タイトルの通りであります。
北日本協会を除く全協会の連名で
「JBC理事である津江章二氏に緊急理事会を招集して、JBCの問題を討議して欲しい」
という要望書が出されました。
詳しくは以下の資料をご参照ください。


これを受けて松尾会長を代表とする「ボクサーの権利を守る会」も声明を出しました。
刑事告発は一旦延期となるようです。

理事が召集すれば、緊急理事会をせねばならないことはJBCの定款にも記載はあるのですが、個人的には最高裁の判決を守っていないJBCが定款を守るとも思えないのですが…。
しかしまあほんと事態の進行が驚くほど遅いですね。
違法行為をしたJBC側があれこれと条件闘争してるのを全く批判しないマスコミにも驚いてしまいます。
何で敗訴した側、違法行為をした側が組織に居座っている状態を異常と思わないのでしょうか?余りに不条理。
何の為の裁判だったのかと虚しく感じる(旧徳山と長谷川が好きです)
私がずっと注目してきた谷川俊規氏がJBCに対して提訴していた地位確認訴訟について、和解した旨がJBCのHPのひっじょーに分かりにくい場所に掲示されました(笑)。 JBCのHPのトップページ左上の『JBCからのお知らせ』コーナーの『その他のお知らせ』という青文字をクリックすると当該の文書が現れます。裁判がらみの記事は軒並みひっそりとそこに移動されてますね(笑)。今後続く結審・判決に向けて準備は万端といったところでしょうか?
記事へのリンク
↓
JBCHP内の谷川俊規氏との和解に関する報告

リンクを開くとノイズが入った状態の横書きの文書が、横向きに表示され読みにくいです…読まれると困ることでも書いてあるのでしょうか?
しかし文書の向きがタテヨコ状態というという悲しい状態はなんなんでしょうか?普通の企業で法務がこんなことしたら大目玉だと思いますが、さすがガバナンスなきJBCはイケイケであります。読者の皆様におかれましてはPDFファイルを右クリックして右回転した上でお読みください。すいませんねえJBCの奴がおかしなことして。私からお詫びします。
で肝心のその内容ですが「JBCは懲戒解雇処分を撤回」されたそうです。『通常解雇』ですらなく『円満退職』だそうです。
私は法律にはシロウトの運送屋ではありますがこれまでの経緯を鑑みるに、『解雇要件を満たすような立証が出来ず、敗訴を回避するために和解した』のではないかと思います。
解雇を撤回して和解するならとっとやれば良かったのに、あれこれと理由をつけ御用メデイアやサイトから援護射撃を受けながら結局懲戒事由を放棄してしまったJBC。
今後次々と結審・判決を迎えるJBC裁判の帰趨が見えた裁判結果であると個人的には思います。
そして無責任にJBCの片棒を担いだ雑誌メデイア、ウエブサイト、自称ジャーナリストや創作型ノンフィクションライターといったいわゆるJBC御用ライターの皆さん道義的責任は厳しく問われねばならないと思います。
費やされた無駄な時間や労力・JBCが使った莫大&無駄な裁判費用は結果的に協会員が負担するんですけどと考える(旧徳山と長谷川が好きです)

というわけでやって来ました大阪地方裁判所。
我々も記事で触れた関係上「あれって一体どうなったの?」と聞かれることも多い、解雇職員によるJBCに対する地位保全訴訟でありますが、現在も東京と大阪の各地裁で審理は継続しています。いよいよ結審が近づく中、4月11日に東京地裁で、4月14日に大阪地裁でそれぞれ公判が行われました。私はそのうちの大阪の方、原告の谷川俊規氏と被告側証人のJBC関西事務局の職員に対する尋問を傍聴して参りましたので読者の皆様に報告したいと思います。
世間では裁判の傍聴を趣味にされている方というのも結構いらっしゃるようでございますが、私にとっては初めての体験。開廷時間とともに法廷内に足を踏み入れると、そこは二時間ドラマで見るようなイメージどおりの法廷で、「裁判長ってほんとにマント着てるんだな」なんて感心しつつ当の谷川氏を探すと、原告席ではなく傍聴席でスタンバイしているが見るからにナーバスな様子。一方のJBCサイド、被告席には4人の弁護士(公判中話していたのはほぼお一人で四人もいるんかいなと思いました)がデンと控えている。「東京から多分グリーン車だよなあ。4人で来てプラス出廷の日当に、前泊だとしたらホテル代もいるよなあ。それも東横インとかスーパーホテルじゃねえよなあ。一体幾ら使ってるんだろう?」と下世話な想いがムクムクと…。年間二千万の赤字や健保金の話が否応無く想起されます。「ではそろそろ」という雰囲気ながら、自分の後ろの傍聴席のドアが開きっぱなしなのだが…。「いやこれって裁判が開かれたものだからきっと敢て開けたままにするもんなんだ!うんきっとそうだ!」と一人で納得してると、裁判長が「あドアが開いてますね。誰か閉めてください」と指示するのを聞いて気持ちのドアも一緒に閉まる。ほんと世の中知らないことだらけですね!
まずは被告側証人のJBC職員氏に対する証人尋問からスタート。原告の谷川氏はパワハラやJBCの労務管理の問題点を指摘し、逆にJBC側は谷川氏の職能の無さや問題行動と思われる行為(『勝手に同僚の業務用のPCの電源を入れて盗み見しようとした』『仕事中の会話を録音しようとした』などの疑惑モロモロ)を指摘。双方が質問を終えると裁判長が証人に不明点を尋ねるというのが一連の流れのようで、裁判長の「事務からクレームと言うのは具体的にどういうことですか?ああ事務じゃなくてボクシングのジムね。すいません分かりました」という小ボケがあって終了。この部分で個人的に気になったのはJBC職員がしきりに「自分は谷川氏の上司ではなく同格の職員だ」ということを強調していたところ。自分にとっては不可解だったのであとで尋ねると「上司と部下と言う関係じゃないからパワハラじゃないといいたいんじゃないか」という分析でありました。でも当時ほぼ二人っきりの部署で向き合って仕事して先輩後輩ならそりゃ肩書きはあんまり意味無いんじゃねえ?と思いました。それと谷川氏が「(JBC職員の)指示を守らない」ということしきりに指摘するのですが、命令出来るなら上司じゃないの?と言う疑問も湧きました。谷川氏が担当していた広報誌の記事作成業務についても「選手へのコメント取材はいらない」ということをしきりに言うのですが、それって業務上の個人的な裁量の範囲内じゃないのかいな?大体命令する職権がないんじゃなかったっけ?とまたも疑問が…。谷川氏の勤怠部分の指摘では「昼飯の時に12時52分に出て1時56分に帰って来た(注:4分遅いから時間にルーズと言う趣旨)」などの指摘がなぜか異常に詳細に記されていて、原告弁護人が「なぜこんなに詳細なのか?」と尋ねると「その場でメモを取ってあとで日記のように記録していた」と言う返答でこれもうーん。高松での亀田の録画や谷川氏の録音(をしていたと言う疑惑)に対しては随分過敏なのに逐一メモを取るのはいいのか…???一体何が違うんだ???とナゼの嵐。勿論これは谷川氏を支援してきた私の感想であり被告人の立場から見ればなんら問題ないことなのかも分かりません。読者の皆様もそこはご留意下さいませ。
さて休憩を挟んで今度は谷川氏の本人尋問。従前より「(証人の)JBC職員に会うと、在職当時の息が詰まるような感じを思い出してきっと体調がおかしくなる」と言っていた谷川氏ですが、休憩中も廊下に座り込んで緊張を隠し切れない。しかし意を決して法廷に戻ると宣誓して尋問スタート。まずは谷川氏側弁護人がパワハラの経緯や新コミッション構想への関与が無いこと、就業中に私用のPCを使ったかどうかなどを質問し、続いてJBC弁護士による反対尋問がスタート。JBCサイドは東京事務所で解雇された職員とのメールのやり取りから谷川氏の新コミッション構想への関与を追及。またIBFやWBOへの働きかけの証拠として、ジョイとの二戦目の対戦交渉時の高山陣営の居酒屋でのミーテイングの会話記録を読み上げて谷川氏を追及します。反対尋問では谷川氏はやや感情的で時として吐き捨てるような返答もしていましたが、ある質問によって思わず声を荒げます。
某ジムで脳内に出血が見つかりプロになる道を閉ざされた選手がジムを移籍して名前も変えてデビューしようとしていることを知った谷川氏は東京事務所の元職員(東京地裁側の地位保全訴訟の原告の一人)と連携を取り、当時そのジムの実質的な責任者だった人物に対して「その選手はデビューさせませんよ。事故が起きたらどうするのですか?」と警告することでプロテストを断念させたと言う事件がありました。解雇された職員同士のメールのやり取りから発覚したその事件について、JBCサイドの弁護士が「外部の人間である『実質的責任者』に選手の情報を伝えたことが情報漏えいに当たるのではないか?」と質問したその時、谷川氏は感情をあらわにし「あなたは何を言ってるんだ!どうなってたと思っているんだ!」と答えました。これは「安全のためにやっていることじゃないか。放置して事故になったらどうするんだ」という当然の感情の発露であります。その時傍聴席の逆サイドから低く笑う声が聞こえました。そちらを見ると傍聴席にいた証人とは別のJBC職員が声を荒げた谷川氏の様子を見て笑っていました。「法廷で感情的になって仕方が無いやつだな」と思ったのかも知れませんが、少なくともにやつくような話題ではないだろうと思いました。
先立って行われた4月11日の東京地裁の公判では、JBC側の弁護士が安河内事務局長の資質を問う為なのか「安河内の解任を求めた試合役員はボイコットまで考えたそうですよ。そんな人望が無い人にトップの資質がありますか?」という趣旨の質問をしたそうです。それに対して原告の元職員は「選手は厳しい練習をして、減量をして試合に備えています。それが分かっていれば試合を人質にとるようなことは出来ないはずです」と返答したそうです。こうした一連の質問姿勢について個人的に感じるのは、JBC側が組織防衛を優先するあまり、ボクシング競技がどうあるべきかと言う視点が欠けているのではないかということです。安全管理や試合の開催という一番大事な部分すら闘争・攻撃材料とするような姿勢には疑問を感じました。
勿論谷川氏の返答も歯切れが良いとは言え無い部分も多々あり、事実関係については不明な点が多いです。反対尋問の後、裁判長から個人所有のPCから送信されたメールについて送信時の状況や文面の表現についてかなり細かい質問も飛びました。解雇職員同士のメールのやり取りに何か関心があるのではないかという印象を自分は受けました。
それも踏まえた上でファンの皆さんにも是非生の情報に触れて、自分の感覚でこの一連のJBCの内紛について考えていただきたいと思います。
5月28日には東京地裁で森田健事務局長と斉藤慎一元専務理事の証人尋問が行われます。ファンの皆様も是非実際に法廷に足を運んで傍聴していただきたいと思います。
裁判の傍聴が大変勉強になった(旧徳山と長谷川が好きです)
私どもHARD BLOW!が「安河内事務局長下ろし」に端を発する2011年からの「JBC問題」について記述するようになったのは、元はと言えば「動物には優しいけれど、人間には意外と平気でヒドい事をするゴシップライター」氏との軋轢が発端でした。その時点ではまさか当事者である安河内剛氏や谷川俊規氏に直接話を聞けるようになるとはよもや思っていませんでした。2011の早春から足掛け二年チョイ、まあ色々なことが起こりましたが、関西在住の私と関東在住の他のメンバーはそれぞれ分担して個々の事案を取材してきました。
しかしことここに至って、原点に返る必要を私は感じています。安河内氏に根拠なき疑惑を向け、谷川氏の私生活を徹底妨害し、高山選手に濡れ衣を着せ、大沢選手の貴重な選手生命のひと時を奪うといった一連の行為(私達が知らない事案もまだあるかと思われます)は全て、安河内・谷川両氏との裁判闘争との関連が強く推測されます。JBC側の証拠や論拠の弱さと矛盾を糊塗するために、次々と新規の話題を御用ライターと御用メディアを使ってぶち上げることで目先を変え続け世間を欺いているのではないか?勿論そのような手法は証拠を精査する法廷では通用しませんが、内情を良く御存知ない市井の方や専門誌が情報源のファンや関係者には「なんかややこしい奴が暗躍してるみたいね」と言う印象を植え付けることが出来ます。いやむしろ訴訟の行方まで織り込んで「判決はともかくコイツらはボクシング界に弓引いたとんでもないワルでっせ。付き合いしたらあきまへんで」という開き直り戦術とすらとれます。このような道理をわきまえない卑怯千万な手法に積極的に関与するコミッション中枢職員と一部マスコミ人の暗躍を今一度鳥瞰することで、15日発売の号に掲載されると言うボクシングマガジン(以下BM誌)の告発記事の底意を実感していただきたいというのが本記事の主旨であります。
まず根本的な問題として安河内氏が職を追われる原因となった「試合役員による公益通報」でほのめかされた『疑惑』はその後全く尻すぼみになり、出所不明の「フグの領収書」以外の背任・横領の証拠は何も出ていません。これまた出所不明の「キス写真」とのパッチワークで「職員を愛人にして経理を私物化している」というイメージが流布されたものの、その後確たる証拠も出ていません。路上で妻帯者が妻以外の女性とキスしてる写真は深刻な家庭争議を生む可能性は大ではありますが、証拠もなしに怪文書を使ってトップを蹴落とし職場の実権を乗っ取るという行為の方が道義的にはマズいんじゃないのかという気がしますがいかがなもんでしょう?
その時点での安河内氏の不正を告発する記事の主役となった「複数の人格を使い分けることで幾多の名文をモノにされてきた人気ライター」氏が「王子様のようないでたちが眩しすぎて、リング上のボクサーより目立っちゃう試合役員氏」と非常に近しい関係であったことはファンの間でも周知の事実です。「『格闘技経験者』でありながらファンを騙して自分の弾除けに使っちゃう」「ことあるごとに秘密結社に自分が狙われているかのような虚言を弄して多くの人を欺いてきた」「この人にしか話してないことがなぜか翌日2ちゃんねるに出てしまう」ような、胡散臭いライターの獅子奮迅の活躍によって、JBC事務局長の地位を追われた安河内氏は閑職に追いやられ結果的に解雇されることとなりました。その解雇要件がおなじみ「新コミッションの画策」。15日発売のBM誌にどのような爆弾情報が掲載されているのか当方の関知するところではありませんが、まず彼を失脚させた手法が恐ろしく卑劣なものであったことは記憶しておくべきだと思います。そして解雇不当・地位保全という基本的人権に関わる重要案件を争っている局面においても、「アイツらはボクシング村の秩序を乱した極悪人ですよ」という論理をしか主張できないJBC中枢とBM誌の人権感覚・社会常識・教養の欠落振りにはただただ呆れるのみです。彼らによると「第二コミッションの画策」は万死に値するような悪行のような扱いですが、であるならば公益通報の後「第二コミッション」の言及した現JBC中枢の皆さんこそまずは自らの罪過についての率直な見解を出して欲しいものです。
私生活を暴く怪文書と虚偽の理由をもって気に入らない上司を排除し「アイツが辞めないなら俺達は新しいコミッションを作るよ」とゴネていたのは自分達じゃないのですか?そしてこの様な近過去との整合性すら指摘できないBM誌の論理欠如は目を覆うばかりです。本来の調査報道・検証報道とは原因にまで遡り背景を探り出した上で、的確な分析を加える事です。「JBCがなければプロボクシングは無い」「JBCが認めなければプロボクサーではない」というような近視眼的な利害計算で係争の一方当事者を取材もなしに貶めるような記事を掲載するのみならず、訴訟にも当事者として参加してしまうような態度は報道機関としての自己否定です。しかし考えて見たらこれこそベースボールマガジン社のDNAなのかしら?という気もします。最近「ジャイアント馬場から金を貰ってSWSに対するネガティブキャンペーンをしてました」と告白したターザン山本氏が編集長を勤めていた「週刊プロレス」もベースボールマガジン社の雑誌です。読者をミスリードするのが本来の姿で、ジャーナリズムだの人権だのといった高尚なお話はハナから無理な会社なのかも知れません。そう考えればBM誌の編集方針も納得であります。
今一度言わせて頂くと、相撲協会や柔道連盟でも情実人事とスポーツマスコミとの馴れ合いが、腐敗の温床となりました。今JBCで進行しつつあることと見事に相似形である、と私は思います。
関西の夏が大嫌いな中年(旧徳山と長谷川が好きです)
昨日も当サイトとしては大変多いアクセスを頂きました。とはいえ当方の影響力など、所詮『ボクシングマガジン』様に比べれば屁みたいなもんではありますが、読者の皆様におかれましては是非読み比べて頂きたいと思います。(旧徳山と長谷川が好きです)
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谷川俊規氏御本人による手記
さて、私の手記も今回で打ち止めとなります。15日にボクシング・マガジン(以下BM誌)が出た時に、比べる材料をボクシングファンには提出しておきたい、その一念で全6回の手記を寄稿させて頂きました。15日の原稿でどの程度、名誉毀損などがあるか、でまたこういう機会、もしくは別の形で自分の思いは発表させて頂こうと思っています。言論には言論で、司法には司法で。時にはこれが入り混じるから困ったものなのですが(笑)。
最後とあって、これを書き落としたら悔いが残る、というものを確実に書いていきます。BM誌とJBCの関係で、これは許せない、と私のみならず、私と懇意の記者仲間も怒りを隠さなかったのが、例のBM誌3月号。「大沢選手」の話ではありません。BM誌が選ぶ日本各地区年間表彰と題された記事の54ページ。西日本のナイス・レフェリー賞に、C氏が選ばれていたことです。ベテランのボクシングライターでもある友人の記者は「え、それはないよ!」と絶句していました。なぜ、それはないのか。それは昨年5月5日の関西で行われたボクシング興行に遡らないといけません。
この日行われた試合で、あわやリング禍の事故が起こりました。敗れた選手が一命を取り留めたのは、本当に良かったのですが、この試合のレフェリーがC氏でした。白熱した試合で、止めるタイミングが難しかったのは認めますが、一時は担ぎ込まれた病院で意識不明の状態が続く事故となった事実は消えません。開頭手術も当該選手は受けています。年に、一度でもあってはいけない事故。それを裁いたというだけで、少なくともその年の「ナイス・レフェリー」、などではないのは明らかです。そのC氏を選出していたのが、AとBの2人でした。
JBC職員として、一番肝に銘じなければいけない試合管理の部分。当該のC氏はJBC職員でもあります。C氏は選出に罪はない。AとBの責任です。関西には他にも多くの優秀なレフェリーがいます。どうしてわざわざ、起きてはならない事故となった試合を裁いたレフェリーを選出したのか?CがJBC職員だから選んだとすれば、AとB、そしてBM誌のJBCへの盲目的な「愛」を疑われても仕方ないでしょう。
さて、ここを読む方の関心のひとつにIBFのことがあると思います。それについても、兼ねてから私が持っていたひとつの資料を提示したいと思います。手に入れたのは1997年7月。IBF日本ボクシング連盟が活動を再開したばかりの頃です。その資料は私宛で、会社(時事通信社)に送られてきました。そこには、1991年4月30日付けの「公正取引委員会公審第26号」の写しが添付されていました。JBCとJBA(のちのJPBA)に対して、公正取引委員会が「独占禁止法に違反することのないよう、注意しました」とあります。注意の具体的内容も、同封されていました。
長くなるのを避けるために、簡単に記すと1992年にJBCはルール第一条にあった「JBCは日本国内の全ての試合」とあった試合を指揮及び監督する権能の部分を現在の「JBC管理下の試合」と、この公正取引委員会の注意が元で改正を行っています。見方を変えると、独占禁止法の違反。訴えられるとそうなる可能性の高いことを、当時の小島事務局長はいち早く察知し、「一国一コミッション」がJBCだけの主張であることを明らかにすることで、IBF日本の追及の手を遮断した、と言えると思います。何が言いたいのか、と言えば
この時点でJBCは、JBC管理下以外の試合は一切権限が無い、ということを自覚していた、ということです。そして、このルールがそれ以後、変更されていないのですから、状況はそのままのはずなのです。
JBCは何があっても必要。私はそう思っています。それはローカル・ランキングを作成、発表できない国、あるいはそういう組織が複数ある国のボクシング界の無秩序ぶりを私自身、国外の状況でいやというほど感じていたからです。だから、混迷した高山選手の世界戦実現のため、アドバイスを求められJBCの勤務外の時間を使って陣営に話をさせていただいた時にも、ローカル・ランキングを発表する唯一の機関としてJBCの必要性を話しています。もちろん、これは持論ですが。でもJBCが全て、という考えはどうでしょうか?キックボクシングなどの「別のコミッション」はあったほうがいいと今も思っていますし、ボクシング界が狭い袋小路から出られるようにいろんな建設的なプランはあったほうがいい。ビール会社の社員が、よりいいビールを作るにはどうしたらいいか、を考えるのと同じです。
長くなりました。言っておかなければいけないこと。残りは一つ。なんだか、大きな話をした後でおかしいのですが「ネット」の成りすましです。URLもここに貼り付けるつもりですが、昨年8月に「夕刊紙」に私としか思えない人物への中傷記事を載せたフリー・ライターKと、別の理由で件のB宛に通告書を弁護士名で出したのですが、それから3日もしないうちにYAHOOアカウントに谷川俊規(shu)さん、という人物が現れました。そして、私の過去の所属会社サイトやボクシング、プロレスなどの記事に私が書いた、と思わせるコメントを掲載し始めました。
昨年10月半ばになって、気が付いた私はYAHOOに抗議しました。そうすると、「谷川俊規」の部分は消えたのですが、残りの(shu)さんは残ったまま。その後も、そのアカウントで私自身の本名を書き込んだ中傷(これは刑事告訴で保留となっているものです)が出るなど、今も書き込みは止まっていません。この人物は、断じて私ではありません。最後の締めがこれか、と思うと情けないですが。URLはこれです。http://headlines.yahoo.co.jp/cm/personal?u=kguyDhxh_2OWL6tjWlaSDJBDeRs-
15日。それ以後、忙しくならないことを今は祈るばかりです。長らくのご拝読、ありがとうございました。