HARD BLOW !

大沢宏晋選手帰国後初インタビュー ラスベガスで掴んだ自信と課題 PART3

今回で最終回です
第一回はこちらから→大沢宏晋選手帰国後初インタビュー ラスベガスで掴んだ自信と課題 PART1
第二回はこちらから→大沢宏晋選手帰国後初インタビュー ラスベガスで掴んだ自信と課題 PART2

HARD BLOW!(以下HB) 「試合終わったあとすぐ再起するという宣言があったじゃないですか。あれは迷いは無かったですか?」

大沢選手 「試合前は会長にも言ってたんですけど勝っても負けても辞めようかなという気持ちもあったんです。試合前はベガスに来たことで、正直満足してたんかな?でも終わってみたら『俺何を調子に乗って、終わったとか言うてるねん』と思って。そういうところもちょっと自分自身あかんかったんかな?と。」

HB 「試合前は引退するつもりで、負けた後に意欲が出るって珍しいですよね(笑)」

大沢選手 「あのベガスの興奮を見たら『もう一回この場所にもどってこやなあかんな』と思いますよ。すごいですよ二万人って。ゲートから入場してきたらすり鉢みたいになってるスタンドの上からみんな手を伸ばして来て、上見たらでっかい電光掲示板にバルデスVS大沢って書いてあって。実際海の向こう行ってみて、高山勝成君ね、同郷(生野区)の先輩で大尊敬してますけど、右も左もわからん国行って自分から仕掛けてきたというの本当に偉大やなと。」

HB 「日本国内の世界戦では、お金出してチャンピオン呼んで、挑戦する選手はファイトマネー無しとか下手したら持ち出しとかいうケースもあると聞きますけど、オファーがあって呼ばれてファイトマネー貰って試合するというのが本来ですよね。」

大沢選手 「勝つ奴はどこでやっても勝つんやから、やっぱり出ていかなダメですよ。」

HB 「アメリカで長期滞在して練習したいというお話はありましたけど、今後のプランはどう考えてますか?」

大沢選手 「アメリカに爪あとは残せてきたと思うんで、あとはそれをどう広げていけるかなんで。」

HB 「注目度の高い試合なら、負けたら負けたでオファーが来るといいますよね。」

大沢選手 「中島さんからも『来年は海外のプロモーターから来る話も多なると思うから、舞台変わるかも分からんけど楽しんで行こうや』という風に言われてるんで。」

HB 「海外で練習して、海外で試合してという方針で行きたいと。」

大沢選手 「(バルデスの)レベルが違いすぎて、正直今までやってたことはなんやったんやろうと思いましたね。」

HB 「それだけ差を感じてもやりたい」

大沢選手 「俺まだいけるよな、やれるよな、じゃあ行くべきやんなって」

HB 「まだ強くなれるという確信があるんですね。」

大沢選手 「体も何にも悪いところないし、衰えも感じないし」

HB 「肉体改造も始めてるんですよね?」

大沢選手 「いまパーソナルで心拍数ガチガチに上げるというのを始めて。今まで仕事との両立というのを意識して来ましたけど、今後はボクシング一本に集中してやろうかなと。」

HB 「年齢もありますしね。やっぱり悔いが無いようにと…」

大沢選手 「来年一回は日本で復帰戦しようと思ってるので、注目される中でどれだけ出来るかですね。」

HB 「海外に出て行く選手というと山口賢一選手のサリド戦から始まって、高山選手に大沢選手みんな関西で、意志が強いというか我が強いというか。(笑)」

大沢選手 「今上げた人たちも僕も我はメッチャ強いと思います。自分が『これや!』って思ったことを信じてやってるから迷いもないし。自分を疑ってしまったら、誰が自分を信じてくれるねん、と。」

HB 「そういう性格は試合にも出るじゃないですか。」

大沢選手 「だから僕も『バルデス来いや!とことん殴りあったるぞ!』と思ってやって、僕の方が先に倒されましたけど(笑)」

HB 「バルデスともう一回やりたいですか?」

大沢選手 「それはやりたいですけど、あっちが登っていくと思うんで…。試合の後一緒に写真とったんですけど、バルデスが僕の胸に手を当ててるでしょ。これはメキシカンにとっては最上級の敬意の意味らしくて。『今までの相手でお前が一番強かった。お前に敬意を表するって』って言って来て、そこでうるっと来てしたね、悔しいなって。」

HB 「ええ奴ですね」

大沢選手 「めっちゃええ奴です。『またアメリカで待ってるから這い上がって来い。試合しよう』って言われて、自分はあと長くて2~3年、短くて1年やな、婚約もして守るもんも出来たからめっちゃ頑張らんとなと思って。」

HB 「階級はフェザーのままですか?」

大沢選手 「そうですね。ただチャンスがあればスーパーバンタムでも。」

HB 「今回の試合は小さいジムの選手にとっては、工夫次第であそこまで行けるんやという希望になったと思うんですけど。」

大沢選手 「ただ僕らの場合は周りにいる人が凄かったという強みがあって、その力も大きかったですね。僕はロマンサ選んでホンマ良かったと思います。」

HB 「コンベンションも行ったり海外とコネクション作る努力をして、言葉も覚えて、やっていけばチャンスは開けてくるということだと思うんですけど。」

大沢選手 「結局やるか?やらんか?なんですよ。」

やるか、やらんか。この上なくシンプルな結論ですが、これ以上の答えはないでしょう。我々は来年も自分から仕掛ける意欲のあるボクサーたちに注目していきたいと思います!

大沢選手のおかげでこちらも勉強になった(旧徳山と長谷川が好きです)

大沢宏晋選手帰国後初インタビュー ラスベガスで掴んだ自信と課題 PART2

前回の続きです。PART1は以下のリンクから。
               ↓
大沢宏晋選手帰国後初インタビュー ラスベガスで掴んだ自信と課題 PART1
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 この記事の写真は全て大沢宏晋選手から提供した頂いたものです。ありがとうございます!
大沢選手がリングで相対したオスカル・バルデスは、今まで戦った誰とも違う異次元の強さを持ったボクサーでした。

HARD BLOW!(以下HB) 「コンデイションも万全で落ち着いてたし、テレビで見た限りでは一ラウンドは巧く戦っていいスタートが切れたように見えました。バルデスの強さもイメージどおり。ジャブも巧くてフッカーで色んな軌道のパンチが打てると。戦前の作戦では中島さんはそこにショートカウンターを合わせると。大沢さんご本人はジャブがポイントやろうと。それがなぜ巧く行かなかったと思いますか?

大沢選手 「ジャブは一発目がバーンと当たったら二発目打つ前に距離を微妙に変えるんですよ。」
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ジャブから連打を当てるのは至難だった

HB 「それはステップが巧いということですか?」

大沢選手 「位置取りがうまいです。バルデスはオリンピック出てますけど、プロ向きのタイプやったんやと思いました。やっぱり一線級のオリンピアン(17歳で北京五輪・21歳でロンドン五輪出場、2009年世界選手権銅メダル)は凄い。ロマチェンコとやったら多分僕グチャグチャにされてたと思います。」

HB 「日本では体験したことのないテクニックでしたか?」

大沢選手 「それはもうアジア人にはおらんテクニックやと思います。あいつメキシカンでも最近よくいるタイプじゃなくて、アマのスタイルとメキシカンのスタイルを巧く合わせた、ニューメキシカンスタイルという感じやないですかね。」

HB 「ステップワークとかはアマのいいところを取り入れつつ、メキシカンの攻撃的なスタイルも残しつつという感じですね。」

大沢選手 「パンチ力はそんなに感じなかったんですよ。ただ当て勘はむちゃくちゃいい。ピンポイントでどこ狙ってどこ当てるかという精度が無茶苦茶高い。」

HB 「左フックの印象が強かったんですけど。」

大沢選手 「一発一発じゃなくて、やっぱり削って来ますね。後は詰めですね。最後の嗅覚はすごいなと思いました。一線級の選手です。」

HB 「ストップのタイミングにも納得してますか?」

大沢選手 「止められたときには『えーっ?』と思って、映像でもそういう顔写ってると思います。でも後で映像で見たら『これは止められるわ』と思いました。」

HB 「客観的に見たら納得ですか」

大沢選手 「余裕でアウトです。」

敗れたとはいえ、本場のリングで素晴らしい選手と戦えたことは何物にも変えがたい経験だったようです。完敗となった試合後、大沢選手にさらなる驚きの体験が訪れます。

大沢選手 「見た人からは『相手が悪かった』とか言われるんですけど、アイツと渡り合えたことが嬉しいというか。」

HB 「退場の時にメイウェザーに声かけられたという話ですけど」

大沢選手 「びっくりしましたよ」

HB 「見に来てる事は知ってたんですか?」

大沢選手 「知らなかったんですよ。退場の時に『終わってもうたな』と思って歩いてたら中島さんが 『大沢!大沢!』って呼ぶから見たらメイウェザーがシュっと立ってて。メイウェザーが手招きするからそばに行ったら、腕もたれて肩さすられて『You are very t
ough!』って『お前はタフで勇敢や。よう逃げずに戦ったな』みたいに言われて。そしたら周りの観客の人もめちゃ賞賛してくれて。もうそこで『目の前におるのメイウエザーやんな...』って何がなにやら分からなくなって。」

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 『ザ・マネー』メイウェザーと大沢選手 耳うちで通訳しているのが中島マネージャー

HB 「やっぱり正面からバチっと行って戦術的に逃げるようなこともなかったというのにメイウェザーが何か感じたんですかね?」

大沢選手 「そういうところが目に留まったのかも分からないですね。アジア人嫌いやって聞いてたからそこも意外で。」

HB 「そう言ったらそうですね。憧れの選手でスタイルを真似たりしてたんですよね?」

大沢選手 「昔はしてたんですけど、あれはあの人にしか出来ないスタイルですよね。あっちは黒人こっちはアジア人で、やりたいことと自分に合ってることは違うよなと思って。自分の売りはやっぱりハートのタフさフィジカルのタフさで、メキシカンのスタイル、
マルケス、ジョニゴンとかあの辺がめっちゃ好きやから意識して練習するようになって。」

HB 「勝敗についてはやるだけのことはやった、納得してるという感じですか。」

大沢選手 「それはもう、バルデスは強かったと素直に認めるべきやと思います。ただ僕が弱かっただけです。」

HB 「足りないと感じた部分はどこですか?」

大沢選手 「オフェンスですね。もっと連打で打てるような。スタミナは問題ないんですけど、アグレッシブに展開を作っていける癖をつけたいなと。だから今後は一ヶ月とかの期間でアメリカに拠点置いて。アメリカの人間がどういうトレーニングしてるのかを実際に肌で感じてオフェンスを強化したいなと思ってます。今しか出来ないですから。」

HB 「今回行ったことでアメリカのボクシングに興味がわいたんですね。」

大沢選手 「思い描いてた通りやな、やっぱり本場は面白いなと。」

HB 「アメリカですごした時間は選手冥利尽きるという感じでしたか?」

大沢選手 「やっぱりロマンサにおったから、中島さんが海外で顔が広いから出来たというのは確実にありますね。」

HB 「やっぱり向こうで歓待されたりとかありましたか?」

大沢選手 「いや、中島さんと田中会長の凄さアメリカ行って改めて分かりましたよ(笑)。パッキャオとかブラッドリー、ロデル・マヨール、マイダナとか普通に来るんですよ。」

HB 「そういうところも華やかですよね。松原の小さいジムがそういうリングに繋がってるんですね。」

大沢選手 「違う国やけど同じ地球の上やんという、そういうところもアメリカは新鮮で楽しかったですね。」

負けはしましたが、負けた相手を称え次のステップを語る大沢選手の姿にはやるだけのことはやったという清清しさを感じました。

というわけでPART3に続きます。

亀田との裁判でJBCが展開してる主張内容を聞いて眩暈がした(旧徳山と長谷川が好きです)

大沢宏晋選手帰国後初インタビュー ラスベガスで掴んだ自信と課題 PART1

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この記事で使われている写真は全て大沢宏晋選手より提供していただいたものです。大変ありがとうございます。


 大変長らくお待たせしました。ラスベガスでのバルデス戦の敗戦からおよそ一ヶ月、大沢宏晋選手にお話を聞くことが出来ました。あいさつ回りなども落ち着いて、練習も再開しているという大沢選手。帰国後は福島県に炊き出しに行ったり、プライベートでも婚約を発表されたりと忙しくすごして来られたようです。ラスベガスの大舞台を経験して感じたこと、試合のこと、これからのことなど率直に語って頂きました。

 まずは時系列に沿って、試合前の話から。

HARD BLOW!(以下HB) 「まず試合前の話から伺います。記者会見があって、フェイスオフがあって、計量があって、グローブチェックがあってという流れがありますが、日本との違いはありましたか?」

大沢選手 「基本的にはあまり変わりないですけど、何かと盛大にやりますよね。」

HB 「ショーアップというか…。」

大沢選手 「そうですね。実際にそういう本場の舞台にたった時は『自分が追い求めてた場所にやっときたんやな』と思いました。ただスーパースターが試合する場所も、裏側から見たら『意外と普通やな』とも感じましたね。」

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                   記者会見の様子

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           減量は順調でコンデイションも良かったという計量時

HB 「日本国内の試合と流れ自体は一緒ですか?」

大沢選手 「それは変わりないです。全然コンディションも問題なかったですし」

HB 「あっちで体動かしたりは出来たんですか?」

大沢選手 「それはもう全然。ホテルのスポーツジムあったし。カード一枚持って行けば、営業時間中は使い放題でなんの問題もなく。」

HB 「じゃ減量もうまいこと行って、コンディションは万全だったと。」

大沢選手 「そうですね。最後の日なんか、食べながら動いてるのに700アンダーとかになってしまって。」

HB 「ちょっと落としすぎたくらい(笑)」

大沢選手 「口の渇きもないのに計ってみたら落ちすぎてて『えーっ?』てなって。夜は結構でかい炭酸一本飲んでも全くしんどくもならず。向こうではコロンビアのトゥト・サバラっていう、一位のミゲル・マリアガのマネージャーがおって。」

HB 「勝った方がやるという契約になってた選手のマネージャーですね」

大沢選手 「その人です。その人が今回はサポートしてくれて、色々やってくれて。」

ところがメディカルチェックでちょっとしたトラブルがあったそうです。

大沢選手 「(コミッションに提出する)CTスキャナーの写真が日本で撮ったやつがダメだと言われて。」

HB 「そうなんですか?」

大沢選手 「英語の表記がないからアカン、撮り直しやって言われて。」

HB 「あーなるほど、日本語じゃ本当に本人の写真か確認できんがなと。」

大沢選手 「そうですそうです。それで病院連れて行かれて。」

HB 「面倒ですけど、それくらい厳密にやってるということですよね。」

大沢 「それはもうめっちゃしっかりしてます、ネバダのコミッションは。うちの中島(利光)マネージャーが一二を争うほど厳しいと言うてたんで。」

HB 「試合順がなかなか確定しなかったじゃないですか。テレビ中継があるんかないんかとか。決まったのは直前ですか?」

大沢選手 「試合の前日ですよ。日本のスポンサーにも『まだちょっと分かりません』とか連絡して、試合直前やのになんでこんなことで気が散らなアカンねんと思ったんですけど(笑)。結局ドネアの後やってなって。トップランクはバルデスを売り出したかったんですよね。」

 続いては実際に体験したラスベガスのトップランク興行のスケールはどうだったのか?グローブを交えたオスカル・バルデスは一体どんな選手だったのか?試合当日の話を伺いました。

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              控え室の様子
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   スタンド上部から見下ろしたトーマス&マックセンター

HB 「トップランクの興行というのは体験してみてどうでした?」

大沢選手 「それはもう全てにおいて違いすぎますね。パッキャオ、ドネアというカードの本物のトップランクの興行に立てたということが、他の日本の選手色々いますけど、多分一生かかっても出来んようなことが出来たんとちゃうかな?と思いましたね。」

HB 「まあ間違いなく日本初ですよね。」

大沢選手 「これで自分のボクシング人生の扉って大分開けたやろうなと、まあそれが早いか遅いかと言われたら分からないですけど、このタイミングで開ける時が来たんかなと。本当は勝ってというのが理想ですけど、バルデスは頭三つ四つ抜けてるチャンピオンやったなと」

HB 「僕もあの強さはビックリしましたね。」

大沢選手 「映像見る限りは振り回し系かな?と思ったんですけど、実際対戦してみたら、アイツ角度変えるのめちゃめちゃ巧いですよ。感覚が掴めないというか。普通やったら癖とか見て読んでいくんですけど、バルデスはちょっと読めなかったですね。」

HB 「あれ上体が立ってて堅く見えるけど、軸回転のためには理に適ってるんですよね」

大沢選手 「それプラスね当てるところで曲げてくるんですよ。映像見てもらったら分かりますけど、ガードしてる内側に入ってくるんですよ。なんやねんコイツと思って。」

HB 「反応も速いわけですね。相手のリアクション見てパンチの軌道も変えて…」

大沢選手 「そうです、そうです。順応性がメチャクチャ凄いんですよ。こっちがやったことに二歩三歩先を読んできてるんですよ。ただね僕あれだけパンチもらったのにダメージ全く無かったんですよ。僕首が太いから、壊れるような打たれ方はしなかったですね。」

HB 「グラドビッチとかルエダは一方的にやられてましたからね」

大沢選手 「最後あれ左フックでグラついてやられたように見えたでしょ?」

HB 「違うんですか?」

大沢選手 「あれね、フックの前のパンチなんですよ。みんなレバーってまっすぐ打つでしょ?あいつ裏殴ってきたんですよ。あれで腹が効いたところに顎にもらって、そこで一気に詰められて。」

HB 「4Rでダウンとられた後に、5R入ってワンツーで立て直そうとしたじゃないですか?」

大沢選手 「はいはい」

HB 「そしたらバルデスがスイッチしてきたじゃないですか。あれ見て『ああこいつ頭いいな。引き出し多いな』と思ったんですけど。」

大沢選手 「アイツ賢いですね。瞬間瞬間で冷静な判断できるんで。あれがトップ選手ですよね。ただ後で聞いたんですけど、中島マネージャーが『あいつ鼻の腫れ方が変やったからやってるかもな。でも骨折の腫れ方じゃないな』って言うてたんですけども、あとで海外の記事読んだら、あんまり聞かないんですけど鼻の骨を脱臼してたらしくて。」

 ダウンの原因となったレバーブローは大沢選手にとって、未知の技術だったようです。また、バルデスは技術だけでなく、クレバーさも兼ね備えていました。次回引き続き、大沢選手が試合で体験して感じたこと、試合後の反響、今後の想定されるプランなどをお伝えします。

 試合後も話を聞けて理解が深まったと感じる(旧徳山と長谷川が好きです)


大沢宏晋選手が計量一発パス いよいよ決戦へ!



大沢選手の計量は39分過ぎからです。マイケル・バッファーが「フロムトーキョージャパン」と言ってるのはご愛嬌(笑)。

バルデス選手、大沢選手とも計量一発パスでありました。両者とも肌つやもよく、落ち着いている印象で、好試合が期待できそうです。バルデス選手は体型もナチュラルで肌に膨らみもあり、まだウエイトに余裕がある感じ。「スーパーバンタムでいけるんじゃないか?」と思わせます。この体格でグラドビッチを子ども扱いするようなハードパンチを持っているとは驚きです。一方大沢選手は元ライト級ですが、こちらもギリギリと言うのでなくナチュラルな良い体型。実際ベガスでは出会った選手や関係者から「本当にフェザー?」と驚かれることが多かったそうです。

トップランクは記者会見の映像もアップしてます。大沢選手の登場は53分過ぎです。



生中継するWOWOWさんによるインタビュー映像もこちらから見れます
     ↓
世界戦直前!大沢宏晋/単独インタビュー

トップランクの事情とはいえ、試合がセミに昇格して日本で生中継されることになるなど、試合が決まる過程から神がかり的な展開を見せている大沢選手周辺でありますが、不当なサスペンドを受けていた場所からよくぞここまで来たなと改めて思います。

明日はただ自分のために暴れて欲しい、やりきって欲しい。そして世界中のファンに大沢のボクシングをアピールして欲しいと思います。大阪の片隅のジムが世界に繋がっていることを証明できれば、多くの同じ境遇にいる世界中のボクサーの希望になれると思います。

そして大沢選手がどれだけ華やかな舞台にたとうが、私利私欲の政治闘争に彼を巻き込んでライセンスを止め、人生を妨害した人間が未だにJBCの内部とボクシングメデイア・スポーツジャーナリズムの中にいるということを忘れてはなりません。彼らの責任の追及は競技としてのプロボクシングとは別に今後もやっていきます。それは、プロボクシングをまともなビジネスにする為に絶対に必要なことだからです。

明日は心して試合を待ちたいと思います。

こんな楽しみな試合は久しぶりだと感じる(旧徳山と長谷川が好きです)



バルデス×大沢戦がWOWOWで生中継

になったそうです。日本でもリアルタイムで観戦できます。良かった良かった。

文責:旧徳山と長谷川が好きです