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HARD BLOW !

あの時君は若かった?今読むと味わい深い『スラップハンタイ』迷言集1

 前回取り上げた山田厚俊氏が亀田サイドの訴訟戦術を、批判した文章は判決後に読み返すと大変味わい深い文章でありました。

 現実の結果と比較すれば、的外れとしか言いようがない観点の批判を自信たっぷりに論じる文章を読むと、山田氏の訴訟に対する無理解ぶりがビンビン伝わって来るわけですが、何も知らない読者が読めば「ベテラン記者が書いてるからそういうものなのかしら?」と信じてしまう可能性もございます。片岡氏の訴訟費用を集める募金活動の旗振りやってた山田氏ですから、亀田サイドのやることはなんでもかんでも批判する必要があったのかもしれませんが、現実との乖離振りを見ると、私には単なる身贔屓としか見えません。

 裁判が進んで訴訟の行く末が分かってきたあとは、さすがにこういう勢いのある(笑)文章は減りましたが、裁判が始まった頃はまさにイケイケドンドン(笑)。悪の亀田と北村弁護士を懲らしめる、正義の片岡亮と山田厚俊というノリで、今じゃ考えられない景気の良い文章が溢れていました。

 「過去に目を閉ざすものは、未来に対しても盲目になる」という、有名なワイゼッカーの警句がございますが、片岡氏と周辺のタイコモチ支援者の皆さんが、控訴するにあたって過去の発言を参照し、同じ失敗を繰り返さないようにという願いをこめて彼らの過去の発言を時系列で振り返ってみたいと思います。

 まずはおなじみの山田氏から。2014年1月26日にアップされた「スラップ訴訟①・序章」という記事から以下に引用します。引用部分は赤字にて表記いたします。

  じつはぼくの友人のフリージャーナリストが先日、あるところから名誉棄損で訴えられた。個人のブログを対象に、事実無根として2000万円の賠償を請求するものだ。もちろん、友人は内容には自信を持っている。ぼくも経緯を取材するなかで、何が事実に反するのか分からない。著しく相手の名誉を棄損しているものでもない。とはいえ、裁判だから、今後法廷で争われる。この詳細は今後、このブログで明らかにしていく。(引用以上)

 判決が出た今となっては「取材したけど何が事実に反するのか分からなかった」のは「山田様に記者として取材力がなかったのが原因ではないのかしら?」と思えてなりません。事実関係が未確認なら、普通に「友人として彼を支援する」と書けば良かったのに、なんでこんな景気のいいこと吹いてしまったのでしょうか?更に同記事より引用いたします。

しかし、何が許せないかは、ここまで読んでくださった方々にはお分かりいただけるだろう。個人のブログより先に報じたスポーツ紙が何の抗議も受けず、フリージャーナリストのブログが訴えられたのだ。こうしたスラップ訴訟は平気で許される現行法制度にもあきれる。改めて、言論の自由とは何か。そんなことも考えさせられる問題だ。(引用以上)

 東スポの記事は監禁・恫喝・暴行を断定もしていないし、亀田サイドの否定コメントも載っていることは、JBC職員の判決文の認定の通りです。ジャーナリストを名乗る山田様がそのような基本的な事実も踏まえずに、吹き上がっている姿には失笑を禁じえません。大上段に「言論の自由」などと言って力みかえる前に、冷静になるべきではなかったのでしょうか?

 つづいて同じく山田様のブログ記事スラップ訴訟④・JBC職員が亀田側を提訴より引用いたします

片岡さんとは10年近い付き合いがあり、彼の人柄や取材態度などを知っている人間からすれば、ウソに塗り固めた記事を書くことは到底考えられない。偏った言い方に聞こえるかもしれないが、友人として信頼しているし、同じジャーナリストとして尊敬もしている。だから、全面的に片岡さんを支持するし、Aさんの訴訟も手伝っていきたい。(引用以上)

 『偏った言い方に聞こえるかもしれないが』なんてどうも感情バイアスを自覚してた風の記述が…。しかし友人と言うのは、時には一番厳しい批判者でなければ、ならないものではないでしょうか?間違ったことをした時は「あなたは間違っている」と言えるのが本当の友人ではないでしょうか?『彼の人柄や取材態度などを知っている人間からすれば、ウソに塗り固めた記事を書くことは到底考えられない。』とまで書いて募金を集めてるわけですから、判決について何かコメントがないとおかしいと思うのですが…。

 もう一箇所、同記事から引用いたします。

 さらに会見後、"事件"が勃発。会見場を出た片岡さんに、ある芸能プロダクションの人間が詰め寄った。「こんなこと、止めろ」。途切れ途切れだったが、明らかに恫喝、脅迫まがいの行動。片岡さんは男に「てめえ」と呼ばれたことに立腹し、一気に張りつめた雰囲気に包まれた。すかさずAさんが間に入り、事なきを得た。誰かに頼まれたことなのか、本人の独断なのか。いずれにせよ、許せない行為。異論や反論があるなら、正々堂々と抗議や申し入れをすべきだ。(引用以上)

 亀田サイドの記者会見をマスコミ受けを狙ったパフォーマンスのように言い「裁判官の心証が悪くなる」なんてトンチンカンな難癖つけてた山田様が、片岡氏が記者会見でやった安いプロレスについてはなぜか前のめりに丸乗り!パフォーマンスはどっちやねん、と言う話であります。

 ジャーナリストの山田様にお聞きしたいのですが、この件結局一体何だったんですか?なんでその後乱入の背景や理由を取材して明らかにしてくれないのでしょうか?あれは「なんか亀田サイドから妨害が来たっぽいよ」という雰囲気を出すための三文芝居なんじゃないの?と言う疑問が当方は拭えないのでありますが。

 ビデオと言う明確な証拠があり、負けようがない裁判を闘う亀田サイドには訴訟を妨害する理由が、そもそもありません。結果的にJBC職員は完敗し320万円の賠償を命じられています。衆人環視の前で「亀田サイドから来てんだよ!」みたいなことをわざわざ名乗るのも、子供番組の悪の組織のような幼稚な手法です。

 山田様は黒田ジャーナルや大谷昭宏事務所で培った記者としての洞察力で見た結果、「あれは亀田サイドの画策した妨害だ」と感じられたのでありましょうか?私にはどうにも信じられないのであります。

 山田様のブログの最後の更新となっている片岡さん裁判について思う ~ちょっとヘンだぞ⁉ 相手側代理人~と言う記事もちょっと変です。この記事のテーマである尋問は私も傍聴しておりまして、山田様が傍聴席にいらっしゃったのもお見受けしておりますが、同じ裁判を見たとは思えないような感想であります。

 北村弁護士と同じ事務所の片岡麻衣弁護士が出廷し、挑発的な質問、オーバーアクションを繰り返していた。個人的な感想を言えば、ドラマ「リーガルハイ」を見せられている感じだった。実際に、こんな尋問をする弁護士がいるんだと、愕然とした。(引用以上)

 私、裁判を傍聴するのはこのときが二度目ですが、片岡弁護士や北村弁護士の尋問はごくごく普通の内容にしか思えませんでした。オーバーアクションなど皆無でしたし、ドラマのようでもありませんでした。北村弁護士の尋問は声が小さくて聞き取りにくかったくらいです。それよりも片岡氏の口から「取材メモは二ヶ月で捨てる」とか「(亀田サイドから送られた内容証明は)無視した」「東スポに載ったから事実と思った」などの発言が出たことの方が私にはよっぽど衝撃的だったのですが…。

 煽りに煽った前フリを現実が悉く裏切っている、『スラップハンタイ』周りの動きでありますが、支援サイトの管理人という小林俊之氏の書いてきたことも、負けず劣らず景気の良いものが多くあります。次回はそちらを検証していきたいと思います。

 ジャーナリストなら書いたもんに責任取れよと思う(旧徳山と長谷川が好きです)