FC2ブログ

HARD BLOW !

再起ロード in沖縄

勝又ジムの沖縄興行を生観戦してきた(於:宜野湾市、沖縄コンベンションセンター)。このマッチメークは意図的なのか。復活を目指すボクサーたちの何とも狂おしい戦いが繰り広げられた。

DSCN0364.jpg

石川昇吾(9-3-0,3KO 新日本木村)vsセリリョ・エスピノ(17-10-2,11KO フィリピン)
…スーパーフェザー級8回戦

石川が2-1判定勝利


石川は今年4月に斉藤司にKO負けを喫した再起戦。スピードのないエスピノを攻めあぐむも力で押し切った。石川は動きに柔軟性を欠く。セコンドがしきりに「リズム」とアドバイスを送ったのもそのためであろう。エスピノはOPBFフェザー級5位だが、石川が上を目指すためには、パワーを生かす体の動かし方を見出す必要があるだろう。

●翁長吾央(17-3-2,12KO 大橋)vsジャイビー・オティーリャ(9-4-0,6KO フィリピン)
…52.5kg契約8回戦
翁長の2RKO勝利

スピードのないオティーリャを翁長は初回から見切り、相手のパンチに左の鋭いカウンターを合わせる。2R左カウンターから一気にラッシュしたところでレフェリーがストップ。帝里との日本王者戦での敗戦後、引退も考えたという翁長。顔付が精悍さを増したように見えるのは私の気のせいか? 地元沖縄だからか? あのきれいなボクシングに戦術面のスマートさと勝利への執着心が加わればと思う。
DSCN0314.jpg

●中真光石(14-3-0,6KO 沖縄ワールドリング)vsロバート・コパ・パルエ(11-4-2,3KO インドネシア)
…スーパーフェザー8回戦
中真の3-0判定勝利


2010年8月阪東ヒーローにKO負けの中真は2年のブランクをはさんだ再起戦。序盤は体が動かずペースを握られるが、3Rからパンチが当たり出しペースを引き寄せる。終盤の危ない場面を何とか切り抜け、判定でOPBFフェザー級9位のインドネシア王者を降した。

●イザック・ジュニア(20-2-2,8KO インドネシア)vsウォーズ・カツマタ(17-6-0,15KO 勝又/フィリピン)
…スーパーフライ級8回戦
ウォーズの8RKO勝利


初回からサウスポーで半身姿勢のジュニアにウォーズは右の強打をヒット。ジュニアは劣勢ながら時折最短距離の軌道で鋭い左ストレート、アッパーを狙ってくる。しかしこの日のウォーズはガード高く、はやることなく冷静にヒットを重ねる。迎えた最終回、左アッパーでダウンを奪うとセコンドからタオル。
ウォーズは今年6月のフライ級世界ランク入りを狙ったオスカー・ブランケット戦で痛恨の1RKO負けも、デフェンス意識と試合の組み立て意識の向上で見事な再起。号泣するウォーズからはこの日に向けての覚悟が感じられた。世界2位(WBO)のジュニアを破り世界ランク入りもある。

●ベルゲル・ネブラン(12-8-0,6KO フィリピン)vs野崎雅光(15-3-0,6KO 八王子中屋)
…WBCユース世界バンタム級王者決定戦10回戦(ネブランは暫定王者)
野崎の2-1判定勝利


今年8月冨山浩之介にKO負けの野崎。前に出るネブランをカウンターで迎え撃つも、手数が少なく4Rにはダウンを奪われる。5R、反撃開始の野崎は痛烈な右のカウンターをネブランの顔面に決める。以後攻め手を緩めぬ野崎の前にネブラン失速。後半ポイントを挽回した野崎がスプリット判定できわどく再起戦の勝利をもぎ取った。

付記1
当初米軍施設内での実施が決まりながら沖縄コンベンションセンターへと会場が変更された興行。しかしながらこの会場、結構広いけれどもリングが見やすく音響も良い。観戦者の目からはボクシング興行に向いていると思った。観衆3000と6分の入りだが(最大収容5000)、中身の濃い試合に大いに沸き私も大満足であった。
DSCN0317.jpg

付記2
沖縄(那覇)に日帰り観戦。首里城を見、紅芋アイスと「あぐう」という沖縄固有種の黒豚の焼き肉を食べる。町並みも独特の雰囲気でまた来たい町だ。

by いやまじで