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HARD BLOW !

秋のボクシング紀行 ユーリ阿久井政悟VSジェイセバー・アブシードin総社

  『地方興行レポート』というと上から目線に感じられる向きもあるかも知れませんが、他意はございませんので誤解なきように。むしろ首都圏や関西も集客の苦戦が続く日本のプロボクシング興行は地域密着こそ肝だと私考えております。

 今回は日帰りで岡山県の総社市まで倉敷守安ジムのホープ阿久井政悟選手(戦績はこちらから)がWBAアジア王者にして世界ランカーのジェイセバー・アブシードに挑むチャレンジマッチを観戦してきました。2015年度全日本ライトフライ級新人王の阿久井は序盤KOの多いハードパンチャー。練習環境や興行事情など、なにかとハンデの多い地方ジム所属のホープが世界ランクを掴もうと挑んだ意欲的なマッチメイクであります。

 9時頃高速バスで大阪を出て正午には岡山駅に。試合のある総社まではローカル線に乗って30分ほどです。
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 総社といえば昭和40年代生まれの私にとっては、角川映画の「悪魔の手毬唄」でお馴染みの町でございます。ディーゼル車の車窓から里の秋の風景を楽しむことが出来ました。
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 総社駅からはタクシーに乗車しましたが、運転手さんは世界ランカーとの試合と言うことをご存知でした。結構周知されているようであります。

 試合の舞台となるサントピアは元々社会保険庁がやっていた厚生年金休暇センターという施設が前身で、広大な敷地内にホテルやテニスやフットサルが出来るコートも備えています。迷路のような館内を案内のままに進むと、本格的なホールが出現。昭和遺産と言う感じであります。

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 施設の巨大さに比べると集客は少し寂しく感じます。とはいえ会場では馴染みの観戦仲間や現役選手・元選手と何人も出会いました。メインカードに対する関心はなかなか高いといえそうです。

 アンダーカードで一つ気になったのは4回戦で2-1と判定が割れた試合。勝者につけた二人はフルマークと言う採点で、私にとっても「なんでこれでスプリットになるの?」と言う印象。敗者につけたジャッジには大変疑問を感じました。4回戦でここまで採点が割れると、採点基準への信頼がなくなると思います。

 その後物凄く淡々とした進行で休憩も無くメインを迎えたのですが、集客は正直少し寂しい感じ。地方都市で車がないと来れない会場と言うことを考えれば仕方ないのかも知れませんが、選手はリスクをとっているし、陣営とて経費を使って世界ランカーを呼んでいるのに勿体無いなと感じました。

 WBA11位にランクされているアブシードは昨年ミニマム級で小浦翼選手(WBC2位)にKO負けしていますが、フライ級に上げて世界ランカーを撃破する殊勲を上げて再浮上。阿久井と同じ23歳でKO率も高く侮れない相手です(ジェイセバー・アブシード選手の戦績)。

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リングインした阿久井選手と守安会長
 一方の阿久井は、今年四月に中日本のホープ矢吹正道とのサバイバルマッチを制すると、世界ランカーとの試合に備えて積極的に関東や関西に出稽古を重ねて来ました。地方ジムの選手は、スパーリングパートナーを探すのも都市部に比べれば大変です。まして今回の相手は阿久井が唯一敗れている中谷潤人選手(WBC4位)と同じサウスポー。千里馬神戸ジムでのスパーリングの際に少しお話を聞いたときは「出稽古にはなれているし、自分の環境の中で出来ることをやるだけ」と淡々と答えてくれましたが、果たして成果はいかに?

 序盤からアブシードは積極的に手数を出し、パワーパンチを振るってきます。阿久井は圧力もかけれているし左ボディが有効ですがやや手数が少なく、打ち終わりを狙われた被弾も多い。アブシードはボディが効いているそぶりは見せるのですが、被弾すれば必ずそれ以上のパンチを返してポイントも拮抗。手数を見ればアブシード勝ちにつけているジャッジがいてもおかしくない互角の展開が続きます。
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 試合が動いたのは7回、アブシードの左ストレートがヒットして阿久井がダウン。

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 このダウンはそこまで効いている感じは無かったですが、再開後に左フックがジャストミートしてまたも阿久井ダウン。これはかなり効いたダウンでした。このまま試合を決めようとアブシードは猛ラッシュ。阿久井は防戦一方でラウンドを流すのがやっと。

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 レフェリーが何度も顔を覗き込んでダメージを確認しますが、なりふり構わずクリンチでしのいでなんとかゴングまで耐えた阿久井。とはいえダメージは明白で、さすがに回復は無理なのでは?と思わせる疲労振り。次のラウンドで終わってしまうのか?

 ところがなんと、7R開始直後にロープ際での阿久井の乾坤一擲の右アッパーでアブシードの頭が大きく跳ね上がって、一気に形勢逆転。今度は阿久井が猛ラッシュでアブシードは防戦一方。残り時間は2分以上。阿久井は逆転KOのチャンス!会場の地元ファンも大声援を送って阿久井の背中を押す。

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 アブシードはコーナーに詰まって反撃出来ず、何度か体も流れてダウン寸前。ここで一発良いのが入れば試合が決まる!という場面が続くが阿久井も打ち疲れたか?一方的展開ながら決め手を欠いて惜しくもラウンド終了。深刻なダメージをものともしない阿久井の超人的な大攻勢で会場は大盛り上がり。一方青コーナーではフィリピン人セコンドが意識が遠のいたアブシードに張り手打ちをして気合を入れるという異様な雰囲気に。

 両者ともダメージはあるが、残り3ラウンドどうなるか?と思わせましたが、8Rすでに阿久井には余力は無く、今度は急激に回復したアブシードが阿久井を攻め立てて、阿久井の体が流れたところでレフェリーが試合をストップ。判断に迷う場面が多い難しい試合でしたが、試合全体で公平なレフェリングが光りました。

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 7Rに阿久井選手が逆転KOで試合を決めていれば伝説的な一戦になったと思いますが、これが勝負の厳しさ。とはいえKO負け寸前からあわやの場面を作った驚異的な回復力と強靭なメンタルは大変印象的でした。一方敵地で気持ちを切らさず勝ちきったアブシードもお見事。若武者同士の気持ちがぶつかった素晴らしい一戦でした。

 試合後、阿久井選手は自身のツイッターで1Rに右腕を痛めていたことを告白していましたが、万全な状態で再起して欲しいと思います。7Rの右アッパーは本当に勝負をかけたパンチだったんだなあ。

 とはいえ、折角の熱戦だったのにテレビ中継も無く、試合写真つきの報道も無く、私には『本当に勿体無い』としか言えません。ネットを活用して試合の映像を流したりする工夫がなければ、選手は文字情報だけで判断されてしまうだけです。好試合が見られないのはファンにとっても不幸なことです。ほんとボクシング界もうちょっとなんとかならんのでしょうか?当事者の自助努力だけではなんともならんと思います。

 12月の興行集中はなんとかならんのか?と感じる(旧徳山と長谷川が好きです)

 

一ヶ月で三つの格闘技興行を見て感じたこと

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4月28日の久保隼×大沢宏晋戦より

四月から五月の連休にかけて、三つの格闘技興行を続けて観戦しました。今回は三つの興行を見て感じたことを書いていきたいと思います。

その前にちょっとお断りを。

最近はネット環境も2000年代と大きく変わり、観戦記や試合の感想はツイッターにあげた方が、速報性や議論のしやすさが段違いで、実際ページビューもかなり差があります。ですので、今後ブログは考えをまとめた上での評論や、一部好事家のニッチな需要を満たす(笑)インタビューやレポートなどの長文を載せる場所にしていきたいと思っています。

今後ご意見、ご感想はHARD BLOW!のツイッターまでよろしくどうぞ。直接会って文句を言いたいと言う方も大歓迎ですよ
       ↓
@hardblowblog

まずは4月14日の、今年初の生観戦となった久高寛之×翁長吾央と久田哲也×板垣幸司のダブル日本タイトルマッチの感想から。

沖縄にルーツをもつ者同士の決定戦となったスーパーフライ級の久高×翁長は、後がない二人のボクサーの日本タイトルへの執念がにじみ出る、なかなかに味わい深い内容でありました。

沖縄タイムスのWEBに、この試合についての素晴らしいエッセイが掲載されています。
[大弦小弦]プロボクシングの比嘉大吾選手が初めて敗れた日…

挫折を経たベテラン同士の意地のぶつかり合いを的確に描写しつつ、直近の世界戦で体重超過をして挫折を味わった比嘉大吾選手にエールを送るという人間味あふれる内容で、無味乾燥な記事ばかりのスポーツ紙や専門誌のボクシング記者は見習って欲しいと思えるようないい文章でありました。

メインの久田×板垣は、強打を狙いすぎて手数が乏しい久田に対して、板垣が軽快な出入りを生かしたボクシングで巧みにペースを握って先行する展開。終盤ようやく久田が手数をまして挽回したものの、板垣逃げ切りかと思いきや久田の僅差判定勝ち。久田は、板垣の速い出入りと軽快な連打につかまって、ここ数試合のパワーを生かして重い左で削って右の強打に結びつけるという展開を作れず課題の残る内容でありました。

日本タイトルマッチが二試合ということで集客はなかなか良かったのですが、やはりセミが終わったら帰ってしまうお客さんが結構いてメインが少し寂しい雰囲気に...。10回戦が二試合判定決着になったら時間的に居られなくなる人が出るのは分かるのですが、もうちょっとなんとかならんもんでしょうかね?

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続いて4月28日に神戸で行われた久保隼×大沢宏晋戦。

この日は前座で芦屋大学の出身の山内祐季選手と近畿大学出身の佐伯霞選手の公開プロテストが行われたのですが、なぜか「テストですので声援など送らないように」というアナウンスが。じゃ公開でやる意味なくない?と思いました。
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会場で佐伯選手のプロテストの観覧に来ていた澤谷廣典氏にもお会いしたので少し立ち話。当方はずっと追いかけている大沢選手の応援ですが、その場に居たアマ関係者の皆さんは軒並み久保選手サイドの応援でありました。
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久保選手はリングで見ると一際大きく、大沢選手とはかなり体格差があります。リングに上がると山下会長と手を合わせて相撲のような押し合い。これが今考えたらこの後の展開の複線になっていました。

1Rのゴングがなると大沢はボディストレートを伸ばしますが、久保のジャブと左ストレートが当たってヒットを稼ぐ。ラウンド終盤大沢の右もヒットするも手数は明確に久保。

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2Rには久保の左ストレートで大沢が鼻血を出しますが、ラウンド終盤大沢の右が当たって久保の腰が落ちる場面も。やはり大沢はパンチがあります。とはいえポイントは久保か?

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3Rも久保のワンツーにキレがあり、左が良く当たる。大沢は密着から右を当てるもポイントは久保。このあたりから徐々に揉み合い、密着が増えてくる。

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4Rも久保の左が当たるも単発気味。久保の単発の左が当たって密着という展開が増えて、膠着気味になってくる。
5Rに入ると大沢はポイントを意識してか、展開を変えようとプレスを強め、久保はバッテイングで流血。大沢は中間距離でのいきなりの右が有効。ここからポイント挽回できるか?と思いきや、大沢がもみ合いの中でホールディングで減点。クリンチが多いのはお互い様だし、少し唐突な感じがしました。
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6Rも中間距離で大沢の右が有効。久保は打っても打たれても前進&密着が増える。
7Rは大沢の右のビッグパンチで久保の腰が落ちる場面も。さらにホールドで久保が減点。これでポイント差は大分詰まったか?
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終盤も久保のジャブは切れているものの単発&密着が増える。もみ合いの多い展開を受けて大沢応援団からはブーイングが。
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終盤は打っても打たれても前進&密着の久保と、中間距離で右を狙う大沢という展開。見せ場となるような打ち合いがない、噛み合わない終盤を経て試合は終わりました。

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判定は2-1(97-95、96-93、94-95)で久保勝利。確かにヒットは久保が多かったですが、打っても打たれても中間距離を嫌って密着し、フィジカルを生かして押すという戦略一辺倒で、相撲のぶつかり稽古を見せられたような気分になりました。勝ちたいのは分かるのですが、一応安くないお金とって見せてるエンタテイメントとしてこれでいいの?と感じた次第。ボクシングのサバイバルマッチは、得てしてこういう膠着する展開になりがちなところはあるのですが、これは良い試合をすればファンから評価されてキャリアがつながっていくという信頼関係が無いがゆえではないでしょうか?というかお客がボクシングのファンでなく、選手個人を応援してる人ばっかりなので、勝たないと次につながらないんだよなあ。

別に大味な殴り合いが見たいと言ってるわけじゃないのです。例えば「世界ランカー同士の試合があるのか」と思って予備知識無しに見に来た人が「なかなか面白かったな。またボクシングが見たいな」と思わせるようなスポーツになってるか?ということです。

採点やレフェリングについても、北村ジャッジは10-10(減点を含まず)が4Rもあり、半分近く優劣をつけられないというのはジャッジとしてどうなの?と感じたり、川上レフェリーは自分は好きなレフェリーなのですが、最初の減点と帳尻合わせのような久保の減点に、終盤の闇雲な密着に対する注意がなかったことなど、こちらも疑問。

当方は大沢寄りで見ていてバイアスがかかってるとは思いますが、彼が負けたから言ってるわけでなくちょっといろいろモヤモヤする試合でありました。

それと専門誌やスポーツ紙の観戦記が「久保は後半も前進し、正面から打ち合って試合を制した」というトーンの記事ばかりですが、現地で観戦した身としては大いに違和感ありです。むしろ久保選手の前進は、密着してパンチを出させないようにするためじゃなかったですか?

勝つための戦略として密着するのはルールの枠内だから別に良い。ただ打ち合ったと報じるのはちょっと違いやせんですか?と思いました。

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続いてGWど真ん中の5月3日、大阪府立体育館で行われたキックボクシングの『KNOCK OUT』の興行のことを少し。

カードゲームやトレーディングカードの開発で急成長した、株式会社ブシロードが新たに手がける新興キックイベントの『KNOCK OUT』は、昨年首都圏で大ブレイクした連続興行。スキャンダルが続出し、内部統制に問題をかかえるK1や、2000年代のTV格闘技の残滓を大きく引きずるRIZINを尻目に、新たな格闘技メジャープロモーションとして着実な成長を見せています。新日本プロレスを買収してプロレス界に参入すると、あっという間に斜陽と思われていた団体を建て直し、新しいファン層を開拓したブシロードが、新規事業としてキックボクシングに参入してきたことは、個人的には大変喜ばしいことです。大企業が直接経営することで、格闘技興行にこれから果たしてどのような変化・影響が生まれるのでしょうか?

そんな『KNOCK OUT』が関西発上陸ということで、勉強もかねて観戦に行って参りました。

会場のエディオンアリーナで、東京から遠征に来た某マニアと合流。この人は、私にキックやSBの興行について色々教えてくれる知恵袋的なありがたーい先生でございます。

この日の当日券はなんと立ち見2000円。初期投資としてのお試し価格ということなのでしょうが、それにしても安い。これも業績好調な大企業が運営していて、新規事業として投資しやすいという環境があってこそ可能になることです。個人経営のボクシングジムではとても出来ません。

会場の地下の第二ホールに入ると、小さいながらもビジョンがあり、照明も効果充分。音響機器も持ち込まれており音圧充分で音質もクリア。半月前に同じ会場で見たボクシングのダブル日本タイトルマッチは、立ち見で5000円。勿論試合のクオリティは素晴らしいのですが、会場は蛍光灯で白々と明るく、音響機器も会場備え付けのもので故障していて音は割れててガビガビ。正直、殺風景&低クオリティなものでした。

関係者と観客のゾーニングもボクシングとかなり差がある。控え室に友人や取り巻きがドヤドヤと入っていけるようなつくりになっていない。会場の後ろで封筒にお金を出し入れしてチケット代の精算をやってる選手も当然居ません(笑)。実は久保×大沢の会場でのこと、私の席の真横で椅子に座っていた若いジム生のところに、井岡一翔の応援ジャージを来たジム関係者と思しきオジサンがいきなり駆け寄ってきて「オドリャー」とどやしつけたかと思うといきなりビンタをするという事件があって、客の前でやることかよ...と心底ゲンナリしたのでありました。KNOCKOUTの会場はそういうバイオレントな雰囲気は皆無でありました。

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何の予備知識も無い人はたしてどっちを見ますか?という話であります。

興行の仕切りもプロフェッショナルで、映像と音響とアナウンスの連携もスムース。選手のコールはリングインの時に行い、両者がリングに上がったらすぐゴングというテンポのよい進行で中だるみもなし。照明がリングにしか当たっていないので、観客はみな集中してリングを見ています。ボクシング会場によくいる試合中に試合見ずに立ち話してる人や、ラウンド中に席を立ってウロウロする人も殆どいません。ローブローやダウンシーンがあればすぐにビジョンでリプレイが流れるところも、大変プロフェッショナルでした。要はボクシング興行が手作りなら、こっちはプロがやってるショウビジネスという空気が濃厚なのです。

試合も様々なタイプの対戦が組まれており、マニアの解説を聞きながら堪能。見事な回転ヒジでKO勝ちしたタネヨシホ選手が個人的なMVPですが、メインを任された大月晴明選手の華のある試合も最高でした。

このマニア先生が以前から私に言っていたのは『キックのファンサーヴィスと興行を盛り上げる工夫は、ボクシングよりかなり進んでる』ということでした。会場で次の興行のチケットを販売していたり、受付で試合に出ない選手がサイン会をしていたりといった工夫が普通に行われているのです。またビジョンで選手のプロフィールや試合の見所を流して観客に周知したりといったところも親切。

ボクシングファンはとかくキックや総合を馬鹿にする権威主義者が多いですが、はっきり言って経営面も含めてキックの方が進んでることはかなりあります。特に旧弊なファンがもっている、プロボクシング観戦を巡る陰気な精神主義・権威主義は害毒ですらあります。

ブシロードの参入で旧態依然の格闘技興行の世界に新風が吹き込まれて、沈滞した空気が刷新されることを強く望みます。

JリーグのV・ファーレン長崎は、ジャパネットたかたの創業者高田明氏を社長に迎えることで、破産寸前の経営危機から財務状況がV字回復し、成績も上昇。社長交代から、わずか一年でJ1昇格を果たしました。リクルートのアジア法人トップからヘッドハントされJリーグチェアマンに抜擢された村井満氏は、DAZNとの巨額放映権契約を締結し、Jリーグに一千億円もの巨額の手元資金をもたらしました。

ボクシング界もまともな投資、まともな経営者を呼び込める世界を目指せばまだまだポテンシャルはあると思います。

大沢選手の敗戦がとにかく残念だった(旧徳山と長谷川が好きです)

大沢宏晋が世界ランカーに苦闘判定勝ち 12・24 大阪東和薬品RACTABドーム

大沢宏晋選手についての過去記事はこちらから→大沢宏晋

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 さる12月24日クリスマスイブに、東和薬品RACTABドームというやたら長い名前に変わった、大阪府立門真スポーツセンターで行われた大沢宏晋選手対アレクサンドル・メヒア選手の試合レポートをお送りします。大沢宏晋選手は現在WBAフェザー級11位で、一方はるばるニカラグアからやってきたアレクサンドル・メヒア選手は、WBAスーパーバンタム級12位。最近は国内じゃめっきりなくなった世界ランカー同士のノンタイトル戦であります。

 不景気風が吹き荒れる関西のボクシング興行事情を考えれば、中南米の世界ランカーを一年に二人呼んで試合した大沢陣営の路線は、極めて異彩を放っています。ファイトマネーはもとより渡航費だけでも相当な出費だと思われますが、金銭面以外でも選手の情報も乏しく、対戦そのものがかなりリスキーであります。

 中南米の世界ランカーとのノンタイトル戦といえば、当HARD BLOW!的に忘れられないのは、2010年に行われた、大沢選手と同じフェザー級の榎洋之選手とアルベルト・ガルサ選手の試合。榎選手はガルサの巧妙な反則ヒジうちの餌食となりTKO負けし、結局これが最後の試合になりました。当ブログは榎さんから提供していただいた映像素材を使って反則検証も行いました。以下はそのときの記事です。
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HARD BLOW!の原点
 ガルサ選手の反則ヒジ打ちを使ったダーティーなスタイルは、アウェイで勝つ為には手段を選ばない中南米選手の気質の一面を表していると思います。実際今回の大沢選手の試合も、メヒア選手の手段を選ばぬ勝利への執念に大いに霍乱される内容となりました。

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メヒア陣営はよく声が出てました。
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大沢陣営はロマンサの田中会長、金井選手、中島トレーナーのいつもの布陣。


 メヒア選手はYOUTUBEの試合映像では前後の出入りが速く、テンポのいいボクシングをするな、という印象。スピードはありますが、スタイル自体は正攻法かなというイメージでした。

 1Rは大沢得意のハードジャブが何発か当たり、距離が詰まればボディと言う定石どおりの攻めでよい滑り出し。メヒアの入り方はビデオ映像のとおり直線的でしたが、ただ上体の動きは良く、避ける技術は独特なものがあります。2Rには戦意旺盛なメヒアに強い左ボディが当たって効いたように見えました。

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 この時点では「このままボディ削っていけば、じきにメヒアの足が止まるかな」と楽観していましたが、メヒアは頭を低くしてもぐりこみ、ジャブとボディを避けながらの乱戦に作戦変更。ひたすら密着しての押し合いに持ち込んで、体力勝負の展開になります。大沢もフィジカルは強い選手なので、一階級下のメヒアのこの戦略は自殺行為ではないか?と思いきや、メヒアが押し勝つ場面が多く、大沢はロープを背負う場面が増える。ロープ際での左ボディでメヒアが失速する場面もあるのですが、すぐに回復し低い姿勢で接近してはしつこく連打を出してきます。

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メヒアの頭の低さをレフェリーにアピールする場面も

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 大沢がロープに詰まると、セコンドからは「押し返せ!」「回って広いところに出ろ!」と言う指示が出るのですが、メヒアのしつこい連打と旺盛なスタミナでなかなか思うような場面が作れず我慢の展開。大沢がいいレバーブローを当てても、メヒアは返しの頭へのパンチを上体の動きで交わして密着をキープし距離を潰す執念を見せる。この泥臭いファイトスタイルはビデオ映像とは全く違うもので、メヒアの試合を投げない勝利への執念と、近距離のデイフェンス技術、戦術の引き出しも見事。試合としては膠着していますが、両者の勝利への執念がぶつかり合う激しい展開となります。

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 12Rの最後大沢がラッシュを見せて見せ場を作って終了。判定は僅差2-0(96-96、97-96、96-95)で辛くも大沢の勝利となりました。メヒアの手数が評価された厳しい判定となりましたが、私の目にはメヒアの作戦は序盤のジャブとボディを受けての、苦し紛れのスタイル変更に見えました。あの作戦を、再三ボディを打たれながら10R完遂した執念と体力は凄いですが、勝ちはないと思います。

 メヒア陣営はセコンドもやる気充分で、「どんな手段を使っても勝つ」という勝利への執念を存分に見せてくれました。やはり勝負はこうでないといけません。大沢選手にとっては、意欲のある世界ランカーとの試合を辛くも勝ち残ったことで得たものは、かなりあったと思います。

 この勝利でランキング上昇は確実で、来年は勝負の年になります。ランカーと試合してなくてもランキングが上がっていく選手や、試合してなくてランキングが落ちない選手とは違う路線で再起ロードを駆け上がる大沢選手に、当方は来年も注目して行きます。ご期待ください。
 
 あメインの辰吉寿以輝選手は勝ちました!詳細についてはスポーツ紙や専門誌をごらんください。

 今年の生観戦は12回だった(旧徳山と長谷川が好きです)

JBCだけがボクシングにあらず 11/5 WBFアジアタイトルマッチ

 11月5日に行われた、JBC傘下でないプロボクシング興行のレポートです。5月の興行の様子はこちらのリンクから→JBCだけがプロボクシングにあらず 5.3観戦記


 大阪ですっかり定着してきたこの興行を手がけているのは、日本ボクシング界の異端児にして革命児、山口賢一氏。

 山口賢一についての過去記事はこちらから→山口賢一

 世界戦をするためにJBCライセンスを返納して日本を飛び出して、オーストラリア、メキシコ、フィリピン、と転戦。世界戦を含む様々なタイトルマッチを戦いながら、ジムを経営し、興行をプロモートし、選手のマネージャーも勤めるなど、日本では前例の無い活動をしてきました。これらは全てJBC傘下の選手では決して出来ないことです。

 長らく国内の市場を独占してきたJBCとJPBAにすれば、徒手空拳で活動する山口氏などは、当初歯牙にもかけぬ存在であったことでしょう。しかし山口氏は持ち前のバイタリティで次々と業界の商慣行に風穴をあけ、気がつけばボクシング興行もシリーズ化しすっかり定着。ライセンスがなくてもプロボクシングが出来るという山口氏の活動方式は、ジワジワと浸透し山口氏の通った道を辿って、JBCに所属せずアジアに遠征して戦う選手も確実に増えて来ました。


 興行前日、計量がある大阪天神ジムには様々な選手が大勢集まっており、活気溢れるムードが漂っております。
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メインはWBFの地域タイトルマッチということでゴールドバーグ会長も南アフリカから来日。

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山口賢一氏と天神ジムの石角悠起選手。

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ゴールドバーグ会長もウエイトをチェック。

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メインを戦う赤堀亮選手とルシミン・アユブ選手(レコードはこちら→Rusmin Kie Raha)

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 今回の興行は7試合。様々なバックグラウンドをもったファイターが集まっていますが、天神ジム生え抜きで、山口賢一の一番弟子として行動をともにしてきた石角悠起選手に少しお話を伺いました。ラジャダムナンスタジアムの国際式ボクシングタイトルや、WBFの地域王座などのタイトルを獲得してきた石角選手は、海外経験も豊富。タフなキャリアを歩んできています。

HB「海外はどこで試合をしてますか?」
石角「中国とタイとフィリピンですね」
HB「海外での試合は日本とはどう違いますか?」
石角「やっぱり行くと『アウェイやな』と。中国は特に凄いです。まあ、もう馴れましたけど最初は驚きましたね。」
HB「そもそもフリーで活動するようになったきっかけはなんですか?」
石角「大阪帝拳を辞めたあと、一年くらいブラブラしてるときに、ボクシングの記事見てたら山口さんがオーストラリアでビリー・ディブとやるというのを見て、山口さんに『頑張ってください』って電話して、それがきっかけですね。」
HB「なぜ一度ボクシングを辞めてたんですか?」
石角「それは、負けてたからで(笑)。ただ山口さんに連絡取ったことで、もう一回ボクシングやりたくなって。」

HB「それまで山口さんとは交流はあったんですか?」
石角「山口さんが大阪帝拳にいた時はメインイベンターで、今と違ってもっとピリピリしてて話しかけれるような雰囲気じゃなかったんですけど、ロッカーとかで一言二言『がんばっとんのか?』とか『どうや?』とかそういう声かけられるだけで、こっちは嬉しかった。」
HB「山口さんがオーストラリアで試合すると知って、自分ももう一回やりたくなった、と。」
石角「そういう感じですね。」
HB「その頃はまだジムもなかった」
石角「無かったですね。」
HB「山口さんとずっと行動を共にしてるのはどうしてですか?」
石角「チャンスも作ってもらってるし、なんていうか...人間味があるじゃないですか(笑)」
HB「JBCのジムでは担当トレーナーが居ますが、天神ジムは練習は自分で考えてするんですか?」
石角「そうですね。基本的には自分で考えて。山口さんからも『アドバイスはするけどやるやらんはオマエの自由やからな』と言われてます。」
HB「海外でのマッチメイクとか過酷に感じることはないですか?」
石角「なかなか出来ない経験をさせてもらってると思ってます。」
HB「強くなっているという実感はありますか?」
石角「それは、あります。」

石角選手は言葉を選びながら、訥々と話してくれました。バイタリティ溢れる山口会長とは対照的なキャラクターですが、だからこそ一緒にいられるのかな?と感じました。

 試合当日は三田市で大沢宏晋選手の試合の観戦後、三田市から大急ぎで移動してなんとか試合開始に滑り込みで間に合いました。
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 会場では高山勝成選手がアマ選手登録の嘆願署名集めをしており、リング上で挨拶もされました。

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 石角選手はセミセミの大阪天神タイトルマッチ7回戦に登場。ドローが出にくいように奇数ラウンドが導入されています。対戦相手は5月の興行にも出場した猪窪利光選手。

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 序盤は石角が回転の良い手数で先制しペースを掌握。猪窪は単発気味ながら強打で対抗。序盤ポイントは石角か?3ラウンドに入ると猪窪は左フックで反撃。ガードが低い石角の顔面を何度も左フックが捕らえると、大きなアッパーや右ストレートも当たり出す。

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 終盤は石角がポジショニングを修正し、左右の動きを織り交ぜて左フックを外して手数も復活。逆に猪窪は疲れが出たか、手数が落ちる。7Rは打ち合いになりましたが、有効打は石角優勢で結局2~5ポイント差で3-0で石角勝利。ペースの取り合いが見応えのある試合でした。

 セミはこのシリーズの興行ではお馴染みの、アジアで何度も地域タイトルマッチ戦ってきた中村優也選手と、2008年度新人王トーナメントの西軍代表だった越智大輔選手の対戦。

 この試合は開始早々、越智選手が全開でスパートしたことで、いきなりノーガードの打ち合いに

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序盤からバチバチの展開に、会場はやんやの大歓声。ところが、もみ合った時に越智選手がバッテイングでカットし、ドクターチェック。再開後はクールダウンするかと思いきや、またもノーガードの打ち合い。

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 このあと二回チェックが入り、結局続行不可能でドロー。

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 越智選手の仕掛けで盛り上がった試合でしたが、消化不良な結果になりました。残念。

 メインの赤堀亮選手対ルシミン・アユブ選手はWBFアジアタイトルマッチで10回戦。赤堀も韓国やタイで戦績を重ねて来ています。対するアユブはインドネシアの元国内王者。

 ゴングが鳴ると、赤堀は細かい連打で積極的に攻勢に出るも、アユブはガードが固くクリーンヒットをなかなか許さない。長い手から投げるように放たれる強打も、単発でスピードはないが重くて強い。ガードの上からでもダメージがありそう。
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 赤堀はコツコツとパンチを当ててアユブを削っていくが、パンチを当てる為にくっつくとアユブは手が長くボディ打ちが低いので、ローブローになって何度も試合が中断してしまう。

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 赤堀は我慢強く連打で対抗。アユブはしぶとくガードを保って、なかなか戦意が衰えない。

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 試合は泥臭い我慢比べになりましたが、有効打は明らかに赤堀。さらに9Rに、アユブがついにローブローで減点されてポイント的には完全に赤堀優勢。最終ラウンドは、バテたアユブを赤堀が攻め立てて終了。判定は大差で3-0赤堀勝利で新チャンピオンとなりました。

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 会場は暖かい祝福のムードとなりました。

 フルラウンドの動画
    ↓


 昼間から延べ10試合以上を見て大変疲れましたが。二つの興行をハシゴして様々な発見がありました。

 やれマイナータイトルだ草試合だと薄暗い批判をする人もいますが、私からすればどっちもプロボクシング。今の時代状況に全くあっていないクラブ制度と地上波テレビ中継中心のビジネスモデルでは、プロボクシングが持つはずがありません。そして、業界のトップは高齢者ばかりです。時代は近い将来必ず変わります。そのとき順応して生き残れるのは一体誰なのでしょうか?

 今週は久田選手の日本タイトルマッチに行こうと思っている(旧徳山と長谷川が好きです)

11.5三田 大沢宏晋選手がインドネシアチャンピオンに大差判定勝ちも内容は低調

 11月5日は、珍しく興行をハシゴして参りました。まずは昼の部、兵庫県三田市の三田ホテルで行われた大成ジムの興行にて、WBA11位の大沢宏晋選手の試合を観戦。  

大沢宏晋←大沢選手についての過去記事はこちらから)

 会場はニュータウンの中にある瀟洒な雰囲気の三田ホテルさん。シャンデリアもまぶしい素晴らしい雰囲気でしたが、こんなゴージャスな会場なのになんと中学生以下は立ち見無料!ヤングボクサーが多い大成ジムらしい、粋な施策でございました。以前、某業界関係者にボクシング人気復活に必要な施策を伺ったところ「少なくとも中学生以下は無料にしなきゃダメだよ」とおっしゃってましたが、なかなか出来そうでできないことですね。

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 アンダーカードで目を引いたのは、まずは4回戦に出場していた真正ジムの大橋哲朗選手。スタイリッシュなサウスポーで、スピードもテクニックも素晴らしかったです。4Rのボディ打ちは凄かったなあ~。対戦相手の新井一颯選手も海外デビュー済みで、U15日本チャンピオンと言う有望選手でしたが、この相手に4回戦で全てのラウンドを支配した判定勝ちは凄いですよ。

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 もう一試合注目だった無敗の東洋ランカー秋月楓大選手でしたが、大鵬ジムの木久健次選手に3RTKO負け。木久選手は初の8回戦で、見事東洋ランキングを手に入れました。

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セミで登場した大沢宏晋選手は、インドネシアチャンピオンのエリック・デストロイヤー選手と対戦。大沢選手は序盤からなぜか手数が出ず、もどかしい展開。

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持ち味のハードジャブは鳴りを潜めて、ボディ打ちに終始し、4Rになんとか顔面に右の強打をヒットしてマウスピースを飛ばし、その後連打でダウンを奪い奪いますが、見せ場はそこだけ。展開の無い試合に、会場の観客からは「大沢ってこんなもんかい」という不満の声も聞かれました。正直、私の目から見ても、かみ合わない変な試合でした。
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 デストロイヤーというには余りに消極的な対戦相手の姿勢にも原因はあったかと思いますが、世界ランカーなら自分から展開を作って、倒しきって欲しかったところ。試合後のインタビューでも、大沢選手からは「折角来て頂いたのにすみません」と反省の弁だけが...。

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 消化不良の内容でしたが、年末には世界ランカーとの試合が控えているとのこと。もともとは10月の試合が11月になったことで、試合間隔は縮まりましたが、ダメージのあるような試合ではなかったので12月の試合で挽回していただきたいと思います。

 このあと大阪市内の天神ジム+ABC(アジアボクシングコミッション)の興行を見るためにメインは見ずに中座させて頂きました。大変失礼いたしました。

 同じ日に行われた大沢選手の僚友、金井隆明選手の試合は金井選手が1RTKO勝ちし、連敗を脱出しました。おめでとうございます!

 年末はメキシカンの世界ランカーと対戦ということで楽しみな(旧徳山と長谷川が好きです)