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HARD BLOW !

スポーツを巡る『色気』を考える

  大晦日のテレビ番組を総合格闘技の興行が席巻したのはほんの数年前のことですが、昨年末からはボクシングの興行が人気ですね。いまやボクシング中継が社運すら握る状態になったジリ貧のTBSの方は統一戦で名を上げた井岡の二階級チャレンジにチャンスをずっと待っていたスター候補宮崎亮の世界戦を抱き合わせる『井岡ジム祭り』で大衆のご機嫌を伺います。一方UHF局当時から「大晦日に誰が見てるねん」と言われ続けて来たテレビ東京は伸び盛りの若者の試合とは一味違うカードを揃えて大人の年越し狙い。三度目のチャンスに挑む河野公平、「500ラウンドスパーリングした」と言う佐藤洋太対ハードパンチャー赤穂亮、大人の魅力むんむんの内山高志という個性も強さも光る男達の三試合は「見る人は見てますよ」という中継局の方針に見事に合致したマッチメイクではありませんか。分けても若きエース井岡と双璧を張る内山高志の試合は西岡引退後の日本ボクシングの海外戦略を透視する大事な大事な試合であります。

 この二つのテレビ興行は実はラウンドガールの人選見ても中継局の方針が明確に分かります。TBS側のラウンドガールはAV業界では大変有名だと言う22歳のかわいらしい女の子ですが、テレビ東京の方は週刊誌の袋とじでおなじみの「エッチなお姉さん」壇蜜さん!当の内山も「幅広い年齢層の方に支持されてていいんじゃないでしょうか?」と的確なコメントで援護射撃する見事な人選であります。ザックリ言えばボクシングもエロも裸一貫勝負する仕事。TBS陣営の20代のピチピチした魅力かテレ東側の30代の円熟した魅力か?と問われれば40代の自分には断然後者がグッと来る!だから何だよ?と言われても困りますが何かとファミリー志向でぬるいもんばっかりになったこの建前社会でボクシング中継くらい大人の本音で作って欲しい!と強く祈念するもんであります。

 一般的にはマニアが押してると言う先入観を持ちがちの内山ですが実は女性ファンが多いのだそうです。東京のワールドスポーツに移籍した藤原トレーナーが主催するボクシングトークショーでは内山高志ゲストの回は女性客が八割だったのだとか。彼の発する落ち着いた男の色気は彼が独身である事もあいまって大人の女性を捉えて放さないのでありましょう。内山の発する男の魅力と言うのは野球選手の持ってる「経済力」とワンセットのモテ要素ともサッカー選手やモータースポーツの選手の持ってる遊び人的な軽さとも従来の格闘家の持ってる荒くれ・ヤンチャというのとも、また長谷川や内藤、村田諒太と言った「恐妻家」キャラクターとも違う曰く言いがたい魅力であります。男の色気を熱く語ってるとなんかホモみたいですが、そんな男のホモっ気も刺激する内山はきっと海外でも人気が出ると思うんだよなあ。

 スポーツ選手だけでなく役者や政治家からも色気がなくなって来た色気不足のこの日本。内山には色気の注入と言う面でも頑張ってもらいたい。本人の意向を無視して日本の色気大使に任命だ!内山の試合が序盤KO勝利で終わったら壇蜜さんと野球拳でカウントダウンすれば男も女も大満足で紅白越えも見えてくる?!がんばれ内山、テレビ東京!なんだこの結論?でもたまにはこういう文章もいいでしょ?

 色気と無縁の40代(旧徳山と長谷川が好きです)