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HARD BLOW !

謹賀新年!&初夢(妄想?)披露

皆さま、あけましておめでとうございます。
今年は色々な意味で重要な年となりそうで、私たちも更に頑張って参りますので、よろしくお願い致します。

さて、小汚い中年オヤヂにとって「初夢」なんて言葉を口にする機会はもうないのですが、まったく個人的な、ボクシングに関する「夢」というか「妄想」を年頭にご披露しようかと思います。
大した内容じゃないので本当はフェイスブックに書こうかと思ったんですが、あれはあんまり長い文章は適さないようで、こちらで書かせていただこうかと。特に意味のない駄文の垂れ流しなので、私のような「何か読んでないと落ち着かない」という活字中毒者の方にはちょうどいい時間つぶしになるかもしれません。

さて、私は試合は見れなかったんですが、大晦日の大阪で、ミニマム級王座を返上した宮崎亮選手が、KO負けで初黒星を喫したそうですね。
なんでも前日の計量では立っていることすらできず、全裸のままの彼を何人かで持ち上げて秤の上に乗せてやっとパスしたとか。その時点でこういう結果を予想した人も少なくないでしょう。
最後どうしても落ちない分は血を抜いたなんて噂もありますが、こういうのを見るにつけ私は、現在行われている前日計量はいかがなものか、と思ってしまいます。

そのココロは「いや、そういうルールなんだから調整ミスした選手が悪い」とか「前日であそこまでひどい状態なら試合中止も考えるべき」とかいうことを議論したいわけではなく、「減量をして試合に臨む」というボクシングの大前提自体が、私にはどうにも納得できない、ということなんですよね。
こんなこと経験者でもない自分が言うとメチャクチャ怒られそうですが、ボクシングをスポーツ・パフォーマンスとして捉えた時、その質を低下させてる大きな要因が「減量」ではないか、言い換えれば、「減量」という習慣さえなければ、今よりスピード感もありパワフルでもある、もっと素晴らしい攻防が見れるのではないか、と思います。

これは勿論、階級制を否定しようというわけではありません。柔道では「柔よく剛を制す」の精神にのっとり、無差別級の勝者が一番強いという考え方もあるようですが、さすがにボクシングでそれは成立しないでしょう。
ですから体重で分けるのはいいんですが、「試合(計量)に向けて、普段の体重から何キロか落とす」という行為をやめて、普段の体重で皆さん試合に出ましょうよ、と思うんですよ。

試合に向けて10キロ以上の減量をする選手もいれば、普段からリミットとそう変わらない体重を維持する選手もいますが、大なり小なり減量をすることによる悪影響があると思います。筋肉を落とさざるを得なかったり、練習の疲労以外に減量による疲弊を考慮しなければならなかったり。
どんなスポーツでも、選手は試合に向けて鍛えに鍛えるわけですが、ボクシングの場合は、人によっては一時的に半病人みたいになってしまうプロセスが試合直前に組み込まれているというのが、自分はおかしいと思ってます。
ガンガン飯を食ってガンガン鍛えて、もうこれ以上ない!という出来ですべての選手が試合に臨んだ方が、絶対に内容の質も上がるし、事故の確率も減るのではないかと。
その、ガンガン食ってガンガン鍛えてリングに上がる直前の体重がどのくらいか、というのを以って、自らが参加する階級にするべきだというのが自分の考えです。

しかし、現行ルールのままでは、いくら過度の減量を戒めようと思っても限界があります。少しでも体格の利を生かしたいと思うのは人情ですから。
そこで、ルールを変えることによって選手の行動をコントロールしようとしたら、これは必然「当日計量」にするしかない、という結論になるでしょう。
そして私の考える当日計量とは、もうホントに試合直前、3時間前くらいにしたいと思ってます。いつもの後楽園の興行でいえば、14時頃から第一試合の選手の計量を始め、その後は順次、出場順にやっていく感じで。
昔の選手は朝計量を済ませてビフテキ食いに行ったなんてよく言いますが、そのビフテキを食った状態での体重を測るべきだと。
そうすればリバウンドのしようがありませんから、ほぼ同じ体重の選手が戦うことになり、階級制にした本来の目的が達せられると思います。

というか、現行の前日計量を採用してる以上、階級制の意義はかなり棄損されていると言わざるを得ません。だってそうでしょう。軽量級では2キロ未満くらいで細かく階級が区分されているのに、リバウンドの大きい選手と小さい選手が対戦したら、当日のリング上では3キロくらいの差がつくことは珍しくないですから。これで「同じ計量をパスしたんだから同体格の選手同士だ」というのは、役所や政治家のセリフと一緒。形式・建前ばかりで実が伴っていないと思います。
「試合前日の計量時間」という、その一瞬のみ同条件で通過したというだけで、それまでの減量過程もバラバラなら、本番までの増量も(IBF等の例外も若干あるとはいえ)バラバラ。
しかもその減量・増量の過程で少なからずコンディションに影響が出る可能性があるわけで、そのような「足枷的要素」は、無ければ無いに越したことはないと思うのです。

では、当日計量にした場合のデメリット・リスクは何かといえば、ウェイトオーバーした選手が出た時に、帳尻合わせる時間が少ないということでしょうか。しかしこればかりは、いつ計量を行っても起こり得る問題ですので、選手たち個々にしっかり準備してもらうしかありません。
ただ、準備すべきウェイトにある程度幅をもたせておいた方がそうしたリスクは減ると思いますので、この際「スーパー」を取っ払って、クラシック8階級にしちゃえばいいじゃん!というのが、当日計量とセットで私が考えていることです。

前述したように、すでに当日のリング上では、3キロ以上の体重差がついてることも普通にありますし、「ひとつ階級が違うと天地の差とか言いますけど、実際2、3キロの差は大したことないですよ」というようなことを複数の元選手の方から聞いたこともあります。
だったらもう、昔ながらの4~5キロ刻みで階級分けすれば体重管理も楽だろうし(それでも失敗するヤツはほっときましょう)、王座の数も半分で価値も上がるし、選手の密度も必然的に倍になりますから、これは熾烈な戦いが見られますよ。

それぞれの試合を単体で考えた場合にも、「体の都合・自然の摂理に反した」減量が無い分、選手のコンディションは最高でいい試合が期待できるし、そうした選手たちが争う王座への道も険しくなって、より白熱したサバイバルが見られる。良いことずくめだと思うんですがいかがでしょうか?

しかしこれ、「減量なんてバカなことやめちゃえば?」とも受け取れる内容なので、特に選手として過酷な減量を経験した方などには本当に怒られるかもしれません。
それでも「同じくらいの体格(体重)同士の中で誰が強いか?」という、ボクシングにおける根源的な問いに対する答えを出すには、余計な要素が絡む現行制度より、私の案の方がシンプルでわかりやすいと思ってるんですけどね。

繰り返しますが、これはこのブログ全体で取り上げてるテーマでもなければ、何か重要な問題提起というわけでもありません。
漠然と自分が頭の中で「こんなんどうだろな~」と考えたことを、資料などにもあたったりせずに書き散らかしただけなので、反論・ご批判等お寄せいただければ幸いです。

皆さま方にとって、またボクシング界・選手たちにとって良い年になりますように。

猫年がないことが本当に納得できない(ウチ猫)