらにボクシング界は争い事が絶えない業界ではあるが、このムラ社会の掟として、ご法度なのは「裁判沙汰」「マスコミ沙汰」である。ボクシング人はこの二つだけは、どうしても本能的に避ける行動原理を持っている。これはボクシングの人気が揺らぐ中で、紛争が表に出ることでさらにボクシングの威信が傷つくことを恐れている、という理由もあろう。後述するJBC財政の悪化についても、なぜここに至るまで表面化しなかったのかといえば、一部の関係者が声をあげてはいたものの、それを封じ込める空気が業界全体に存在するからである。
このムラの掟を突き詰めると、裁判沙汰は「起こす方が悪い」という論理につながる。「現代ビジネス」のような記事が出ると、「リークする奴が悪い」ということにもなる。JBCは、安河内裁判においても亀田裁判においても「訴えられたのだから訴訟費用がかかるのは仕方がない」と、大幅な支出増の原因を訴えた側に責任を転嫁する主張をしているようだが、一般の社会からすると論外ともいえるこの主張も、ボクシング界においては違和感なく受け止められる土壌がある。だから、安河内裁判が長期化した上で完敗しても、JBCに結果責任を問う声が大きくならない。心の中では多くの人がいまだに「安河内は裁判まで起こしてボクシング界に迷惑をかけやがって」という気持ちを、ぼんやりと持っているからである。

2.健保金問題(JBC財政問題)について

 私は、これについてはすでに健保金問題ではなく、財政問題と呼ぶべきものになっていると思っている。JBC全体の財政が危機的状況になっており、健保金の保全はすでに不可能、健保金を流用したとしても下手すると2年から3年で組織自体が破たんすると試算されるからである。

 ここ数年のJBC財務諸表をチェックすると、管理費の中の委託費という支出科目が安河内氏失脚翌年から、異様な伸びを見せている。2011年まで200万前後だったものが、2012年1500万、2013年1200万、2014年1500万と、毎年1000万円以上が余計に出ているのが分かる。
 つまりこれが弁護士費用と推測される。
 さらに計4名の職員の不当解雇での敗訴、和解にかかる費用も、雑損失科目や人件費科目の伸びを見れば5千万はすでに支出されていると思われる。
 こうして1億近くもの金が消えたわけであるが、そもそもJBCは規模からいうと1億5千万ほどの正味財産しか持たなかった組織である。その三分の二を訴訟沙汰で失ったのであるから、これを財政危機と言わずして何というのか。現代ビジネスへの回答でJBCは「恒常的に著しい財務の悪化は認められません」と述べているが、恒常的なことなど誰も聞いていない、この数年の急激な悪化を危惧しているのである。
 亀田との係争を続けていく中で、このペースで弁護士費用が支出されれば、JBCはもちろん破産への道を突き進むことになる。ここについての明確な回答がないから、現代ビジネスにも「危機感が希薄」と切り捨てられるのだ。
 2015年末の実質上の正味財産は6300万円となっているが、このうち約5000万円は健保金で、治療費以外の使途は認められないと協会は主張している。それに対してJBCは「健康管理収入は一般収入であり、JBCが何に使っても問題ない」という見解を示している。
 この論争はどちらが正しいのであろうか。
 まず言えるのは、JBCの主張を正当と見なすには、全体の財産を減らさずに運営している、という前提があってのことだろう。例えば保険会社でも、顧客から預かった金は確かに収入として処理し、会社の運営に使える。しかし、全体の資産をわずか数年で3分の一にまで減らすような経営危機が表面化したら、顧客から「我々の預けた金を保全せよ」と突き上げられても文句は言えまい。
 健保金という名目でボクサーから強制的に徴収してきたのだから、「その使途は制限されない」という理屈を持ち出すなら、そもそも全体の財産を大きく減らすような経営をすべきではない。
 さらに言えば、JBCは2014年1月に健康管理見舞金専用口座を新設、そこに約6000万円弱を入金し、以後はこの口座で見舞金の収支を管理する、と協会に約束しているのである。
 経緯を振り返るとこうだ。2013年6月に、それまでの健保金制度を見舞金制度(治療費補助の上限を10万以内に収める制度)に変更する旨をJBCが各ジムに通達。しかし、一部のジムがその通達に対し、疑問を投げかけた。
 曰く「制度を変更するのなら、これまでの制度でいくら積みあがったのか、それをこれからどう使うのか、説明をすべきである」と。また「見舞金制度になることによって、健康管理というコミッションの重要な存在意義をなくすことにならないか」という質問もあった。
 それに対するJBCの回答は「JBCの財務状況はホームページに掲載されているから、それを見ろ」「健康管理は一次的にはジムの責任である」という、とんでもないものだった。
 これに怒ったのが、松尾会長を始めとする地方の協会員たちである。財務諸表を検証して独自に計算したところ1億700万円が健保金の残高であると判明し、この金額を保全するよう要請したのである。
 JBCはそれに対して残高は6000万円しかないと説明した上で、それを別口座に移し、以後はこの口座の資金は治療費以外で使わないと約束した。
 その口座を確定させた時、当時の森田事務局長名義で、「健康管理見舞金口座」と自ら呼称している文書を協会に出しており、これは協会の議事録にはっきりと記載されている。
 つまりこの時点でJBCは、健保金は会計上においては一般収入であっても、実態は基金的性格を持つ、と認めていることになる。
 現代ビジネスの報道によると、結局、この口座から訴訟費用が使われていることが判明し、残額はなんと2200万まで落ち込んでいるという。これは重大な約束違反であり、協会員が怒るのも無理はない。
 松尾会長は浦谷氏らへの刑事告訴を視野に入れているという。これが事件化されるかのポイントは、JBC執行部の特別背任を立証できるかであろう。
 特別背任罪は「組織運営に重要な役割を果たしている者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は組織に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該組織に財産上の損害を加えたときに成立する」と規定されている。
 健保金の訴訟費用への流用が、組織の存続のためにやむを得ぬ処置だったのか、それとも浦谷氏らが自らの保身のために裁判を長引かせ組織に損害を与えたのか、というところが争点になってくるのではないか。
 法律の専門家ではない私には、安易な結論は出しかねるが、気になるのは安河内氏裁判の判決において、浦谷氏が「クーデターの首謀者」と名指しされた上に、JBCの人事は違法だと認定されていることだ。これが特別背任の一つの根拠になり得ないか。
 さらにJBCにとって大問題なのは、JBCは公益認定を諦めたため、現在、特例民法法人から一般法人へと移行する段階にあり、移行法人と呼ばれる今のJBCは、それまでの資産の大半を公益目的の事業で放出することが義務付けられている、ということだ。訴訟関連の費用は明らかに公益目的とは認められないであろうから、裁判によって資産の三分の二を溶かしてしまった現在の状況では、万が一、認可行政庁の厳格な調査が入った場合、、間違いなくJBCに対し強烈な是正命令が発せられるだろう。
 いずれの視点から見ても、健保金問題でJBCの言い分を是とする根拠は、薄弱だと思わざるを得ない。
現代ビジネスやデイリースポーツの記事を見ても分かる通り、この問題に社会の関心も非常な高まりを見せている。ボクサーが命をかけて戦っている真横で、そのボクサーから徴収した資金を使って裁判遊びをしている(とみられる)姿勢は、到底理解を得られないだろう。
健康管理は、ボクシングをスポーツとして存続させるための根幹であり、コミッション制度の核ともなる事業のはずである。JBCには、そのことに真摯に思いを馳せてほしいと願う。

JPBA理事会 健保金問題で紛糾!?

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本日、日本ボクシング協会(JPBA)の理事会が行われ、東日本協会の理事会でも問題となった、健保金の問題が話し合われました。

本日の理事会が行われたのは、私の地元大阪ということで新大阪の会場に駆けつけたところ、丁度東京からやって来た安河内事務局長が会場から出てきたところ。前夜「出席します」という連絡は受けておりましたが、挨拶だけの予定が出席した理事から質問が出て思わぬ形で質疑応答になったとのこと。確かにただ挨拶するだけなら、何しに呼んだんやと言う話であります。実際、首都圏以外の理事にとっては、「なんか東京でゴチャゴチャやっとるな」という以上の、正確な情報はなかなか伝わっていないことでありましょう。当事者の肉声で状況説明が聞けることは、何よりであったと思います。

「何か進展はありましたか?」と尋ねると、来る7月27日に安河内氏とJBC側の代理人が再び職場復帰について協議し、それを受けて29日にJBCの幹部職員とJPBAの理事が再び会合を持つ予定とのこと。うーむ相変わらず、亀の歩みと言いますか恐るべき進展の無さ。最高裁判決が出て、丸一ヶ月以上脱法状態が継続していることになります。JBCは違法行為を真摯に反省し、事態を解決する気があるのでありましょうか?

その後ややあって会議が終了し、ドヤドヤと会場から出てくる理事の皆様の中に緑ジムの松尾会長を発見。声をかけて少しお話を伺うと「協会の弁護士は『(健保金問題は)JBC内部の会計の問題だから、告発なんかしても無駄だ』っていうから『おれは一人でもやるよ』って言ったんだ。私に言わせたら預かった金を目的外で使うって言うのは、舛添の問題と一緒。誰も選手のこと真面目に考えてないんじゃないの?」と、至極冷静に語ってくれました。

この会議の前日、7月12日に行われた後楽園ホールの興行で深刻事故があり、岐阜ヨコゼキジムの島倉裕矢選手が開頭手術を受けました。この試合については観戦されていた方が、すでに試合中にツイッターで注意喚起されていました。ファンの目からも危険性は明らかだったようです。
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島倉選手はまだ21歳。その彼が今後の長い人生を生きる為にも、試合での怪我の医療費を全額負担する健保金の制度は絶対に必要なはずです。なぜにこのような重要な問題についての究明が遅々としてすすまないのでありましょうか?

その後、渡辺均協会長が出てこられて、囲み取材となり、この日の議題となったことについての説明が行われました。

まず渡辺氏が語ったのは『準公式試合』と言う構想。

練習生からライセンスを取っていきなり実戦がプロの試合と言うのは危ないので、C級ライセンスの下部と言う位置づけで練習生の試合を行い、ボクシングの試合に触れる機会を作ることで底辺の拡大を行うとともに、レェフェリーやジャッジといったオフィシャルの育成もしようというアイデアであります。いわば、JPBA非加盟のジムでも盛んに行われているスパーリング大会とプロ興行の中間のカテゴリー、と言ったところでしょうか?2分2Rでスタンディングダウン有りというU-15と同様のルールを採用して安全確保を図り、勝ち進めばC級ライセンスを発給してもいいのではないか?ということも視野に入れているそうです。これはジムの経営にとっても大変良いことでありましょう。プロを目指しているわけではない練習生にも目標が出来るでしょう。これは大変結構なお話でありました。

もうひとつの懸案はWBOのアジア・パシフィックタイトルについて。このタイトルの承認をJBCに求めていくと言うことも方針として決定されたとのこと。数多有る下部タイトルの中で、このタイトルが選ばれた根拠は「タイトルを取るとWBOの世界ランキングに入る」という理由。OPBFやPABAは獲得しても上部団体の世界ランクに入るわけではないが、WBOアジア・パシフィックはチャンピオンになれば世界ランクに入ると。まあシンプルですが一応の説得力は感じました。個人的には4団体それぞれの下部タイトルを認めないと不公平という気がしますが...。

最後に安河内氏の復職と健保金の議題についての説明があり、JPBAとしては東日本協会と同じく要望書を提出してJBCに判決に従うように要望するとともに、健保金の問題について明確な説明を求めるとのこと。しかし私この『要望書』というのに、なんともいえぬ違和感があるのであります。

だって、法治国家で裁判の判決に従うのって当たり前でしょ?なんでそんなこと、わざわざ『要望』しないといけないのでしょうか?判決後一ヶ月たっても平常運転で脱法状態での運営が続いているJBCは、一般社会の尺度からすると単なるブラック企業であります。そういう組織に「君達はルールを守りなさい」「我々の指揮・監督を受けなさい」と言われて、JPBAの成員の皆様はなぜに平気なのでありましょうか?JBCの財政も権威も支えているのはJPBAに所属するクラブと全国にいるプロボクサー、ライセンサーの皆様であります。なぜに違法状態で暴走するJBCにたいして、未だに『要望する』などという眠たい対応を取られているのでありましょうか?

取材記者の方から現代ビジネスの記事の2200万円という数字を引用する形で「協会として把握している金額の推移はどのようになっているのか?」という質問が出ると、「今手元に資料が無いので正確な金額は...」と渡辺会長が返答。すると、同席していた顧問弁護士の片岡朋行氏が「それなりの用途には使ってるというのは事実だと思うので、犯罪になるような形と言うことはなかなか無いんだと思いますし、そのあたりは記者の皆さんには表現に気をつけて頂いた方がいいと思うんですが...」と、なぜか背任や横領の可能性も否定する補足を付け足したもんだから、私大変驚いたのでした。預かってた金を目的外で使用したら普通に犯罪の可能性があると思うんですけど、なんで記者がそういう表現することにすら懸念を表明されるのでありましょうか?

「それなりの用途」というのも、要はブラック企業まがいの労働裁判で連戦連敗して生じた、賠償や弁護士費用だということは容易に推測できるわけで、私的な流用と五十歩百歩であります。

過去現在のボクサーが、「いざという時の医療費に」と、ファイトマネーの中からコツコツ積み立てて来た金が約一億円溶けており、穴埋めするのもめて難しい状況にある中で、JPBAの代理人弁護士がなぜにこんなにも呑気でいられるのか私には大変不思議でありました。そもそも、このままいくとJBCの資金が近々ショートすることは明らかだと思うのですが随分悠長に構えておられると、その辺の肝の据わり方にも感嘆したのでありました。まあ人それぞれですな。わたしゃ部外者なんでどうでもいいんですけどね、こんな調子で一億取り戻せるのでしょうかね?大きなお世話ですね、すいません。

どの道JBCの金庫が空になれば、各種ライセンス料や承認料や、オフィシャルの派遣費用が値上がりになるだけです。そのとき初めて皆様の怒りは形となるのでありましょうか?どこまでいくのか逆に興味が湧いてきました。

『フットボール批評』の捏造インタビュー検証記事を読んで専門誌の役割を再認識した(旧徳山と長谷川が好きです)


20160712 動画 東日本ボクシング協会理事会記者会見

昨日行われた東日本ボクシング協会理事会の記者会見の動画をアップしました。



東日本ボクシング協会のJBCに対する疑問と不信感が、これまでのJBCサイドの対応をふまえ、具体的に示された会見でした。
単にお金の問題のみならず組織の運営方法・体質そのものを改善する必要がある。

JBCの責任ある対応が望まれます。

BYいやまじで

20160711 速報 東日本ボクシング協会理事会  JBCに意見書!!

本日、東京水道橋、後楽園飯店にて東日本ボクシング協会理事会が行われ、直後の記者会見で、協会がJBC(日本ボクシングコミッション)に次の意見書を提出すことを発表した。
20160711 東日本ボクシング協会記者会見04

20160711 東日本ボクシング協会記者会見03

◆◆◆

(財)日本ボクシングコミッション御中

意見書

① JBC建保金問題について

一部関係者からの使途不明との指摘、また一部で報道されている事について、ボクシング協会は大変困惑しています。JBCはボクシング協会とボクシングファン、マスコミに対して十分な説明責任を果たしていただくようお願いいたします。

② JBCと安河内氏の裁判について

東日本ボクシング協会は、司法の決定を全面的に支持します。昨年7月7日に、当協会はJBCBに対して要望書を提出。それに対して7月17日に『協会に迷惑はかけないから上告する』との解(ママ)答書がありました。これ以上の混乱を起こさないよい、強く申し入れます。


※ 今後はJBC、協会が一丸となってボクシング発展に努め、争いごとのないよう業務に携わることを強く希望します。

  JBC緊急理事会を早急に開いていただき、協会関係者をオブザーバーとして参加させていただき、改善策を推し進められるよう要望いたします。

2016年7月11日

東日本ボクシング協会

会長 渡辺均

◆◆◆

建保金については再三の問い合わせにJBCは説明責任を果たしていないと。
東日本協会としては、JBCに対し、安河内氏を元の権限の部署に戻し、組織再建を求める構えとみられる。
納得のいく対応が見られない場合、法的手段に訴える考えはあるかと当方の問いに、金平氏は「そうならないようにJBCに要望する趣旨」と述べた。
20160711 東日本ボクシング協会記者会見04

内容は穏健だが、事実上の最後通告とみられる。
JPBA(日本ボクシング協会)の理事会まで、JBCは一定の対応を取る必要に迫られていると言える。

本日の理事会がJBC正常化への第一歩になることを願う。

※ 動画は後日アップします。

BY いやまじで





安河内事務局長勝訴を専門誌はどう伝えるのか?

健保金問題を巡る署名運動は、署名用紙を使った運動と併せて、キャンペーンサイトを使った電子署名もスタートし一層広がりを見せ、現役選手や引退した選手を含む多くの方から署名が集まっています。

『裁判情報ばかりの過疎ブログ』なんてお叱りをうけることもしばしばの当ブログとは比較にならぬ、オリジナル写真とプロならではの批評で世界の最前線のボクシング情報を伝える人気ブログ「ボクシングマスター」の執筆者、金元孝男氏も松尾会長の趣旨に賛同した上で署名されるとともに、署名活動について連日記事をアップされています。

 ボクシングマスター様の記事へのリンク
       ↓
【電子署名】ボクサーの権利を守る会「健保金を守ろう!」
JBC健保金vsボクサーの権利を守る会

来週にはこの問題を巡って更なる紛糾が予想されていますが、専門誌の発売週でもあります。

先月は「発売日直前で間に合わなかった」という事情はございましたが、今月は特段そのようなこともございません。

安河内事務局長の勝訴確定は、いわばここ五年間の

・労働裁判や名誉毀損裁判の連戦連敗に代表される違法体質
・亀田とのトラブルに代表されるシロウト試合管理
・健保金の流用に代表される放漫経営と財政危機


などなどのポンコツ振りを総括するものでありました。このJBCの心・技・体全ての崩壊状況を、専門二誌は果たしてどのように伝えるのでありましょうか?

特に2013年7月号に「日本ボクシング界の秩序を守る為に」という、仰々しいヨタ記事を載せたベースボールマガジン社の『ボクシングマガジン』は果たしてどの面下げてこのことを取り上げるのでありましょうか?

彼らが2ページに渡って告発した『新コミッション構想』は、判決ではなんら事実とは認められていません。いわばガセネタであります。ボクシングマガジンは果たしていかなる裏取りをしてあのような断定的な記述をしたのでありましょうか?

安河内氏や谷川氏やその他の解雇された職員の皆さんが、全て完全勝訴または勝訴的な和解をした今になっても、ボクシングマガジン誌は「日本ボクシング界の秩序を守る為には彼らに対する懲戒解雇は正当であった」と主張するのでしょうか?

ボクシングマガジン誌の判決への見解は「判決が間違っている」なのか「記事が取材不足で間違っていた」なのか果たしてどちらなのでしょうか?

そもそも彼らが目の色を変えて告発していた『新コミッション構想』は浦谷統括本部長(笑)を始めとする、2011年当時安河内氏を攻撃していた試合役員の皆様が主張されたことです。なぜに彼らの新コミッションは批判しないのでしょうか?



ボクシングマガジンの記事は裁判ではJBC側の証拠として提出され、違法行為を正当化する論拠としても使われました。このように露骨にJBCよりで、しかも裁判では全て事実でないと認定されるような報道姿勢は、メデイアとして明らかに一線を超えているのではないでしょうか?違法行為の片棒担ぎをすることが専門誌の仕事なのですか?

実際の記事本文をご覧ください

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引用しましょう 言うまでもなくJBC職員に支払われる給与は、過去現在の有名無名のボクサー、あるいは練習生達が直接、間接にJBCに支払った金の集積によるものである。

今現在ボクサーから集められた一億円近くの健保金が失われたことが明らかになっています。違法な解雇をされた職員に当然支払われるべき給与を、ボクサーから不当に盗んだものであるかのように描写したボクシングマガジンは、一億円の健保金が失われたことを、果たしてどのように記述するのでありましょうか?

さらに記事本文をご覧ください

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ボクシングマガジンは今も法廷で一切事実と認められなかった『新コミッション構想』について高山選手にヒアリングすることが「ボクシング界の安定につながる」と信じておられるのでしょうか?

違法行為の被害者となった人々を、断定的に糾弾するような記事を書いたことを、ボクシングマガジンがどのように総括するのか?その態度でその価値が分かることになると思います。

専門誌も理事も協会もダメならもう自浄作用は望めないと考える(旧徳山と長谷川が好きです)



津江章二氏が陳述書で語ったJBCの意思決定システムとは…

 さてさて現代ビジネスの告発記事はYAHOOニュースにも転載されたりとそこそこ話題になったようで、ようやくボクシング協会の内部からもJBCに対する抗議の声が上がり始めました。大金がすでに溶けた後なので、正直ちょっと遅いわけですが金額を確定し、責任の所在を明らかにせよと言う声が上がるのは、ひとまず良いことであります。
 
 現代ビジネス記事へのリンク
   ↓
 日本ボクシング界の内紛をスッパ抜く!~名門ジムの会長らが、現体制への怒りを表明

 某週刊誌もこの事案に興味を示しているとかいないとか…。

 当ブログでも既報のとおり、緑ジムの松尾会長が呼びかける形で健保金の保全と責任の追及を求める署名活動も始まっています。緑ジム発ということで、中部地区ではすでにかなりの署名が集まっており、元WBCバンタム級チャンピオン薬師寺保栄会長も署名済みだそうです。もと世界王者なら恐らく納付した健保金も何百万と言う額でありましょう。まさかの時の選手の為の医療費としておさめた金を、目的外で使われればそれは頭に来るでありましょう。

 
 記事の末尾に掲載された、健保金の減少や財政悪化について聞かれた浦谷信彰統括本部長(笑)のコメントを以下に引用いたします。

「近年、和解金など一時金が必要になった関係で支出が増加しましたが、あくまでも臨時の支出でありますので、恒常的に著しい財務の悪化は認められません、また、健康管理見舞金は適切に管理しており、ずさんに管理しているなどの事実は一切ありません」(引用以上)

 公表されている財務諸表(財務諸表へのリンク)を見れば財政の悪化は明らかであり、「答えになっていないな」と言う印象。どうも何が問題なのか?と言うことすら分かっていない風であります。そもそも高額な和解金は浦谷氏が首謀者だと名指しされた違法行為の代償です。自分自身に責任があるということが分かっていないのでありましょうか?

 なんにせよ急激な財政悪化の原因は度重なる裁判であり、その責任は違法行為を繰り返したJBCの幹部職員とそれに連なる一部の人脈の皆様に帰するものでありましょう。

 一連の解雇した職員との地位確認裁判や、狂言JBC職員と人気捏造ライター片岡亮氏が亀田兄弟に訴えられた裁判は連戦連敗で終結しましたが、JBCは亀田ジムとの裁判を、あと2つ抱えています。ひとつは会長とマネージャーのライセンスを停止したことに対して、その処分の撤回を求められている地位確認裁判。もうひとつはJBCと理事11人が「不当なライセンスの停止によって、活動停止を余儀なくされたことで生じた損害の回復をせよ」と求められている、総額6億6千万円の請求訴訟です。その6億6千万円訴訟についての、JBCの理事にして共同通信編集委員でもある津江章二氏による記事中のコメントを以下に引用いたします。

 「亀田興毅や大毅はJBCの処分のために日本のリングに立つことなく引退を余儀なくされた。まだ現役を続ける和毅に兄たちと同じ無念を味わわせて良いわけがない。亀田ジムに関する今回の騒動を受けて、私はJBCの理事として、また資格審査委員会兼倫理委員会の一委員として反省するところが多々あり、JBCという組織を再生する必要性を強く感じています」(引用以上)

 さらに津江氏は

東京地裁に陳述書を提出し、亀田大毅のタイトルマッチにおけるJBCの対応の不手際を告発している。(引用以上)

とも書かれています。JBCの理事は総勢12人ですが、津江氏は亀田ジムのライセンスを停止した際の決定の間違いを認め、亀田サイドに立って陳述書を提出することで被告から外れている為に被告は11人となっています。11人の被告に対して6000万円の損害賠償を求めた結果総額が6億6千万円になったということです。

 この陳述書は果たしていかなる内容なのか?当方が裁判資料を閲覧して入手したその中身をご紹介致します。

 亀田ジムのライセンス停止の決定に関与したと言う津江氏は、陳述書を提出するに至った動機を以下のように語ります。

亀田ジムに関する今回の騒動を受けて,私はJBCの理事,かつ,資格審査委員会兼倫理委員会の一委員として反省するところも多々あり,JBCという組織を再生する必要性を強く感じています。当初は,組織の一員である私がこのような陳述書を提出することを躊躇していましたが,私が長年応援してきたボクシング界の将来が少しでも良くなることを願って,陳述書を提出することを決めました。(引用以上)

 では、果たしてライセンス停止はどのような手順で行われたのか?津江氏はその手続きのおかしさを指摘していきます。

私は,吉井氏,嶋氏の代理人である弁護士から平成27年10月に,JBCに提出した陳述書3通,再審議に関する意見書2通,乙1の1号証から乙19号証のコピーを送付して頂きました(かなりの量の資料でした。)が,私はこれらの資料を審議の中で見た記憶がありません。審議の場に,これだけの量の資料が出て来た記憶もありません。審議の際に配布されたのは,吉井氏,嶋氏の行動が時系列で記載された資料等,数枚程度だったと記憶しています。
また,審議の過程で,吉井氏,嶋氏の側が指摘する「通訳のH氏がルールミーティング内でルールについて通訳をしていないこと」や,「試合終了後にIBFのタッカー氏が,前日の発言を翻して『大毅選手がIBF王座を保持する』と発言した理由」について議論がなされたこともありません。
以上の事実から,私を含む委員会の大半のメンバーは,吉井氏や嶋氏から提出された陳述書や証拠を見せてもらっていないことは間違いないと思います。従って,私達委員は,吉井氏や嶋氏の側がJBCの事実認識と異なるどの様な事実主張をしているのか,その根拠となる証拠資料がどの様なものであるかを知らないまま,JBC(秋山さん)が示す事実のみを前提にライセンスの更新拒絶という処分を決定したことになります。
(引用以上)

なんと亀田サイドの提出した資料は一切理事に開示せずに処分を決めたというじゃないですか。これでは理事は、公平で正確な裁定を下せと言われても、土台無理な話であります。

さらに決定書の作成過程も驚くべきものです。更に引用します。

決定書に捺印する際,私達委員は,秋山さんから,完成した決定書の回覧を受けて捺印を求められましたが(なお,私は決定書の作成には一切関与しておらず,決定書を見たのはこの時が初めてでした。),この時,秋山さんから一方的に決定書を示され,決定書の内容について議論をするような雰囲気ではなく,実際に決定書の内容について議論することもなかったと記憶しています。決定書には吉井氏,嶋氏側が提出した証拠も乙号証として引用されているとのことですが,極めて短時間に決定書を一読して捺印をする過程で,「乙号証の中身は何か」という疑問を持つこともできませんでした。(引用以上)

 理事は決定書の文案の作成に関与していないし、採決も異義を認めない雰囲気で捺印だけを求められたようです。この話が事実なら、確かに秋山氏のやり方は強引ではありますが、津江氏ら理事にしたところで「いい大人が『雰囲気で判子ついちゃいました』で済むのか?」と感じる話でもあります。選手の生活や未来がかかっている決定に対して、JBCサイドは最初から亀田に対する敵意むき出しで処分ありきとしか見えず、理事サイドはその責任に対してあまりに思慮が浅いように感じます。なんにせよ理事制度が機能してるとは言いがたい状況が見えてきます。

 『負けても王者問題』の原点になった亀田大毅×リボリオ・ソリス戦のルールミーテイングについての記述もあります。以下に引用します。

 私は,ルールミーティングに出席したJBC職員は,その職責として,ルールミーティングを仕切って,大毅選手が勝った場合・負けた場合のIBF・WBA両王座の取り扱いについて,出席者皆の前でルールをまとめ,認識を共有する作業を行うべきだったと考えています。今回ルールミーティングに出席したJBC職員はこれを怠ったわけですから,吉井氏,嶋氏の責任云々を言う前に,まずJBCはこの点について,真摯に落ち度を認めるべきだと考えています。
  私はこのような意見を,上記委員会の中でも述べましたが,秋山さんは,「ルールミーティングのことは重要ではない」,「多数決で決める」等と発言し,聞き入れてくれませんでした。そして,秋山さんは,反対意見を募ることなく,挙手を求める方法等により賛否の決を採ることもなく,審議を終了してしまいました。
  また,私は,ルールミーティングに出席したJBC職員のSさんに直接,「ルールミーティングを仕切って,ルール(特に大毅選手が勝った場合・負けた場合のIBF・WBA両王座の取り扱い)について,皆の前でコンセンサスをとるべきだった」旨を伝えたところ,S
さんからは,「そうするべきでしたかね?」という意外な応えが返ってきました。私はこの時,SさんはローカルコミッションとしてのJBCの役割を全く理解していないのかな,と大変驚いたことをよく覚えています。
(引用以上)

JBCがルールミーテイングの意味についてよく理解していないというのは、高松でのグローブを巡るトラブルでも露呈していたことであります。ベテラン記者である津江氏から『ローカルコミッションとしてのJBCの役割を全く理解していないのかな』と言われてしまうようなS氏はJBCの関西事務局所属で、高松のグローブ問題と『監禁・恫喝・暴行狂言騒動』、大毅×ソリスの試合後のドタバタ両方に深く関与しています。職能に疑問が生じるのも無理からぬことでありましょう。

とはいえ津江氏も含めて理事の側も明らかに熱意や責任感が不足しており、正直言ってJBCが暴走したのは理事側にも責任があるんじゃないのと感じた次第。時によってはボクサーの命すら懸かる重責であります。意欲のない人は辞めてもらった方がいいんじゃないの?と感じました。

そういう点で理事を被告にした亀田ジムサイドの訴訟戦術は大変効果的であり、JBCの制度への厳しい突っ込みにもなっているなあと感じました。

まあいろんな意味でもう手遅れかも知れませんけどね...。

何年もおんなじようなこと書いてて厭きてきた(旧徳山と長谷川が好きです)


 

ボクサーの権利を守る署名活動

 現代ビジネスの記事にも登場した、緑ジムの松尾敏郎会長が呼びかけ人となる形で、健保金の不明瞭な使い方を糾す署名運動が始まりました。署名は原則的に健保金を納めてきたボクサーや元ボクサーが対象だそうですが、関係者やファンも署名可能とのこと。

 松尾会長は健保金制度が廃止され、目的外の流用が始まった当初から批判の声を上げてこられましたが、実際に氏が危惧されていたとおり、健保金は溶けてなくなる寸前となっております。

 放漫経営を続けるJBCのトップを更迭し、責任を取らせるとともに、傷病対策のシステムを維持する為にも是非署名へのご協力をお願いします。

 署名をされたい方は、以下の画像をA4でプリントアウトしてお使い頂ければ幸いです。送り先は署名用紙の下部に明記されております。
健保金 署名

現代ビジネスによるJBC追及記事第二弾

 講談社の運営するニュースサイト現代ビジネスに、JBCの財政問題を追及する記事が掲載されました。

 記事へのリンク
  ↓
 日本ボクシング界の内紛をスッパ抜く!~名門ジムの会長らが、現体制への怒りを表明

 同サイトには昨年末に、JBCの財務や運営を巡る告発記事が一度掲載されており、今回の記事はその第二弾となります。書き手は昨年の記事と同じく、藤岡雅さんです。

 昨年末の記事へのリンク
  ↓
 日本ボクシング界にいま、「重大な危機」が迫っている! ~統轄団体・JBCのずさんな運営・資金管理を告発する

 記事によると…

 安河内剛事務局長が最高裁で勝訴から10日ほど経過した6月20日、緑ジムの松尾敏郎会長(記事中の『古老』という表現はなんか違う感じ…)がJBCに乗り込んで、健保金の本当の残額を刑事告訴の可能性も示唆しながら強く質したところ、浦谷統括本部長(笑)は頑として答えようとせず、そこにJPBAの渡辺均協会長や金平桂一郎理事も駆けつけて押し問答した結果、出てきた金額が2200万円だったとのこと。4年前の1億2千円、2年前の5700万円からかなり減り、4年でマイナス一億円。この金額は当ブログが先日の記事でお伝えしたとおりでありました。

 記事はその他、亀田ジムから訴えられた6億6千万裁判、最近のポンコツ運営の実例にも触れております。

 個人的に気になったのは、JBC理事で共同通信編集委員の津江章二氏のコメント。

 ボクシングマガジンのモハメド・アリ追悼特集でも長文記事を書いていた、ボクシング記者の重鎮である津江氏は、今更ながらJBCの現状を憂えているご様子。正直「おせーよ!」という感じは否めないですが、せめて今からでも理事本来のチェック機能という職務を果たして頂き、違法行為上等で暴走する浦谷統括本部長(笑)一派の妄動を止めて頂きたいと思います。しかし他の理事は何してるんでしょうね?最高裁で敗訴しても放置してるって何の為の理事なんでしょうね?

 ボクシングマガジン様も津江氏に倣って、今からでもいいから事実を調べて書くというメデイアの本分に立ち返り、この問題についての正確な記事を書いて頂きたいと思います。
 
 体制を刷新した上で責任を取らせないといけないと考える(旧徳山と長谷川が好きです)