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4/28 神戸 久保隼と世界ランカー対決!大沢宏晋打ち上げスパーレポート

大沢宏晋選手についての過去記事はこちらから→大沢宏晋

いよいよ前世界王者の久保隼選手とのサバイバルマッチが迫って来た大沢宏晋選手。昨年の再起以来、全ての試合に進退をかけて挑んでいる大沢選手ですが、小細工をせず世界ランカーを連破して着実にランキングを上げて来ました。ここで久保選手を退ければもう一度世界が見えてきます。

先週火曜4月17日に行われた、最終スパーリングにお邪魔してきました。

ジムに着くと大沢選手はアップ中。ウエイトを伺うとあと4キロ弱で極めて順調とのこと。サウスポー相手のスパーは、先週も日本ライト級8位の脇田将士選手相手にインターバル30秒で長いラウンドをこなしており質量とも充分。私が見学した二週前のスパーではダウンを奪うシーンもあり、サウスポー対策はかなり順調に見えました(そのときの記事はこちらから→4/28神戸 久保隼とのサバイバルマッチに挑む! 大沢宏晋スパーリングリポート

アップ中に雑談していて知ったのですが、なんでも大沢選手本当は左利きなんだそうです。なのになぜか構えはオーソドックス。右利きの人がわざわざ左に変えると言うのはよく聞きますが、逆は珍しい。そうなった経緯を伺うと「初心者の時に『構えてみろ』って言われて自然にやったら左手が前になったんですよ。『左利きやったら逆やん』って言われたんですけど『左を制するものは世界を制するって』聞いたことがあったんで、これでええかって」と、野生児らしい答えが返ってきました。

この日のスパーはインターバル1分で8R。前回の記事でも書きましたが、パートナーの脇田選手も4月30日にスーパーフェザー級の日本ランカー杉田聖選手とのサバイバルマッチを控える身。お互いが試合直前で減量中のキツいコンデイションの中でどこまで想定した動きが出来るか?

序盤は大沢選手がボディストレートから攻勢。
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しかし脇田選手もスパーを重ねて大沢選手のスタイルに慣れてきたようで、体格を生かしてジャブで挽回。

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細かいボディうちやアッパーを織り交ぜて、中盤は脇田選手が押し気味。

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大沢選手はやや疲れ気味か?とはいえ打ち合いになれば階級が下なのに打ち勝つ場面が多い。

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脇田選手も負けずに打ち返す。

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大沢サイドの中島トレーナーからは、再三前足の位置を外に置くように注意が飛ぶが、脇田選手は有利なポジションを渡さずヒットを重ねる。

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大沢選手は後半ロープに詰めて反撃。

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ボディからの連打。

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ラスト30秒は両陣営から「出し切れ」の合図が出て無酸素ラッシュで打ち合い!

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終了と同時に、両者バッタリと倒れこみました。

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仲良く路上でクールダウン。

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大沢選手は「苦しい中で最後まで動けたけど、足の位置は修正が要りますね」とベテランらしく淡々と振り返り、脇田選手は「インターバルが一分になって大分余裕がありました。今日はやれましたけどやっぱり大沢さんは強い。パンチが強いのは勿論ですけど、思ったより伸びてくる。いい人と練習できて本当に勉強になります」と世界ランカー相手にいいスパーが出来て手ごたえを感じた様子でした。

大沢選手は中島トレーナーともう一度足の位置を確認。いかに前の足を外に出すか?が本番では鍵になります。ライト級の選手相手でも打ち合って捕まえてしまうパンチ力は大きな武器で、昇級初戦の久保選手には脅威となるでしょう。

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対する久保選手と経験豊富な真正セコンドは果たしてどのような作戦をとってくるか?週末の試合を楽しみに待ちたいと思います。

連休は二回旅行に行く(旧徳山と長谷川が好きです)







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4/28神戸 久保隼とのサバイバルマッチに挑む! 大沢宏晋スパーリングリポート

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 当HARD BLOW!ではすっかりおなじみとなった、大沢宏晋選手の近況レポートです。

 JBCの内部抗争に巻き込まれた不当なサスペンドから再起し、連戦連勝でラスベガスでのビッグマッチにこぎつけたものの、痛烈な敗戦。しかし、腐らずすぐに再起し、昨年世界ランカーを連破してすぐに世界の舞台に復帰した大沢選手のキャリアはドラマチックな起伏に富んでいます。是非当方の過去記事を読んで、彼のボクシングロードを知って頂きたいと思っております。

 大沢宏晋選手についての過去記事はこちらから→大沢宏晋選手の過去記事

 その大沢選手の今回の試合は真正ジムの元世界チャンピオン久保隼選手との対戦と言う、関西では珍しい世界ランカー同士のサバイバルマッチ。2016年の世界挑戦失敗後、復帰4戦中3戦が世界ランカーとの対戦と言う濃すぎるマッチメークとなっています。小さなジム所属というハンデをものともせず、世界ランカーに連勝すると言う正攻法で世界への階段を這い上がる大沢選手。

 今回の試合はファンの関心も高く、カードで観客が入ることは滅多にない関西でも異例の注目度となっています。

 当方はずっと大沢選手を取り上げてきた関係上、大沢選手に肩入れしているのは当たり前なのですが、昨年の久保選手のセルメニョ→ローマンと続いた二つの世界戦は失礼ながら、世界との距離を感じさせる内容であったと思います。まして久保選手は再起戦で、尚且つフェザー級への昇級初戦。私としては大沢選手の勝利を予想せざるを得ないところであります。とはいえ大沢選手の直近二試合は正直もどかしい出来で、快勝とは言いがたい内容。久保陣営・真正ジムサイドはその辺も織り込んで『大沢組し易し』と判断しているのやも知れませんが、とはいえ再起戦でいきなりこの試合を選択する心意気はこちらもお見事。両陣営の気風のよさが印象的です。

 というわけで興味津々でロマンサジャパンボクシングクラブにお邪魔したところ、大沢選手はまだ来ておらず中島利光トレーナーとしばしお話。昨年末は試合間隔が短くて大変でしたが、今回は発表も早かったし調整はバッチリですよね?と聞いてみると「いや~実は今年に入ってアキレス腱やって走れなくて大変やったんです」と苦笑い。「二ヶ月前には完治しているので心配なし」とのことですが、相変わらず大沢選手色々あります。先ごろ連勝して日本ランキングに入った大沢選手のジムメイト金井隆明選手について伺うと「これは本当に努力の結果。25から始めてプロになって、4連敗した後日本ランキングに入るというのは凄いこと」とのとこ。

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金井選手の近影。一昨年の写真ですが...。

 としばらくすると大沢選手登場。練習前に少しお話を伺いました。(大沢選手の発言は赤文字

HB「またも世界ランカーとの対戦となりましたが」
大沢 この間真正ジムの世界戦でリングで挨拶してきたんですけど、久保は『新しい自分を見せる』とか言うててはぁ?ってなりましたわ。たった半年で何が変わるんですか?僕ははっきり『自分が勝ちます』と言ってきましたよ。
HB 大沢さんは試合が決まってからずっと久保に怒ってますね(笑)。
大沢 ボクシングビートの記事読みました?『胸を借りる』とか言ったりね。あっちが元チャンピオンで格上でしょ?何を言うとんねんと。あんなこと言うからボクシングと言うスポーツが舐められるんですよ。
HB 僕は正直去年の久保の二試合は評価していないですけどね。特にローマン戦はまさに完封負けで...。
大沢 久保は戦績はええですけどね、僕とはやってきた相手が違いますよ。修羅場は僕のほうがくぐってます。
HB 大沢さんの直近の二試合見て『これならいける』と思われてるフシもありますが...。
大沢 エリック・デストロイヤーとアレクサンドル・メヒア、どっちもやりにくいいい選手でしたよ。全然楽な相手じゃない。あいつらに競り勝ったことは自信になってます。

 実は試合が決まってから大沢選手と何度かやりとりはしていたのですが、モチベーションは一貫して高く対戦に向けて久保選手への敵意はグングンと上昇しており、試合に向けたこういう盛り上がりはファンとしては大歓迎したいところです。

 スパーリングパートナーとして呼ばれていたのは堺東ミツキジム所属の日本ライト級8位の脇田将士選手。二階級上で身長180センチの長身サウスポーを仮想久保に見立てたスパーであります。脇田選手も4月30日に、長らく日本ランキングを守る奈良ジムの杉田聖選手とのサバイバルマッチが控えています。両者生き残りを賭けた本気の調整中と言うことで、緊張感の高いスパーとなりました。

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脇田選手のジャブ
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ボディストレート
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当初6ラウンドの予定だったスパーですが、3R目に大沢選手の右がクリーンヒットして脇田選手サイドがダウンを要請し中断。ダメージを考慮して5Rに短縮となりました。
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とはいえ脇田選手の左のビッグパンチも何度かクリーンヒットしダウンシーン以外は良い打ち合い。
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大沢選手はボディを効かせてラッシュ
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終盤は激しいパンチの交換となりました。
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 終了後は意見交換。ダウンでラウンドが減ったことを謝罪した脇田選手は悔しがりますが、大沢選手は「練習やから、試合で上手く行ったらええねん」と感想を交えてアドバイス。お互い実りが多いスパーとなったようです。終了後お話を伺いました。

HB 距離の詰め方やボディからのコンビなど、サウスポー対策は上手く行ってるように見えましたが?
大沢 今週に入ってやっと感覚が合って来ました。先月は近大のアマのサウスポーに来てもらってたんですけど、その子が強くてやられてたんですけど(笑)。
HB アマの選手も短いラウンドなら本当に強いですよね。
大沢 いやホンマ短いラウンドじゃなくて6ラウンドやっても強いんですよ。ええ経験になりました。さすがに久保相手にジャブだけで展開作れるとは思ってないんで。入り方、距離の詰め方を色々試してね。

HB サウスポー相手となると、攻めれば必ずパンチを貰う場面が出てくると思いますが...。
大沢 それは今までの経験、やってきた相手が自信になります。久保のパンチじゃ倒れないですよ、僕は。
HB 大沢さんに勝ったオスカル・バルデスがこの間体重超過したスコット・クイッグ相手に凄い試合しましたね。
大沢 鼻の骨折ってるのにまっこうから打ち合って本当に凄かった。「俺はコイツとやったんや」と思ったらこんなところで負けられないです。

 サバイバルマッチに向けて意欲の高い大沢選手、この試合はファンの期待に応える熱戦になる予感がします。

 というわけで試合までレポートを続けたいと思います。

 久々にスパーを見て盛り上がった(旧徳山と長谷川が好きです)
 

またも世界ランカーと対戦 大沢宏晋スパーリングレポート

大沢 ポスター


 12月24日に一階級下の無敗の世界ランカー、ニカラグアのアレクサンドル・メヒア選手(戦績はこちらから→Alexander Mejia)と対戦する大沢宏晋選手の試合前打ち上げのスパーリングを見学させて頂きました。

 大沢選手についての過去記事はこちらから→大沢宏晋

 スパーがあったのは先週の木曜12月14日。前回の試合(11月5日)、から短いスパンで世界ランカー同士のリスキーな試合に挑む大沢選手。再起後三試合のうちの2試合が世界ランカー相手と言うハイペースぶり。

 今年はフェザー級近辺で、竹中良選手や天笠尚選手、林翔太選手、細野悟選手といった大沢選手と同世代のベテラン日本人選手たちが、次々と世代交代を象徴するような手痛い敗戦を喫して、キャリア上の後退を強いられています。

 日本では、フェザー級ともなると世界戦のチャンスすら稀。よしんば挑戦できても、敗戦すれば試合枯れしていくのが普通ですが、大沢選手はラスベガスでの敗戦後、再起戦で世界ランカーに完勝(試合記事はこちら)し、調整試合をはさんでまたも世界ランカーとの対戦を選択。もう一度のチャンスを掴もうと、高いモチベーションで邁進しています。

 はっきり言って日本国内に何度も世界ランカーを呼んで、勝ってランキングを上げていくような手法は金もリスクもかかるやり方です。ですが小さなジムで腕一本が頼りの大沢選手には、この道しかない。理不尽なライセンスの停止後も黙々と連勝してランキングを上げて来た実績のある大沢選手。彼はまたも愚直な、たたき上げのスタイルで世界への階段を登ろうとしています。

 今回の試合はもともと既定路線であり、調整試合を挟んだ世界ランカーとの連戦で年内に一桁ランカーに復帰して、来年もう一度世界戦を目指すと言うのが陣営の狙い。ですが、前回の調整試合は一旦試合が延期されると言うアクシデントはありましたが、正直消化不良で不安の残る内容でした(→記事はこちらから)。調整にぬかりはないのか?その辺も含めてスパー前にお話を伺って来ました。

HB「前回の試合は動きが悪く、少し変な試合になってしまいましたが...」

大沢「試合前のフィジカルのトレーニングが足りなかったのが原因ですね」

HB「急に試合が延期になったりしましたからね...」

大沢「それは関係ないです。自分が怠けたというだけで」

HB「原因は分かっている、と」

大沢「そうですね。今回はフィジカルもきっちりやってコルテス戦のときと同じくらいの仕上げになってます」

 ということで、ベテランであっても調整は常に試行錯誤、調整試合で問題点が出て良かったとも言えるでしょう。しかしベテラン選手ということで、年齢との戦いも既に始まっています。今回の相手はアマ実績(250戦)も充分な無敗選手で、調整ミスは即命取りとなります。ということで7Rの最終スパーをじっくりと見せて頂きました。

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いつもどおりバチバチのスパー。

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折り返しの4R辺りで動きが落ちて、ロープに詰まる場面が増えると、中島トレーナーから容赦ない檄が...。

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後半はもう一度動きを上げて、苦しい中でも7R打ち合い続けて終了。今回も負荷の高いスパーでした。

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 最後はドラムミット打ちをみっちりやって、バッグうちで終了。ウエイトは試合10日前で4キロを切り、あとは前回失敗した試合前の調整をいかにまとめるか?が焦点となります。

 辰吉Jrがメインと言うことで、G+の中継も入るというこの試合、全国のファンにも『大沢強し』を印象付けるような試合をして欲しいと思います。

 追記

 最後にyoutubeにあったメヒア選手の試合映像を貼っておきます。
Ramiro Blanco VS Alexander Mejia

Abelino Caceres VS Alexander Mejia

Manuel Gonzalez VS Alexander Mejia



 大晦日も忙しい(旧徳山と長谷川が好きです)

 



 

 



大沢宏晋選手 スパーリング短信

 遅くなりましたが先週の練習の様子を。試合まで二週間と迫った10月19日の木曜日、6Rのマススパーが行われました。

 最初の4Rはフットワークを使って手数も旺盛でしたが、後半2Rは疲れもあって失速。かなり苦しそうでありました。とはいえ、大沢選手の調整では、中間のスパーで打ち込まれるのはいつものこと。疲れのピークの中で、実戦練習で負荷をかけるというお馴染みのスタイルであります。

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ボディフック
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パートナーが変わった後半2Rはかなりバテた様子。

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動きが止まった大沢選手に中島トレーナーから「ロープに座っとったらアカンぞ!」の声が飛ぶ。

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 押されて終了。

 スパー終了後、大沢選手に少しお話を伺いました。

HB「前半はフットワーク使ってジャブも良く出てましたが、後半は押し込まれましたね」
大沢「うしろ2Rはちょっとバテましたね。プレスかけられて押し返そう思ったんですが、疲れて押し返せなかった」
HB「疲れてる中で、負荷をかけてどこまで動けるかですね。」
大沢「そうです。大事なのは試合なので。」
HB「スパーは今日で上がりですか?」
大沢「もう一回火曜(24日)にロングスパーやって上がりです。」
HB「今回は勝ち方が問われる試合になると思いますが」
大沢「圧倒的に勝たなアカン相手やと思います。」



 対戦相手のインドネシア国内チャンピオン、エリック・デストロイヤー選手は現地のテレビ番組でも特集組まれてるようで、バイトタイ人とは一味違います。映像の最後、基地の入り口で激励を受けてますが軍人さんなのかな?

 今回の試合の位置づけはもともと調整試合。短いスパンで次戦が組まれるとの話もあります。世界戦への期待を高める為にも圧勝が要求される相手です。文句のない形で買って欲しいと思います。

 デストロイヤーというリングネームが懐かしい(旧徳山と長谷川が好きです)

世界ランカー大沢宏晋が復帰第二戦へ スパーリングレポート

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 今年6月、再起戦でいきなり世界ランカーのフリオ・コルテス(エクアドル)相手に判定で完勝した大沢宏晋選手(←名前をクリックすると大沢選手についての過去記事が読めます)。昨年11月ラスベガスで、次世代スター候補のオスカル・バルデスに挑んで痛烈な苦杯を喫した試合から、たった一試合で再び世界ランカーへと復帰しました。

 10月には再起第二戦がアナウンスされましたが、なんと興行側の事情で中止。その後11月5日の日曜日に日程が変更となりました。試合会場は兵庫県三田市の三田ホテルで、13時開始の昼興行となります。
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 突然の興行中止にもかかわらず、近い日程での試合開催が可能になったことは大変な幸運でありました。

 試合まで一ヶ月をきった先週、ジムにお邪魔して追い込みのスパーリングを見学するとともに、スパー前後に色々とお話も伺ってきました。まずは復帰戦となった、フリオ・コルテス戦の感想を尋ねてみました(大沢選手の発言は赤文字

HB「コルテス選手かなりパンチがあったように見えましたが...」

大沢「ホンマにやばかったですよ!(笑)ガードの上からでも脳揺れましたからね」


HB「いきなりレコードの良い世界ランカーとやるというのはリスクが高いし、実際最後までパンチは威力ありましたね。」

大沢「復帰戦やからって、訳分からんタイ人とかじゃ応援してくれてる人に申し訳ないんでね。世界ランカーとやって、2、3ポイント差で勝つんじゃなく、誰が見ても文句なしの大差で勝てたので良かったです。」

HB「一ヶ月試合が延びるというアクシデントがありましたが、影響はありますか?」

大沢「もともと、いつ話があってもいいように体重も変動させてないですし、去年から減量やリカバリーも方法も分かってきてるので問題ないです。」

HB「ウエイトは?」

大沢「練習後で3.5キロプラスくらいですね。順調です。」

 この日のパートナーは、ジムメイトで、2015年度の新人王戦西軍代表、一階級下スーパーバンタム級の金井隆明選手。金井選手も11月5日に兵庫県市川町で芹澤天明選手との試合があるということで、お互いが最終調整であります。

 スパーは6R。お互い手の内は分かっている同士ですが、激しい打ち合いとなりました。

 金のグローブが大沢選手、白いグローブが金井選手です。

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 二人の選手に同時に指示を送る中島トレーナー

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 金井選手の好打

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 終盤はロープ際で激しい攻防

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 スパー後はロマンサジム名物、グローブを打ち合う攻防練習。

 今回は両選手とも近い距離での打ち合いを重視したスタイルで、手の内が分かっている相手にいかにパンチを当てるかという駆け引きが大変に面白かったです。大沢選手はスパーでは打ち込まれる場面が結構あるのですが、それはいつものこと。疲れている中での打ち合いで調子を上げていくのが調整スタイルになっています。大沢選手は単発のパンチでも相手を止めることが出来るのが強み。試合で強打をいかに当てるか?を想定した調整であることが伝わって来ます。一方の金井選手は現在連敗中ですが、一階級上の世界ランカーの大沢選手と互角の打ち合いを展開しており、こちらも好調そう。連敗を脱出して欲しいです。

 スパー後にもう一度お話を伺いました

HB「今日は3週前にしては動きも良かったし、手も良く出てましたね。」

大沢「そうですね。疲れてる中でも、動けてるし、ジャブからの組み立ても上手く行きました。」

HB「竹中選手や細野選手や天笠選手など、階級も年齢も近い世界ランカーが負けて進退に注目が集まってますが、大沢さんは『負けたら終わり』と言ってましたね?」

大沢「そうですよ。負けたら辞めます。」

HB「こちらとしてはどうしても、勝ち残ってもう一回世界戦に行って欲しい。」

大沢「自分としてもバルデスとの試合が、試合前飯が食えなくなったり、何かいつもどおりじゃなかった...。記者会見とかでも『絶対に勝ったる』という気持ちも弱かったんちゃうかと...。ラスベガスに行ったということで、どこか満足してたのかも分からん...。バルデスに負けて、そういういろんなことが分かって...。次は同じ失敗はしないです。」

HB「でもあの舞台で試合するというのは、誰でも出来る体験じゃないですからね。大沢さんは以前『自分はなんでも時間がかかる人間なんです』と仰ってましたけど。」

大沢「そうなんですよ。経験しないと分からないんですよ。」

HB「(世界戦は)スーパーバンタムでもいいと言ってましたが。」

大沢「はい。チャンスがあれば全然、なんの問題もないです。」

 今回も、バルデス戦での敗戦のインパクトの大きさを改めて感じました。

 『時間がかかる人間』と自分を分析する大沢選手ですが、だからこそ30代を過ぎた今も少しづつ強くなっていると思います。下半身の強化でパンチ力やフットワークは向上し、40戦のキャリアと日々の地道な練習でテクニックも戦術眼もジリジリと向上しているのが伝わって来ます。『時間がかかる人間』だからこそ、成長が止まっていないと思えるのです。

 選手のタイプも色々。叩き上げで成長を止めない大沢選手が、もう一度大きなチャンスを掴めるよう、微力ながらこれからも応援して行きます。


 色々書きたい小ネタがある(旧徳山と長谷川が好きです)

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