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HARD BLOW !

斉藤司 敗れる!!

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斉藤司選手(三谷大和ジム)のWBCユース世界ライト級タイトルマッチ(防衛戦)を観戦してきた。(於:後楽園ホール)

相手はジョー・マグシャン選手(8-2-0,比)。WBC暫定ユースJFe世界タイトル戦を経験しているものの目立った実績はなく、昨年8月には内藤律樹選手に2RTKOで敗れている。ただしこの試合、内藤選手が1発で決めてしまったが、それまではマグシャン選手が良い内容で戦っていた。それゆえ実力的に侮れないのではないかと私は思っていた。

序盤は静かな立ち上がり。オーソドックスでアップライトに構えるマグシャン選手、ガード高く上げ、ほとんどパンチを出さない。斉藤選手は体を左右に振りながら相手の手の内を探るように上下に軽いパンチ。相手の力を測りかねて慎重になっているように見える。

2R終盤マグシャンが繰り出した左右フックの鈍重さに相手を見切れたか、3R以降斉藤選手のパンチに力が入り始める。4,5Rと斉藤選手攻勢。しかし、私には斉藤選手がワンサイドで攻めているように見えなかった。どちらかというと攻めあぐんでいるように見えた。コンビネーションが少ない。きれいに当たるパンチが少なく決定的ダメージを与えられない。その上時折マグシャン選手のいいパンチを顔面にもらう(場内微妙な空気)。

それでもポイントはスピードとパワーに勝る斉藤選手。実際ダメージもスタミナ・ロスもマグシャン選手の方が大きい。

そうして迎えた7R。マグシャン選手いよいよエネルギーが残り少ない。しかし、斉藤選手もディフェンスがルーズでたびたび被弾。マグシャンが左ボディから右フックを側頭部に決めると斉藤選手が突如崩れ落ちる。ダウン!! 場内騒然とする中、カウント8で立ちあがる斉藤選手だが、表情が虚ろ。レフェリーはテンカウントを数えた。

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侮りがたい相手(実際粘り強かった)とは思ったが、総合力ではかなり勝っていると思えた斉藤選手が敗れた。

私は斉藤選手の試合を見たのは4試合目で、彼の勝ちパターンやベストパフォーマンスをよく知るわけではないが、今日の相手ならスピードとテクニックで圧倒してほしいというのが正直なところ。最近2戦かなりの格下相手だったことで、勝負勘が鈍っていなかったか。

それにしてもWBC副会長が観戦に訪れガウンも新調したこの試合。敗れて一番悔しいのは斉藤選手自身であろう。いやぁ、悔しいなどという言葉では言い尽くせないだろう。しかし、これがプロだ。

斉藤選手はまだ若い。私のようなオジサンに比べればなおのこと。技術的にもまだまだ発展途上に見える。私はこの試合を成長過程で起きた一つのつまずきと捉える。

敗戦を糧に一段と強くなって帰ってくることを期待しています。


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KO勝ちで新王者となったジョー・マグシャン選手。



付記
 帰路、VADYジム会長と小國選手・胡選手に遭遇。小國選手「引退はしません」とのこと。

by 激忙のウチ猫さんに代わり観戦のいやまじで