FC2ブログ

HARD BLOW !

亀田VSJBC裁判 判決の前に その② 東京ドームの責任について

今回は一般紙や専門誌はおそらく指摘しない視点で、JBC(日本ボクシングコミッション)危機の責任問題を論じたいと思います。それは、一言でいうと株式会社東京ドーム(以下東京ドーム)にもかなり責任があるんじゃないの?ということです。

私たちは、事業活動において、法令等を遵守するとともに、高い倫理観をもって自らを律します。

これは東京ドームのHPに掲載されている『コンプライアンス行動規範』の一節です。

ご存知の通り東京ドームは、JBCと密接な関係にあります。JBCは東京ドームシティ内のビルに事務所を構えており、同じく後楽園ホールは関東圏のボクシング界にとっては常打ち小屋と言っていいポジションです。また、JBCのコミッショナーや理事長は、後楽園スタジアム時代からずっと、東京ドームからの出向者のポジションです。

JBCと東京ドームとの一体ぶりは、東京ドームのHP内にある以下のページを見ていただければ明らかであると思います。
    ↓
後楽園ホールの格闘史

そもそもJBCは、白井義男の世界挑戦の為に作られた組織で、日本最初のボクシング世界戦ダド・マリノ×白井義男戦が後楽園球場で行われたことからも分かるように、設立当初から東京ドームの外郭団体と言っていいポジションでした。いわば何十年も東京ドームのビジネス、営利活動と一体なのです。

もう一度繰り返しますが、東京ドームには『法令等を遵守するとともに、高い倫理観をもって自らを律します』というコンプライアンス規範が存在し、また東証一部上場企業として、株主や社会に対して重い責任を負っています。

そうした高邁な規範がありながら、安河内剛氏に始まる一連の不当解雇と、その後の労働裁判による度重なる敗訴を主導したのは、東京ドームグループ企業出身の秋山弘志氏です。安河内氏が解雇前に閑職に追いやられているときの職場は、JBCとは何の関係もない、そのグループ企業のオフィスの一隅でした。パワハラの舞台として、東京ドームの関連会社が使われているのです。

さらにJBC職員のリングアナウンサーが「亀田兄弟に監禁・恫喝・暴行された」という狂言を広めて高額賠償を命じられた名誉棄損事件でも、JBCから何ら処分は下されていません。

そして現在、亀田兄弟に提起された損害賠償請求訴訟で敗訴となることが秒読み段階となっています。

これら一連の違法行為・不祥事を東京ドームはなぜに看過されているのでありましょうか?

というかこれら一連のJBCの財政や社会的信用を危うくする裁判でJBC側の代理人を勤めてきた谷口好幸弁護士は、東京ドームのインハウスローヤー(社員弁護士)で現在の肩書は専務取締役執行役員です。JBCを裁判でボロ負けさせると東京ドームでの人事評価は高まるのでしょうかね?

本来顧問弁護士というのは、無理筋の訴訟案件などは「こんな裁判は勝ち目がないから辞めときなさい」とアドヴァイスするのが仕事じゃあないんですかね?特に安河内氏の労働裁判では全く勝ち目がないのに、最高裁まで無駄な上訴を続け、JBCの財政を徒に危うくしています。

弁護士の先生方は「クライアントの要望に応えただけだ」と仰るのかもしれませんが、JBCから支払われた訴訟費用はボクサーたちが命がけで戦って収めてきた、文字通り血の出るような金です。裁判を戦うことで経営が傾くなら、いったい何のための顧問弁護士でしょうか?

東京ドームの経営陣の皆様には、遊園地やプロ野球、コンサートと言った大衆娯楽を提供する企業として、守るべきイメージがあるのではないか?ということを、僭越ながら言わせていただきたいと思います。

そもそも関東圏以外のジムや選手は、後楽園ホールで興行が出来るわけでもないので東京ドームから特に恩恵も受けていません。東京ドームと不離一体の関係を築いて恩恵を受けているのは興行が打てる一部のジムとか、東京ドームホテルでWBO総会を開いてブイブイ言わせてる人たちだけです。

東京ドームはボクシング興行に関与して、長い年月で莫大な利益を得ており、またJBCの現在のトップ・法的責任者は東京ドーム出身者です。

今回の件に知らぬ存ぜぬは余りにも無責任ではないか?と思えてなりません。

明日はライセンスを選手や関係者を脅す材料として運用するJBCの卑怯なやり口について書かせていただきます。

明日はbリーグ見に行く(旧徳山と長谷川が好きです)


亀田VSJBC裁判 判決の前に その①

 ボクシングの亀田三兄弟が、JBC(日本ボクシングコミッション)とその理事を訴えた裁判の判決がいよいよ今週末に迫ってきました。

 とりあえず判決前の情報整理の意味で、この裁判についての過去記事のリンクを再掲しておきます

 亀田兄弟とJBC職員の尋問の様子はこちらから
   ↓
亀田興毅氏主尋問↓
いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART1
亀田興毅氏反対尋問↓
いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART2
浦谷信彰氏(JBC事務局長)の尋問↓
いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART3
秋山弘志理事長の尋問↓
いよいよ最後の戦いか? 亀田とJBCが法廷で直接対決した当事者尋問傍聴記 PART4

 この訴訟は亀田大毅とリボリオ・ソリスとで争われた、IBF・WBA統一戦において、リボリオ・ソリスが体重超過したことによって、IBFタイトルが勝敗によって空位になるのか亀田の防衛になるのか?という情報が錯綜し、結果的に『亀田が負けた場合、IBF王座は空位になる』という間違った情報がテレビ中継や報道で周知されたため試合後に大きな混乱を呼んだことに端を発しています。

 IBFのタイトルは挑戦者が体重超過した場合に移動しないことは、ルールブックに明記されており、IBFの立会人だったリンゼイ・タッカー氏も自分が誤情報を発信したことを認めています。当該試合のルールミーテイングにはJBCも参加しており、彼らにはルールブックを参照して正しい裁定を調べて、メディアに情報を発信する義務があります。

 JBCは、試合の統括管理者でありながら職責を放棄し、のみならず誤情報が広まった原因を亀田サイドに一方的に押し付けて当時亀田兄弟が所属していた亀田ジムの会長とマネージャーのライセンスを停止。新会長の人事や移籍についてもあれこれと難癖をつけて事実上妨害したことで、亀田兄弟の選手活動は著しく制限されました。

 亀田兄弟が請求している6億6千万円という金額は、ライセンスがあれば得られたはずの利益を過去の納税書類に基づいて算出しており、一見多額に見えますが根拠のある数字です。

 根本的な問題として、この問題における亀田大毅選手と亀田ジムは、リボリオ・ソリスのやらかした体重超過の被害者であるはずです。手落ちはあったかも知れませんが、なぜに亀田だけが責任を問われなければいけないのでしょうか?

 そしてJBCはこの事件を起こす前に安河内剛氏をはじめとする多数の職員を不当解雇して、結果的に数千万円という多額の金銭を損害賠償と裁判費用で空費しています。

 安河内剛氏の地位確認訴訟判決文
             ↓
        高等裁判所判決文

 更に安河内氏の不当解雇に加担した獨協大学出身の巻き舌ナルシストリングアナが、「亀田兄弟に監禁されて恫喝されて暴行されました」と虚偽の被害を申告して大騒ぎ。安河内氏を追放するときにも嘘八百書いてた捏造ライターの片岡亮と組んで記者会見まで開いて大げさに被害体験を訴えましたが、一部始終がビデオに録画されていたことで恥ずかしいウソがばれて、逆に敗訴し、およそ300万円の賠償を命じられています。

 今週判決が出ることでいくつか報道記事はでると思いますが、この問題を時系列順に整理すると

・一部職員とレフェリー・リングアナが画策した不当解雇により労働裁判で敗訴し、損害賠償と裁判費用でJBCの財政が悪化
      ↓
・嘘つきリングアナとライターが共謀して『監禁・恫喝・暴行』を捏造した名誉棄損事件で信用が失墜
      ↓
・大毅×ソリス戦後のライセンス停止による活動妨害に対して亀田に裁判を起こされて、数千万円の高額賠償が必至

という流れがあり、全てが密接に関連しています。労働裁判で金が無くなり、職員による暴行事件の捏造騒ぎで信用がなくなり、亀田との裁判で息の根が止まりそう、という三段跳びで肥溜めに落ちる一歩手前となってるわけです。



口幅ったいことは言いたくありませんが、私たちは何年も前から、こんなアホな裁判や被害体験の捏造、処分の乱発などは全部意味がないからお辞めなさいと何度も言ってきました。こんなことは素人がちょっと調べても分かる事です。

専門の記者やJBCの顧問弁護士、協会の会長達なら事実関係は容易に分かったはずです。破綻が間近になって騒ぎだしてますが、安河内氏が労働裁判の一審で勝訴した時点できちんと総括してればこんな悲惨な事態にはなっていないのです。

JBCに害をなした人達にはちゃんと責任をとって欲しいですが、これまでの経緯を見ると、「どうせうやむやになるんでしょ?」という醒めた気持ちしか浮かびません。自浄作用がない世界には未来はないですけどね。

判決後は『ボクシング愛』とかそういう美辞麗句に騙されないで、社会の中でボクシングが存続できるようなあり方を考える必要があると思います。

3月の観戦が楽しみな(旧徳山と長谷川が好きです)

健保金問題 電子署名サイト

署名サイト_R

電子署名・キャンペーンサイトとしてお馴染みのchange.orgにおいて、健保金問題の究明を求める電子署名ページが設立されました。

電子署名サイトへのリンク    
    ↓
プロボクサーの納めた健保金を守ろう

change.orgは国境なき医師団や三遊亭円楽師匠も利用している電子署名サイトです。署名用紙を郵送する手間なども省けますので大変便利です。

このページは、昨晩設立されてすでに50筆近くの署名が集まっています。署名用紙と併せて皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

この記事はしばらくトップに固定しておきます。

HARD BLOW!一同

健保金問題を矮小化しようと必死の人たち

 いよいよ法廷闘争という段階へと突き進みつつある健保金問題でありますが、このしょうもない混乱の責任は全て

「最高裁判決に従わない」
健保金問題の存在を認めない
嫌疑を晴らす為の情報公開もしない
違法行為に至る組織経営の間違い認めない


というないない尽くしのJBC側にあります。

しかしながら、『違法行為上等!』のブラック経営道をひた走るJBCを、ことここにいたっても熱烈応援するイカレた方が、虚しいネガキャンで今日も安河内事務局長や渡辺協会長、松尾会長を貶めようと必死のようでございます。人間と言うのはここまで卑小な存在になれるのか?と驚くばかりです。実際彼らの論拠はおかしなことばかり。論理も倫理もゼロどころかマイナスでございます。

以下、彼らのおかしな論を検証していきましょう。

財団法人では保険業務は出来ない

日本山岳協会は保険制度維持しています。というわけで出来ます。
    ↓
山岳保険について

健保金は安河内時代に一般会計に組み込まれている

法改正で公益財団法人の資格を一斉に見直す必要上、一旦経過法人となった関係で、一時的措置として会計処理されただけで、実態として保険制度も基金も維持されていました。JBCは保険業務を継続するためにも、是が非でも公益法人格を維持する努力をするべきでしたが、あっさりと一般財団法人になってしまった(とはいえ実態としては現在も経過法人であります)。
「安河内のせいだ」というのは問題の実態がわかっていない人の妄言に過ぎません。松尾会長は2013年から健保金の制度の維持を訴えており、その時点でJBCは協会の抗議を受けて健保金の残額を別口座に移しており、基金的な性格を知悉しています。今頃になって「会計的には一体に管理して来ました」と主張しても無駄であります。
そもそも競技の特性上、傷病対策はJBCにとって最重要の問題であり、そこを投げ出すならJBCの存在意義自体が問われることになる。

安河内氏の裁判と健保金問題は関係ない

健保金は敗訴確実な無謀な裁判費用で消費された可能性が高いので、非常に関係があります。

健保金問題を急に騒ぎ出すのはおかしい

2013年に制度改悪が告知されてからずっと問題になっています。急に問題化したわけではありません。

出勤しない安河内はおかしい

地位確認裁判と言うのは職権を争うものであり、職権を剥奪するような制度変更があれば判決の無視であり、新たな違法行為であることは明らかです。もしこのような制度変更を認めるなら、ブラック企業の跳梁を許すことになり、法の精神の否定となります。制度変更して職権を剥奪するような卑劣な行為を肯定する人間は、単なる社会悪であります。ボクシング界にとどまる問題ではありません。

JBCを批判している人間は亀田にあやつられている

 困った時の亀田頼み、亀田あったらメシ何杯でも食える、無人島に一枚レコードを持っていくなら亀田、という感じで亀田出しときゃ、頭の弱いボクシングファンの感情を動員できるだろうというお馴染みの作戦であります。

 現代ビジネスの長文インタビューで健保金問題や安河内裁判への対応を厳しく批判した、協会におけるJBC批判の急先鋒である協栄ジムの金平桂一郎会長は亀田一家と報酬を巡り裁判闘争となり関係が決裂し、最近では大竹氏を会長にした亀田ジムの協会加入に反対して阻止したと言われる方でございます。なんでこんな人が亀田に操られていることになるのでしょうか?頭の回路が混戦しているのでしょうか?

 理事会で浦谷氏の解任に投票した大橋秀行氏も亀田の操り人形なのでしょうか?

 亀田黒幕論はもはやユダヤ陰謀論と同レヴェルのヨタであります。

 判決からまもなく三ヶ月が経とうというのに、未だに違法行為の当事者が組織に居座っているのは、法治国家の常識から言っても明らかに異常であります。

 詭弁を弄する連中に辟易する(旧徳山と長谷川が好きです)




泥沼化のJBC 問題 コミッショナー責任追及へ

23日に行われたJBC緊急理事会は、JBCの健全運営と財務再建を目指した日本プロボクシング協会の強い要請をことごとく否決し、コミッションの最高決定機関であるJBC理事会は協会との全面対決姿勢を打ち出した。

協会の要請した理事会議案には、問題視される浦谷氏の職務停止、地位確認裁判で最高裁確定した安河内剛氏のJBC理事選任、紛糾する健保金問題解明と破綻が予想される財政問題の解明とそれに向けての調査委員会の設置など。
何れも破綻寸前のJBC再建には欠かせない重要議題であったが、オブザーバーとして出席した渡辺協会長らに意見を述べる機会も無く、それらすべて挙手採決された。

緊急理事会出席者は以下の通り。
JBC理事                              
久代コミッショナー
秋山理事長
土屋理事
津江理事
大橋理事
浦谷統括部長

協会オブザーバー
渡辺全日本ボクシング協会長
新田協会事務局長

今回の理事会議決票について秋山氏は理事会議長、浦谷氏は議案の関係当事者であることから外されるので有効票は4票。
議案否決に賛成は久代氏、土屋氏の2票、反対は津江氏大橋氏の2票で同数の為、最終的に理事長権限で秋山氏が否決として、3-2で決定された。

これら議案の重要性を説明した津江理事に対し、コミッション最高職である久代コミッショナーは否決の理由に一言も言及していない。否決にはそれ相当の理由があるはずだ。しかし、それを述べようともしない。
いや、突然駆り出されて問題の重要性を理解していなかったのだろう。
コミッショナーが出席しても、理事会はこれまで通り、まともな議論がなされなかった。
やはり秋山氏の意思ひとつで理事会は運営されているのだ。
こうして、すべてを理事会が否定したことで、協会側が差し伸べようとした支援の手をもJBCは振り払った事になる。

ここで理事会メンバー9名をもう一度確認してみると、議案否決票3人すべてが東京ドーム関連である事が分かる。

コミッショナー 久代 信次(東京ドーム会長)
理事長  秋山 弘志(元松戸公産会長)
理事  土屋 誠次(元東京ドームホテル会長)

理事  向島  祐(大同病院副院長)
理事  谷 諭(東京慈恵会医科大学付属病院脳神経外科教授)
理事  大槻 穣治(東京慈恵会医科大学付属第三病院救急部 准教授)

理事  津江 章二(共同通信社編集委員)
理事  浦谷 信彰(JBC統括本部長)
理事  大橋 秀行(前ボクシング協会長)


年功序列の社風を考えるとこの中では秋山氏が実質の発言権があるという声も。
あらかじめ秋山理事長は票読みが可能であった訳で、これまでの自らの意思を通すためには、議決から外された浦谷氏に代わって、久代コミッショナーを引きずり出さなければならなくなったと考えるのが妥当だろう。
目先に囚われたこの愚行がどのような結果をもたらすか、直に明らかになる。

さらに欠席者3名は偶然にもリングドクター関連の大槻氏、向島氏、谷氏。
ここにも理事会崩壊の一因がある。
まさか秋山氏に出席を止められたとまでは言わないが、都合があるとしても、あるいはどちらにも与しないと中立を装いながら、意見を述べない、重要な議案に参加しない。
せめて意見書を提出するか、あるいは出席して堂々と白票を出せばいいではないか。
理事としてのその職務を放棄したも同然という事が理解できているのだろうか。
あまりに無責任ではないか。

コミッション理事会はガバナンス崩壊を自ら明らかにしてその権威を失ったが、全容と実態がほぼ表に出た。
これは組織再生へのリスタートになる。
渡辺協会長は決裂に肩を落としたようだが、問題点を明らかに、そして明確にした功績は大きい。
協会長として、これまで誰もやらなかったのだから。

理事会否決は秋山氏による出来レースとも言えるが、しかし、これが保身の秋山氏にとっては予想外の展開へとつながる。
もう秋山氏には一寸先さえ見えていない。

ThePage記事ボクシングの内紛問題決裂で再び法廷闘争へ
本郷陽一記者のインタビューに緑ジム松尾会長が答える。
「ある程度予想はしていたが、久代コミッショナーまで出席して決定されたということの意味は大きい。JBCの最高責任者であるコミッショナートップまでが、健保金の問題を真剣に考えないとなると、私たちは行動を起こすしかなくなった」(引用ここまで)

さらに協会関係者らは同調する。
「理事会の決定には失望したが、逆にスッキリとした。これで責任追及が明確になった」
「水面下で必死に調停に動いた協会(執行部)もこれだけハッキリと(元凶が)見えて動きやすくなったはず」
「JBCは存続させたい。しかしコミッショナー解任動議もやむを得ない。来るところまで来てしまった」

こうした声は何を表すのだろうか。
JBC再建を願って途方に暮れる様な時間と労力を費やしても誠意は秋山JBCには通じなかった。
問題の表面化、裁判沙汰や問題の長期化を嫌ったムラ社会論理もある意味、知恵として機能した場面もあった。
しかし、痛みを伴なっても、「根本から変えなければならない」という意識が今、業界内に初めて広がったのだ。

最後に本郷陽一記者の問題の本質に迫った秀逸な記事から、松尾会長のボクシング人としての心の痛みから発せられた言葉を再び引用させて頂く。

「私たちが問題にしているのは健保金の問題だけ。ボクサーは命がけで戦っている。そのボクサーから強制的に徴収して何か事故があったときに対応するためのお金がどんどん減っていて、しかも何に使われているかわからない、という状況を見逃していては、ジムの経営をする資格はない。ボクサーを守るために一緒に戦わねばならないし、その大事なお金が何に使われているかもわからない事態に黙っているわけにはいかない」

「 裁判などして、事を荒げたくないんだ。なぜそれができないのか。地裁、高裁と負け続けたのに最高裁まで上告して、負けるべくして負けた安河内裁判も、なぜ続けたのかよくわからない。これだけ非があるのに認めようとしない理由がわからない。そうなると《あなた達、罪人になりますがいいですか?》ということになる」


文責 B. B (雑文で大変申し訳ありません。)